MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

<アルバム・レヴュー>Friday Bridge「Intricacy」

2007-08-21 23:42:30 | レヴュー
久しぶりにApple Crumble Recordさんで買い物をし、昨日CDが4枚届きました。
Friday Bridgeは、This Year's Modelというスウェーデンのバンドの紅一点キーボーディストYlva Lindbergによるポップ・プロジェクトです。今年になってこのブログで2、3度取り上げていますが、実は2年ほど前に「The Lady Julie」という曲を聴いて以来ハイトーン・ヴォイスが強く印象に残っていました。
今年の5月に初のフル・アルバムを発表していますが、その時は音楽的にはどうかなという気がしたので見送っていました。そして今回何となく注文して、4枚届いたCDの中で一番期待していなかったのがこのアルバムだったのですが、良い意味で裏切られました。
細くて高い声なのですが、キュートというよりはエレガントです。肝心のサウンドはオーケストレイションを使った軽いエレポップで、どの曲もよく練られています。ソングライティングというよりはアレンジ・センスの良さがにじみ出ている感じです。とくに「Love And Nostalgia」はタイトルの通り甘さと酸っぱさを備えた極上のエレポップです。きょう1日でこの曲を10回以上は聴きました。他の曲も予想以上にヴァラエティーに富んでいて、フランス語で歌う曲も何曲かあります。
ジャケットといいサウンドといい写真に納まる彼女の姿といい、何となく美意識を感じます。オフィシャル・ページやMySpaceにはFriday Bridge4カ条のようなものも掲載されていたりします。 MySpaceにもある「The End Of The Affair」という曲が収録されていますが、なぜか手持ちのCDでこのタイトルの曲はこれが実に5曲目です(他はWeekend、The Field Mice、Marine Research、Club 8)。そんなにベタでもないのになぜか最多です。どうでもいいことですが・・・。
MySpace↓
http://www.myspace.com/fridaybridge
全曲フル試聴できます↓
http://www.klicktrack.com/shop/release.jsp?r=33427
オフィシャル・ページ↓
http://www.fridaybridge.net/

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