ベピ・コロンボ3回目の水星フライバイ、3枚のハイライトイメージ
ヨーロッパ宇宙機関/日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)のベピコロンボミッションは、2025年の水星軌道入りを目指した軌道調整で、新しく名付けられた水星のインパクトクレータのイメージと共に、水星での6回の重力アシストフライバイの3回目を行った。このフライバイは、水星の夜の側で、2023年6月19日に、この惑星の表面から約236キロメートルで、国際時間19時34分に行われた。
<参考>: ベピ・コロンボはヨーロッパ宇宙機関/日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の共同ミッションです。水星軌道到着までの母船の運行はヨーロッパ宇宙機関が担当しています。軌道到着後、ヨーロッパ宇宙機関の探査機と日本の探査機を放出し、それぞれ別のミッションに当たります。強い熱と強力な引力を持つ太陽に近い水星の探査であるがゆえに、フライバイを繰り返しながら徐々に接近し、特殊な防熱システムを展開して探査にあたります。次回のフライバイは2024年9月の予定でしばらくは積極的な行動はありません。
<大判>: 下のイメージの 左 、 中央 、 右 から大判をご覧ください。
<ひとこと>: 水星は、これまで、主に NASAのメッセンジャー宇宙船(当サイトのページ) が調査しており、多くのクレータに名前が付けられています。水星のクレータには世界の文化人の名が付されており、オウキョ(丸山応挙)、ソウセキ(夏目漱石)など、またチャイコフスキーなど多数の音楽家や画家などの名が付されています。イメージに出てくるクレータの名にはレンブラント(Rembrandt:画家)、エミネスク(Eminescu:ルーマニアの詩人)など、かって名付けられたものも見られますが、新しく付与されたもので先例にこだわらない名も見られます。公式な名は国際天文学連合の承認が必要ですが非公式なものもあります。命名方法に着目するのも面白いかも知れません。
<出典>: 「ベピ・コロンボ(BepiColombo:(ESA)」
<追記>: 後日(6月22日)の発表のため追記:ビデオは こちら(.mp4) から。
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