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10月18日:中性子星衝突による重力波を初めて検出

2017年10月17日 17時34分53秒 | 天文・宇宙

この記事は先行して公開しています。

8月17日、重力波観測施設米国のLIGOとイタリアのVirgoが中性子星の衝突から発したと推測される重力波を初めて検出しました。この爆発は、同時に、インテグラル、スウィフト、フェルミ、チャンドラなどの天文衛星でも、ガンマ線、X線など電磁波を通して確認されました。「ホームページ」の 特集「中性子星衝突による重力波初めて検出」に各記事の要点をまとめましたのでご覧ください。

なお、18日は、その他の記事は休みます。

大判イメージはありません。

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10月17日:中性子星の重力波を検知/近くの星フォーマルハウトの周辺の氷のリング/お知らせ

2017年10月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

10月16日、多数の衛星、重力波観測施設LIGOから、8月17日に起きた中性子星の衝突に起因する重力波を検知したと発表されました。記事はヨーロッパ宇宙機関のインテグラル、NASAのフェルミ、チャンドラ各衛星、地上のLIGOなどがあります。全記事を全て掲載できないので、後刻編集の上お読みいただきます。以下、ヨーロッパ宇宙機関の記事を掲載して置きます。

ヨーロッパ宇宙機関のインテグラル衛星は、最近、二つの中性子星の衝突によって放たれる重力波と関連があるガンマ線のフラッシュを発見する際に重要な役割を演じた。8月17日、突然のガンマ線が宇宙でほぼ2秒間明るくなった。これはヨーロッパ宇宙機関のインテグラルとNASAのフェルミ衛星によって直ちに記録された。このような短いガンマ線爆発は稀ではない、インテグラルは毎年ほぼ20を捕えているが、これは特別だった。米国のレーザー干渉計重力波天文台(LIGO)の探知器が、強力な宇宙の出来事に起因する時空の変動の重力波の通過を記録した。

 

近くに星フォーマルハウトのまわりには何故大きな氷のリングがあるのだろう? 夜空に容易に見えるこの興味深い星は僅か約25光年に横たわり、いくつかの内部のダスト・ディスクとともに少なくとも一つの惑星(ダゴン:Dagon)が周っている。更に興味深いのは、恐らく、約20年前に最初に発見された異常に鋭い内部の境界を持つ外側のリングである。アタカマ大ミリメートルアレイ(ALMA)によるこの最近のイメージでは、フォーマルハウト・システムのハッブル・イメージ(青)に重ねられた、完全かつ先例のない詳細の外側のリング(ピンク)を示している。主導的な理論は、このリングは惑星の構成要素オブジェクト、氷の彗星と微惑星体を含む多数の激しい衝突から生じ、一方リングの境界はまだ見られない惑星の重力によるというものである。もし正しいなら、フォーマルハウト・システムのいかなる内惑星も、恐らく、我々の惑星システムで40億年前に「後期の激しい爆撃(Late Heavy Bombardment)」と呼ばれるエピソードで最後に見られた猛攻撃、大きな流星と彗星によって絶えず激しく叩かれている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: フォーマルハウトについては こちら を参照。

<お知らせ>: 国際宇宙ステーションプログレス貨物船は、日本時間10月16日午後8時4分に中国東上空でステーションとドッキングしました。写真はNASAテレビから。 

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