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6月5日(月): 土星の環は若く儚い?/ミッション別ページ

2023年06月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

エイムズの三つの研究、土星の環は若く儚いと言う

人間はリングなしでは土星を見ることはできなかっただろうが、恐竜の時代には、この惑星はまだその象徴的なアクセサリーを手に入れていなかったかもしれず、また、将来の地球の住人は再び環のない世界を見るかもしれない。
カリフォルニアのシリコンバレーにあるNASAのエイムズ研究センタの科学者達による最近の三つの研究は、NASAのカッシーニミッションからのデータを調べ、土星の環が天文学的には若く短命であるという証拠を提供している。
この新しい研究では、リングの質量、それらの「純度」、入ってくる破片がどれだけ速く追加されるか、リングが時間とともにどのように変化し、どのように影響するかを調べている。これらをまとめると、リングがどのくらいの期間存在し、残っている時間がよりよく理解できる。
リングはほぼ完全に純粋な氷である。それらの質量の数パーセント未満が、砂粒よりも小さな小惑星の破片などの微小隕石から来る、氷以外の「汚染」である。これらは常にリングの粒と衝突し、惑星を一周する物質に破片をもたらす。科学者達はこれらの到来が不明であったためリングの年齢を特定するのが難かしかった。
今、三つの新しい研究の一つが、氷以外の素材のトータルの到着率と、それらが、形成以来リングをどの程度汚染してきたかについての良いアイデアを与えている。この分析はまた、科学者達が考えていたほど微小隕石が速く入ってくるわけではないことを示しており、このことは、土星の重力が物質をより効果的にリングに引き込むことができることを意味している。これらの証拠は、リングが、土星と太陽系の年齢46億年と比較して極く短い数百万年以上、この宇宙の霰を伴う嵐にさらされなかったかもしれないと言うことを加えている。--- 以下略。

<出典>: 「土星(Saturn)」

<ひとこと>: イメージのリンク先は壁紙サイズ版(1600 × 900)です。


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