ミルキーウェイのガスの雲は何処にあるのだろう、またそれらは何処に行くのだろう? 宇宙で最も多いガス、水素の、新しい空の最高解像度のマップが最近完成し、その基礎となるデータとともに公開された。21センチメートルの水素の放射の全天マップが、カラーによって、明るさと速度の大きさを示している。我々に向かう低放射速度は青で、遠ざかる低放射速度には緑の色が人工的に付けられている。中央の帯は我々のミルキーウェイ銀河の平面であり、一方、右下の明るい場所は近隣のマゼラン雲である。この HI4PI マップは、ドイツ北の Effelsberg 100メートル電波望遠鏡、オーストラリア南のパークス64メートル電波望遠鏡など100万以上の観測からのデータを集めている。このマップの詳細は、我々のミルキーウェイ銀河の星の構成と星間のガスの存在をより良く人類に知らせるだけでなく、宇宙の外を観測するとき、このローカルガスがどのように多くの光を吸収するかを知らせている。マップに関する多くの詳細がまだ十分に理解されていない。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
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