非公式にモルドール・マキュラ(Mordor Macula:マキュラはやや広い斑点状の地形を言う)として知られる暗く不可解な北極領域が、冥王星の最大の月カロンのこの主たる高解像度のポートレイトを覆っている。2015年7月14日に冥王星に最接近して通り過ぎたニューホライズンズによって捕えられ、この画像データは9月21日に地球に送られた。この結合された、青、赤、赤外線データは、約 2.9 キロメートルの解像度で、地表の特性の変化を表す色を誇張するために処理された。実際には、カロンは、惑星地球の約10分の一の大きさで、差渡し 1,214 キロメートルである。このことは、カロンを、太陽系の惑星の、惑星と比較した最も大きな衛星にしている。カロンの冥王星に面する半球のこの注目に値するイメージは、滑らかな南の平原を様々な北の地形から切り離しているように見える、明確にこの月を取り巻いている破断と峡谷のベルトの明瞭な視界を示している。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
<大判>: イメージをクリック