堂場瞬一さんの警視庁支援課シリーズの本。
帯には「支援課」誕生までのエピソードってある。
支援課シリーズはシーズン1は8冊、シーズン2は既に3冊出ているから、この本はシリーズ「0」らしい。
本屋さんにて購入。
「聖刻」⇒(堂場瞬一作)
主人公は、警視庁捜査一課殺人犯捜査第八係の柿谷晶(女性)。
大物司会者・前尾弘大の息子(昭彦)が元恋人を殺害し、六本木署へ出頭してきた。
晶は取り調べを任されるが、昭彦は全て正直に答えるのに動機になると黙秘する。
息子が人を殺したので、父親の前尾弘大は謝罪記者会見で芸能界からの引退を発表。
昭彦も元俳優だし、娘もモデルをしていて、世間からは芸能一家と言われている。
昭彦の謝罪記者会見がきっかけになり、前尾家族はネットでの誹謗中傷に悩まされる。
晶は刑事総務課の理事官に、前尾家族を支援するように命令される。
その後、前尾家が放火未遂にあったり、妹の自殺があったり.....。
晶は自らの苦い記憶が甦る中、犯罪被害者支援課と共に捜査を続ける。
放火未遂犯人は捕まるのか? 昭彦の殺人動機は何か? 妹の自殺の裏には何があるのか?
警察小説
総合支援課シリーズ誕生の話
感想:ネット世界の怖さがありありと書かれてた。
名前を出さずに誹謗中傷して、言いたい放題。
小説の中だけの話じゃないから、困ったもんだわ。
自分で判断できない人間が増えたってことなんろう。
小説としては面白いけど、現実を突きつけられた気がして後半は一気読みだった。