ハリー王子、「王室は経済的支援を断ち切った」告発に矛盾? チャールズ皇太子側が資料を公開
オプラ・ウィンフリーとのインタビューで「王室を離脱してすぐに家族は経済的に私を断ち切った」と話していたハリー王子。
時期は特定していないものの王子は「昨年の第1四半期」で父のチャールズ皇太子からのお金の援助が打ち切られたと告白、ダイアナ元妃が残してくれた遺産がなかったら家族の警備費用などは捻出できなかったと語っていた。
しかしチャールズ皇太子の宮廷が年次報告書を公開。昨年夏頃までハリー王子を経済的に支援していたことが明らかになった。イギリスの新聞「デイリーメール」が王子の証言と矛盾すると報じている。
同紙によると皇太子の宮廷はハリー王子とウィリアム王子、その家族を支援するために440万ポンド(約6.8億円)を使っている。
ハリー王子がもらった具体的な金額は明らかにされていないが、440万ポンドが2人分だということを考えるとハリー王子に支払われた額も少なくないと同紙は分析している。
とはいえ年次報告書では王子と妃が王室の財政に貢献していることも明らかになった。
雑誌『ピープル』によると王子と妃は2020年9月にフロッグモアコテージの家賃として330万ドル(約3.6億円)を支払っている。
当初これは改修費用を返済したものだと見られていたけれど、同誌によると家賃も含まれているという。そのため王子と妃には2022年3月までフロッグモアコテージを使う権利があるそう。
王室財務担当長官のサー・マイケル・スティーブンスは「王子と妃の債務はこれで全額返済されている」とコメント。
コロナ禍で英国王室の収入も落ち込んでいる中「王子と妃からの支払いは減額分を相殺するのに役に立っている」と語っている。
ちなみに7月1日(現地時間)にはダイアナ元妃の生誕60年を記念して制作された銅像の除幕式が行われる。
ハリー王子もイギリスに帰国し出席する予定。現在フロッグモアコテージには王子の従妹であるユージェニー王女と夫のジャック・ブルックスバンクが住んでいるけれど、王子はここに滞在し夫妻と過ごす予定だという。
チャールズ皇太子やウィリアム王子との不仲が伝えられる王子だけれど、ユージェニー王女とは良好な関係を続けているとか。イギリス滞在がどのようなものになるのか続報を待ちたい。
【関連記事】
ヘンリー王子&メーガン妃 アーチー君の爵位を辞退していた「将来いじめられる可能性を考慮」
ヘンリー王子&メーガン妃の長男アーチー君(2)が誕生した際、エリザベス女王から事前に用意されていた爵位を辞退していたことが分かった。
理由は、爵位名が原因で将来アーチー君がいじめられる可能性を考慮したためだったと英紙デーリー・テレグラフが報じた。
同紙によると、アーチー君に用意されていたのはスコットランドの地名にちなんだ伝統的な爵位である「ダンバートン伯爵」。1675年にチャールズ2世が仏蘭戦争での功績をたたえてスコットランド貴族に授けたもの。
だが、ダンバートン(Dumbarton)のつづりの最初の4文字〝dumb〟が「ばか」や「間抜け」という意味もあるため、アーチー君が〝おバカ伯爵〟などと陰口を叩かれることを心配し、辞退したというのだ。
テレグラフ紙は複数の関係者の情報として「その爵位名の落とし穴に気づいたのはメーガンだけではなく、ヘンリーもちゅうちょした」と伝えた。
アーチー君の待遇をめぐっては、オプラ・ウィンフリーとの独占インタビューでメーガン妃がアーチー君に「王子」の称号が与えられなかったことと王室の人種問題を絡めて語ったことが大きな火種になっている。
その際、ヘンリー王子夫妻はメーガン妃がアーチー君を妊娠中、王族メンバーが生まれてくる子供の肌の色について発言していたとし、人種差別があったと主張した。
一方、英メディアはチャールズ皇太子が将来を見据えて王室のスリム化を図るため、次男であるヘンリー王子の子供に称号を与えなかったとしている。
東京スポーツ
【関連記事】

メーガン妃による王室職員へのいじめがあったとされる問題について、バッキンガム宮殿による調査結果の報告が来年にずれ込みそうだと英紙タイムズが20日報じた。
同紙は内部関係者の話として、近く王室が発表するソブリン・グラント法に基づく今年の年次会計報告書に同妃のいじめ疑惑についての記述がないと伝えた。
その上でタイムズ紙は、疑惑について王室は調査中で、来年の報告書で結果が公開されるか、もしくは王室で内密に処理されるのではないかとしている。
メーガン妃のいじめ疑惑が浮上したのは今年3月。米CBSによる同妃とヘンリー王子の独占インタビューが放送される直前だった。
それによると、メーガン妃は女性側近ら職員にささいなことで怒鳴りつけるなどのいじめを繰り返し、ヘンリー王子との挙式をめぐっては職員らに無理難題をふっかけたとされる。
今年5月にはヘンリー王子夫妻の広報官だった米国・テキサス州出身のジェイソン・ナフ氏が2018年に作成した内部報告書の存在が明らかになった。
報告書はメーガン妃によるいじめの実態を告白したもので、王室上層部に宛てたもの。その中でナフ氏は「(メーガン妃)が王室職員2人に対してこの1年間いじめ行為をしていることにとても憂慮しています」と訴えた。
特に1人に対しては侮辱を続け、それを証言する報告も数多く受けているとし、「何の措置も取られないことを恐れています」と報告書を締めくくった。
一方、メーガン妃側はいじめを完全否定。証拠を明示することを求めている。
【関連記事】
- 関連タグ: