MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

Louis Philippe / Appointment with Venus

2009-04-07 02:11:30 | ジャケ買い

ベルギーのCrepusculeレーベルで
The Border Boys~The Arcadiansとして活動していた
Philippe AuclairがLouis Philippeを名乗って
élから86年に発表したソロ・デビュー作。
ジャケ買いとはいっても
これはもちろん、内容も納得して購入した1枚です。

Louis Philippeの作品は
結局最初の6枚までしか聴いていないので
とても熱心なファンとはいえないのですが
あえて言わせてもらえば
曲の美しさという点では、ジャケット同様このアルバムだと思います。

いかにもフレンチな「La Pluie Fait des Claquettes」
物悲しくて美しい「Man Down the Stairs」「The Orchard」
唯一ポップな「Heaven is Above My Head」など
とくにA面の流れはほぼ完璧です。

B面も、ボサノヴァ・タッチの「Touch of Evil」
アルバム中で一番綺麗な「Angelica My Love」
ラストの「Fires Rise and Die」と
息を呑むほど美しい曲がそろっています。

翌87年に一部収録曲を加えて曲順を変えた
鐘のジャケットの日本盤「Passport to the Pogie Mountains」が
発売されているため、日本では「Appointment~」は
やや存在感が薄いような気がします。

しかし「Passport~」の方はシングル曲などを
無理やり詰め込んでしまった感が強く
やや明るめの「You Mary You」「Like Nobody Do」も入っています。
選曲が全体の印象を散漫にしてしまった感じは否めません。

余談ですが、その少し後の88年に
ひょんなことから競馬をすることになってしまったのですが
何もわからないので名前で選ぼうということになって
最初に買ったのが「サクラアンジェリカ」という馬でした。
もちろん「Angelica My Love」から連想しました。

試聴はこちらで。
いま気がつきましたがCDは2曲ボートラ付きです。

コメント (2)
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