ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 向日葵の咲かない夏 」   道尾 秀介

2016-10-05 21:35:28 | 
     「 向日葵の咲かない夏 」  道尾 秀介 

        
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終業式の日、先生に頼まれ欠席したS君にプリントを届けるため家を訪れたミチオは、S君が首をつっているのを見つける。
あわてて学校に戻り、担任の岩村先生に知らせるが、先生が訪ねたときにはS君の死体は消えていた。警察は行方不明事件として捜査を始める。
1週間後、S君は蜘蛛に生まれ変わり「 僕は殺されたんだ 」と、訴える。 ミチオと妹のミカは事件の真相を探るため調べ始める。
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N町では、犬・猫が殺され足が折られて、口に石鹸を詰め込まれている事件が数件発生しています。 事件との関係は、、、。
ミチオの母親の不可解な態度や、岩村先生の秘密。 古瀬泰造爺さんの行動や、相談にのってくれるトコお婆さんとは。 えっ! 妹のミカまでもが。
生まれ変わりや出来事はミチオの妄想なのか? 謎だらけで話は展開して、思ってもみない結末へと進みます。

最後まで読んでも、しばらく、どうなったのかが理解できなくて、先に読んでいた息子に説明を受け、ようやく分かりました。
最後の「 太陽は僕たちの真後ろに回り~~長い影が1つ、伸びていた。 」 そういうことか。  ミチオくん、辛かったね。 でも、本当にそうだったのかな?  
いろいろ謎も残る、心理的なサイコ・ミステリーでした。


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コメント
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