双極性障害と歩む

主婦として、母として、の毎日を、つづっています。

沖縄。

2021-06-05 09:00:58 | 双極性障害とともに。


沖縄。

毎年〈帰る〉私たち家族の 第二の故郷。

その沖縄の感染が

甚だしい。

GWを前にして、

不安を抱いていた。


沖縄が、

観光産業で なりたっていることは、

否めない。

感染対策をしたうえで お越し下さいと
知事も CMに出ていた。

観光地。

いつも大変賑わっている。


でもね。

私たちの故郷は、

ゆっくりゆっくりと 時が流れている。


帰ってすぐに行くのは、

小さな漁港。

市場で、マクロ丼を食べる。

漁港やもんね。

コロコロの猫たちに

声をかける。


夜ご飯。

おばあの 食堂。

「 いいのが 釣れたさぁ。」と おじい。

近所のおじいが、「 ほれ。」と

缶ビールを下さる。

おばあが さばいてくれた魚を、

大声で喋るおじいたちと 頂く。


そして、海。

おにぎりと天ぷら、

そして、さんぴん茶を持って、

誰もいない海で 過ごす。

何をするわけでもなく、

過ごす。


娘、始めは、

波が怖いと 泣いていた。

夫に しがみついていた。


そして、砂遊びを 楽しむようになった。

歌いながら、

ご機嫌に。

「できたー♬ みてー♬」


小学生では、

クラスの みんなのも!と、

きれいに団子を作り、

並べていた。


いつからやろう?

砂遊びをしなくなったのは?


この海を見ながら、

一年を 振り返る。

そして、これから迎える一年を

思い描く。

ひとつ歳を重ねたことを、

そして、また重ねていくことを、

肌で 感じる。



その沖縄が。


でも、私たちは、何をすることも出来ない。


おじい、おばあは、元気やろうか?

あの漁港は?

そして海は?


いつもの沖縄に戻る日が来ることを

ただ祈ることしか出来ない。



娘、今日、行くことが出来なかったフェアの

配信ライブがあると。

コンビニで

コーラと、ポップコーンに、ポテチを買ってきて、

スタンバイをしている。

娘、笑っている。

「ライブを見ながら、

(講義の)課題、しよかなぁ~。」なんてことを、

話している。