「最後の証人」「検事の本懐」「検事の死命」は読んでる。
2019年に単行本で「検事の信義」が刊行されたけど、文庫本になるまで待っていた。
やっと文庫本が出たので購入。
「検事の信義」⇒(柚月裕子作)
主人公は、米崎地検の検事・佐方貞人。
裁きを望む、恨みを刻む、正義を質す、信義を守るの4話。
裁きを望む・・・実業家の書斎から高級腕時計を盗んだ罪で起訴された男の裁判。
恨みを刻む・・・覚せい剤所持と使用で逮捕された男の裁判。
正義を質す・・・暴力団幹部の男の裁判。
質疑を守る・・・母親を殺害した息子の裁判。
佐方は「罪をまっとうに裁かせること」が正義だと言いきり、自分の信義をまっとうさせる。
回り(上司)に振り回されることなく、疑問に思ったらとことん調べて信義を貫く。
リーガル・ミステリー小説。(検事版)
感想:小さな疑問も見逃さず、自分で納得するまで調べる。
検事の鏡やと思うわ。
検事って被告を罰するってイメージだけど、まるで弁護士のような佐方。
これ、TVドラマになったら面白いだろうなぁ~。(4話では無理かなぁ~^^;)
4話だけど、次々に読みたくて結局一気読み。