このイラストレーションは、パーサービアランス(Perseverance)が火星の表面から集めたサンプルを地球へ運ぶためにチームを組む、複数のロボットのコンセプトを示している。NASAとヨーロッパ宇宙機関は、パーサビアランスによって集められ、チューブに収められ封印された火星の岩石や土壌のサンプルを、地球での詳細分析のために持帰るコンセプトを開発している。現在のコンセプトでは、左下のパーサビアランスがサンプルを集めたジェゼロ・クレータの近くに着陸船を送る。NASAが提供するサンプル回収着陸船(右端)が、NASAのロケット(火星上昇船)を運び、第二の着陸船(背景)が、ヨーロッパ宇宙機関のゴルフ・カートよりやや小さいサンプル引取ローバー(中央)を運ぶ。この引取ローバーは、パーサビアランスが地表に残したサンプルを集め、サンプル回収着陸船に運び、火星上昇船に移す。パーサビアランスが直接新しいサンプルを着陸船に届けることもある。火星上昇船はサンプルを収めた容器を軌道に打上げる。火星軌道で待つヨーロッパ宇宙機関の地球帰還軌道船は、NASAが提供する捕獲、封入、持帰りシステムを使って、軌道を周っているサンプル容器とランデブーして捕える。このシステムは容器を捕え、地球に持帰るために、地球エントリーシステムの中にそれを準備をする。
<出典>: 「火星探査計画(Astronomy Picture of the Day)」
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<ひとこと>: パーサビアランス(Perseverance)の「読み」については こちら から。
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<火星探査>
今日のテーマ: 火星のタンタウルス・フォッセ (マーズエクスプレス)
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