MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

19 キラキラ・ギターの裏街道バンド、Razorcuts

2006-07-03 01:30:15 | アーティスト紹介
 80年代の半ばに当時インディー・ポップが盛んだったオックスフォードから登場したバンド。中心人物はグレゴリー・ウェブスター。サブウェイ・オーガニゼイションからシングルを出した後、クリエイションからアルバムを2枚残し解散してしまう。
 彼らの音楽は、甘いメロディーをバーズ直系のラフだがキラキラしたギター・サウンドで味付けした。グレゴリーのヴォーカルは決して上手とはいえないが、それでもきっちりと歌い上げてくれる。どちらかというと冬が似合うバンド。同じオックスフォードのタルーラ・ゴッシュ、ヘヴンリーとは家族的といってもよいほどかなり近い関係にある。
 結局彼らはタルーラ・・・、ヘヴンリーに比べるとややインパクトに欠け成功は収められなかったが、アノラック・バンドの草分けとしてインディーズ・シーンではそこそこの評価を得ている。
 バンド解散後、グレゴリーは元タルーラ・ゴッシュのメンバーだったエリザベス・プライスとザ・カルーセルを結成、その後サターンVというバンドでマンチェスター・ブームに乗りかける。96年にはソロ・アルバムを出しているのだが、そこに収録された「Winter」という曲は隠れた名曲。現在はスポーティクというバンド名で活動している。

<私の選んだRazorcutsベスト5>
1 Snowbound
2 I'll Still Be There
3 Across The Meadow
4 Silhouette
5 Mile High Towers
 

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