カナダの火災による一酸化炭素
気候変動が世界中で山火事のリスクを高め、2023年5月と6月にカナダを襲った一連の火災は、これまででその国内で最悪の火災シーズンになることを示唆している。これらの火災は、人命、野生生物、環境、財産に深刻な脅威をもたらすだけでなく、大気質にも影響を及ぼす。
ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスセンチネル5Pミッションのデータによるこのイメージは、5月1日から6月13日までの、一酸化炭素の平均濃度を示している。オレンジ色の濃い色調で描かれている非常に高い濃度は、その間の活発な火災に関連している可能性がある。イメージは、また、この大気汚染物質が米国のニューヨークまで、また、大西洋を越えてどのように運ばれたかをも示している。
<出典>: 「今週のイメージ(Week in images: ESA)」
<大判>: 大判はイメージをクリック。
<ひとこと>: 具体的にはイメージのリンク先(原画)で確認してください。
なお、17日に掲載した“国際宇宙ステーションから”のケベック州の火災はカナダの東部であり、この“ヨーロッパ宇宙機関から”の記事は、カルガリ周辺の、カナダ西海岸地方に始まっていることに注意してください。
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<お知らせ>:
ジェームスウェッブ宇宙望遠鏡の観測から、宇宙の再電離時代の理論の裏付けが発表されました。下表 「ジェームスウェッブ宇宙望遠鏡(6月19日)」 から。
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