Matt Johnson(The The)の曲とヴォーカルは
それほど好きというわけではないのですが
ポップ/ロックの世界でこれほど
詞に込められたメッセージが強いアーティストは
他に類を見ません。
なかでも86年のアルバム「Infected」に収められた
この「Heartland」です。
もはや死語になってしまった観がありますが
この曲を聴いて思い出されるのは
「Cocacolonization」という単語です。
最後のThis is the 51st state of the USAの
リピートはとにかく圧巻です。
英国が51番目なら、日本は一体
五十何番目の州なのかなと思ってしまいます。
次作「Mind Bomb」(89年)の
イスラム教とキリスト教の対立による
最終戦争を警告した
「Armageddon Days Are Here (Again)」 と双璧です。
この曲が出た次の年には湾岸戦争がありました。
「Heartland」 ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=f8Tov0B-BEQ
mindbombとduskです。
数時間前、ひょんなことからyoutubeにてArmageddon Days Are Here を再生してみると、とんでもなく作りこまれたクリップを見かけて仰天。10数年前に買ったCDを引っ張り出して(ミュージックマガジンの書評見て買った。当時中学生)歌詞カード読んで見ると、マットジョンソンの洞察力の深さに恐れ入ったと同時に、破壊的な将来を音楽として徹底的に表現しようとした点が素晴らしい。当時は何も知らない中坊だったが、thetheが表現しようとしたことが今になって思い知らされた。真のプロ、アーティストの傑作だ、これは・・・・
コメントありがとうございます。
多分、ブッシュとブレアが
出てくるヴィデオですね。
その宗教戦争は永遠の命題なのでしょうが
タイミングが良すぎて驚きました。
私も再発前の
「Mind Bomb」と「Dusk」持っています。
ジャケットも再発のより好きです。
その2枚では
シニード・オコナーとのデュエット
「Kingdom Of Rain」と
Duskの1、2曲目あたりの歌詞も
かなり印象に残っています。
本当にポップ・ミュージックの世界では
特異な存在ですね。