MUSIC IS THE SCENERY

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<アルバム・レヴュー>Sakert!「Sakert!」

2007-03-10 00:35:23 | レヴュー
Hello Saferideことスウェーデンのシンガーソングライター、Annika Norlinのニュー・プロジェクト「Säkert!」のファースト・アルバムが届きました。

英語で歌うHello Saferideとは異なり、このSäkert!はスウェーデン語で歌います。よって何を歌っているのかはさっぱりわかりませんが、全体的にHello Saferideとしての作品よりもサウンドがクリアになりました。
ストリングスを使ったシングル曲「Vi kommer att dö samtidigt」や「Allt som är ditt」、Vapnet/SibiriaのMartin Hanbergもヴォーカルで参加したハンドクラップ全開の「Sanningsdan」などはロックといってもよいくらいのサウンドです。ギターポップの「Och jag grät mig till sömns efter alla dar」もあれば、Hello Saferideのアルバムでも聴けたようなしっとりめの「Någon gång måste du bli själv」「Ditt kvarter」もあります。            
同じアコースティックな曲でも「Det här är vad dom säger」「Stetoskop」「Du kanske var på Holmön」 あたりでは新境地を開いています。Vapnetの曲に近い北欧らしさが出ています。これもスウェーデン語によるところが大きいかもしれません。もちろんAnnikaの独特な節回しはアルバムを通して健在です。

Hello Saferideのファースト「Introducing・・・」(今月14日にHandcuts Recordsから日本盤発売)もアコースティックな好アルバムでしたが、今回の「Säkert!」はそれを軽く超える傑作といえそうです。とはいってもスウェーデン語では日本盤は出ないでしょうね。
(「säkert」は英語の「surely」の意味だそうです)
http://www.klicktrack.com/shop/release.jsp?r=18136

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