78年から83年ころまではチャートの虫でした。当時、毎週土曜の夜に湯川れい子さんの進行による「全米トップ40」というラジオ関東(現ラジオ日本)の番組がありました。ビルボード誌のヒットチャートを基にした、アメリカ製作のカウントダウン番組の日本版なのですが、毎週40位から1位までノートに書き込み、それを大事に保管していました。
ちょうどその時期に活動した忘れられないアーティストで、いかにもアメリカといった感じのカントリー風味のポップ・ソングで次々にヒットを飛ばした「Dr. Hook」というグループがありました。なぜ今Dr. Hookなのかというと、たまたま見た今年3月の英国のアルバム・チャートにこの人たちの「Dr. Hook Hits And History」というDVD付きのベスト・アルバムが14位に入っていたからです。
Dr. Hookは、シンガー・ソングライターDennis Locorriereとアラバマ生まれのアイパッチを付けたRay Sawyerを中心にしたニュージャージー州ユニオン・シティのバンドで、当初はDr. Hook & The Medicine Showの名前でまず72年に「Sylvia's Mother」、翌73年には"ローリングストーン誌の表紙をかざってやるぜ"と歌った「The Cover Of The Rolling Stone」のコミカルな2曲を立て続けにシングル・チャートの5位と6位に送り込んでいます。しばらくのスランプの後Dr. Hookと改名してほのぼのポップス路線に変更、76年にSam Cookeの曲「Only Sixteen」(6位)、「A Little Bit More」 (11位)のヒットを飛ばしています。
そしてまた低迷期が来ましたが、私が「全米トップ40」を聴き始めた後には、80年代の初めまで次のようにコンスタントにヒット曲を生んでいます。
Sharing The Night Together(79年6位)
When You're In Love With A Beautiful Woman(79年6位)
Better Love Next Time(80年12位)
Girls Can Get It(80年34位)
Sexy Eyes(80年5位)
Baby Makes Her Blue Jeans Talk(82年25位)
シングルの好調さとは裏腹に、アルバムが全く売れない人たちでもありました。日本ではもっとひどいことに、これだけ米国で売れていてもほとんど無視状態でした。当時は全米でトップ40に入った曲の9割くらいが日本でもシングル発売されていたのですが、78年の「Sharing The Night Together」(めぐり逢う夜) の日本発売が決まったのはトップ10に入った後という有様です。まあ日本では受け入れにくい音楽だったのでしょうが、あまりこの人たちのファンという人を見た記憶もありませんでした。続く「When You're In Love With A Beautiful Woman」(素敵な娘に出会ったら)は少し調子のいい分かりやすい曲だったのでそこそこ話題になりましたが、その後もかなり地味な存在でした。
ところで気になったので英国チャートを見たところ
Sylvias Mother(72年2位)
A Little Bit More(76年5位)
If Not You(76年5位)
When You're In Love With A Beautiful Woman(79年1位)
Better Love Next Time(80年8位)
Sexy Eyes(80年4位)
となっています。
アルバム・チャートでは、90年代以降のベストものだけでも
Dr. Hook Completely Hooked - The Best Of Dr. Hook(92年3位)
Dr. Hook Love Songs(99年8位)
Dr. Hook Hits And History(07年14位)
と、理由はわかりませんが、なぜか英国の人気の方が高いようです。アメリカ的な音楽なだけにかなり不思議な気がします。
上のジャケット写真のとおり本当に心温まる良い曲がたくさんあるので、ぜひ多くの人に聴いてもらいたいものです。
Sharing The Night Together↓
http://www.youtube.com/watch?v=6IkNx2bDpzM
When You're In Love With A Beautiful Woman↓
http://www.youtube.com/watch?v=X9m6H3KL1FM
The Cover Of The Rolling Stone↓
http://www.youtube.com/watch?v=wGsl0IXPZGI
<Dr. Hook マイ・ベスト5>
①Sharing The Night Together
②Better Love Next Time
③Only Sixteen
④A Little Bit More
⑤When You're In Love With A Beautiful Woman
ちょうどその時期に活動した忘れられないアーティストで、いかにもアメリカといった感じのカントリー風味のポップ・ソングで次々にヒットを飛ばした「Dr. Hook」というグループがありました。なぜ今Dr. Hookなのかというと、たまたま見た今年3月の英国のアルバム・チャートにこの人たちの「Dr. Hook Hits And History」というDVD付きのベスト・アルバムが14位に入っていたからです。
Dr. Hookは、シンガー・ソングライターDennis Locorriereとアラバマ生まれのアイパッチを付けたRay Sawyerを中心にしたニュージャージー州ユニオン・シティのバンドで、当初はDr. Hook & The Medicine Showの名前でまず72年に「Sylvia's Mother」、翌73年には"ローリングストーン誌の表紙をかざってやるぜ"と歌った「The Cover Of The Rolling Stone」のコミカルな2曲を立て続けにシングル・チャートの5位と6位に送り込んでいます。しばらくのスランプの後Dr. Hookと改名してほのぼのポップス路線に変更、76年にSam Cookeの曲「Only Sixteen」(6位)、「A Little Bit More」 (11位)のヒットを飛ばしています。
そしてまた低迷期が来ましたが、私が「全米トップ40」を聴き始めた後には、80年代の初めまで次のようにコンスタントにヒット曲を生んでいます。
Sharing The Night Together(79年6位)
When You're In Love With A Beautiful Woman(79年6位)
Better Love Next Time(80年12位)
Girls Can Get It(80年34位)
Sexy Eyes(80年5位)
Baby Makes Her Blue Jeans Talk(82年25位)
シングルの好調さとは裏腹に、アルバムが全く売れない人たちでもありました。日本ではもっとひどいことに、これだけ米国で売れていてもほとんど無視状態でした。当時は全米でトップ40に入った曲の9割くらいが日本でもシングル発売されていたのですが、78年の「Sharing The Night Together」(めぐり逢う夜) の日本発売が決まったのはトップ10に入った後という有様です。まあ日本では受け入れにくい音楽だったのでしょうが、あまりこの人たちのファンという人を見た記憶もありませんでした。続く「When You're In Love With A Beautiful Woman」(素敵な娘に出会ったら)は少し調子のいい分かりやすい曲だったのでそこそこ話題になりましたが、その後もかなり地味な存在でした。
ところで気になったので英国チャートを見たところ
Sylvias Mother(72年2位)
A Little Bit More(76年5位)
If Not You(76年5位)
When You're In Love With A Beautiful Woman(79年1位)
Better Love Next Time(80年8位)
Sexy Eyes(80年4位)
となっています。
アルバム・チャートでは、90年代以降のベストものだけでも
Dr. Hook Completely Hooked - The Best Of Dr. Hook(92年3位)
Dr. Hook Love Songs(99年8位)
Dr. Hook Hits And History(07年14位)
と、理由はわかりませんが、なぜか英国の人気の方が高いようです。アメリカ的な音楽なだけにかなり不思議な気がします。
上のジャケット写真のとおり本当に心温まる良い曲がたくさんあるので、ぜひ多くの人に聴いてもらいたいものです。
Sharing The Night Together↓
http://www.youtube.com/watch?v=6IkNx2bDpzM
When You're In Love With A Beautiful Woman↓
http://www.youtube.com/watch?v=X9m6H3KL1FM
The Cover Of The Rolling Stone↓
http://www.youtube.com/watch?v=wGsl0IXPZGI
<Dr. Hook マイ・ベスト5>
①Sharing The Night Together
②Better Love Next Time
③Only Sixteen
④A Little Bit More
⑤When You're In Love With A Beautiful Woman
チャートを全て記録していたというのはスゴいですね!
8年~83年に至ってはパンクやN.Wを聴いてたので全く眼中になかったバンドですが、「When You're In Love With A Beautiful Woman」は聞き覚えがありますよ!
やはりラジオで聴いたていたのかもしれません。
とてもいい曲ですね~♪
AORのようにも聴こえますね。
いかにもアメリカ的なバンドなのに、なぜイギリスで評判がいいのか不思議です。
でも、ライブ映像を見ていたらジョン・レノンにそっくりな金髪で長髪のメンバーを発見!そのせいかなぁ。ってのは冗談ですが(^^;)
>チャートを全て記録していたというのはスゴいですね!
8年~83年に至ってはパンクやN.Wを聴いてたので全く眼中になかったバンドですが、「When You're In Love With A Beautiful Woman」は聞き覚えがありますよ!
やはりラジオで聴いたていたのかもしれません。
とてもいい曲ですね~♪
AORのようにも聴こえますね。
深夜の放送だったので途中でうとうとしてしまい、一部空白なんてこともよくありました。でもこの番組でだいぶアーティストの開拓ができました。
その後84年からは、なぜか急に英国一辺倒の聴き方に変わってしまいました。
Dr. Hookは曲も歌詞も温かいので今でもたまに聴いています。少し土臭いAORといった感じでしょうか。映像を見ると日本で人気がなかったのもなんとなく分かるような気がします。
>いかにもアメリカ的なバンドなのに、なぜイギリスで評判がいいのか不思議です。
でも、ライブ映像を見ていたらジョン・レノンにそっくりな金髪で長髪のメンバーを発見!そのせいかなぁ。ってのは冗談ですが(^^;)
イギリス人は意外にもカントリーが好きなのかも知れませんね。
いましたね、ギターを弾くカントリー風のジョン・レノンが(笑)。じゃあまあ、今回はこの人の人気ということにしておきましょう。