へンリー王子の第2子「リリベット・ダイアナ」、ドメインも取得済み!? 「無礼なのでは」「王室を散々批判したのに」の声続出

昨年3月末に英王室を離脱したヘンリー王子とメーガン・マークル夫人のサセックス侯爵夫妻のもとに、現地時間6月6日午前11時40分、第2子となる長女が誕生した。リリベット・ダイアナ・マウントバッテン=ウィンザーと名付けられたのだが、エリザベス女王にちなんだ「リリベット」という名前が、波紋を広げている。
リリベットは、女王が幼少の頃「エリザベス」と発音できなかったために、祖父のジョージ5世から与えられた“家族だけが使っていたパーソナルな愛称”。 4月17日に執り行われた、女王の夫フィリップ殿下の葬儀で、棺の上に置かれた“女王からの最後の手紙”にも、「リリベット」とサインされていたことで話題になった。
リリベットのミドルネームの「ダイアナ」は、ヘンリー王子の母親の名前。1997年8月に36歳の若さで悲劇的な死を遂げ、当時12歳だった王子は精神的に大きなショックを受け、このことがその後のメンタルヘルスに多大なる影響を与えたと、王子は明かしている。
「マウントバッテン=ウィンザー」のマウントバッテンは、フィリップ殿下の結婚前の名字、ウィンザーはイギリスの王家の名。1960年に「王子・王女の身分および殿下の敬称をもたない子孫の姓はマウントバッテン=ウィンザーとする」と定められた。
リリベットの王位継承順位は、同じくマウントバッテン=ウィンザー姓である兄アーチーに次ぐ8番目。ヘンリー王子とメーガン夫妻はリリベットの誕生を、設立したアーチウェル財団の公式ウェブサイトで発表。母子共に健康だと明かし、「お祝いの品の代わりに、女性や少女を支援する組織について学び、支援してほしい」と呼びかけた。
バッキンガム宮殿やチャールズ皇太子夫妻、ウィリアム王子夫妻ら王室のメンバーや、ボリス・ジョンソン英首相ら数多くの著名人がSNSでリリベットの誕生を祝福。しかし、ネット上では、その名前について「エリザベスやリリーなら理解できるけど、リリベットはあまりにも個人的なもの。無礼なのでは」「ダイアナは予想できたが、リリベットは英王室を意識しすぎ」「フィリップ殿下が亡くなる直前に放送された、オプラ・ウィンフリーのインタビュー特番で、英王室を散々批判したのに……」など、違和感を覚えるという声が続出した。
英大手タブロイド紙「デイリーメール」は、内部事情に詳しい消息筋の話として、「ヘンリー王子は祖母である女王と深い絆を持っている」「メーガン夫人と出会う何年も前から、『自分も家庭を持ちたい』『息子と娘を持てたら最高だ』と家族に打ち明けていた。そして、『自分の人生において最も大切な2人の女性、女王と母親の名前をつけられたら』とも言っていた」そうで、そのことは女王も知っていたと報道。
「リリベット・ダイアナ」のドメイン名を取得したと報道
今回、娘を授かったことで、王子はメーガン夫人に「リリベット」のという名を提案。由来を聞き、夫人は大賛成したという。最愛の夫を亡くし、気落ちしている95歳の女王にとって、11番目のひ孫の誕生が大きな喜びとなったことは間違いない。自分の愛称が新しい世代に受け継がれることを、うれしく思っているはずだと同紙は伝えている。
一方で、英報道番組『グッド・モーニング・ブリテン』は、ヘンリー王子夫妻が6日、「リリベット・ダイアナ」のドメイン名を取得したと報道。今後、娘の名前で新しい財団を立ち上げ、篤志家として名を上げつつ、知名度を生かして大金を得るのでは? という意地悪な見方も出ている。
ヘンリー王子の王室批判に心を痛めているとも報じられている女王。ヘンリー王子とほかの王室メンバーとの間には大きな溝ができていると度々報じられているが、「リリベット・ダイアナ」が溝を埋める存在になってくれるのではないかと期待する声も多く上がっている。
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ハリー王子、長女リリベット=ダイアナの出生届で王室との合意を破る?
2021-06-28 19:15:32

Photo: Getty Images
6月4日に長女のリリベット=ダイアナ・マウントバッテン・ウィンザーが誕生したハリー王子とメーガン妃。新聞「サン」がリリベットの出生届を入手した。注目を集めているのは父親の欄に書かれた王子の名前。王子は名前に「サセックス公爵」、姓に「殿下(His Royal Highness、以下HRH)」と記載している。

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ハリー王子とメーガン妃は昨年1月、王室離脱後の敬称やパトロン職について王室と取り決めを結んでいる。
敬称については「サセックス公爵」の名称は使ってもいいけれど「HRH」は使わないという合意に達していた。それなのに王子がHRHと記載していることは早くも物議を醸している。
一方のメーガン妃は「レイチェル・メーガン・マークル」という本名を記載、「妃殿下(Her Royal Highness)」の敬称は使っていない。妃は第1子のアーチーの出生届では母親の名前欄に「レイチェル・メーガン」と記載していたが、後日「サセックス公爵夫人妃殿下」に変更。
当時、キャサリン妃が子どもたちの出生届に「ケンブリッジ公爵夫人妃殿下」と書いていることに対抗したのではないかと推測する声が上がった。でも妃のスポークスパーソンはこれに反論。変更はメーガン妃が望んだことではないと声明を発表した。当時、妃はまだ王室のメンバーだったことから王室が公爵夫人妃殿下の敬称を使うように求めたという。
今回のリリベットの出生届の記載について、ハリー王子のスポークスパーソンも英国王室もまだ何も発表していない。
ちなみにハリー王子は現在、7月1日に開催されるダイアナ元妃の銅像の除幕式に出席するために単独でイギリスに帰国している。王子のイギリス滞在中に両者が反応を見せるのか注目が集まっている。
エリザベス女王 在位70周年式典にヘンリー王子夫妻を招待も“見せ場”には姿なし?
1952年2月6日、父ジョージ6世の崩御を受け25歳の若さで即位したエリザベス女王。それから来年でついに在位70周年(プラチナ・ジュビリー)を迎える。
その世紀の祝典に、女王は寛大にも“王室引退”したヘンリー王子とメーガン妃夫妻を招待したという。
【写真】メーガン妃 出産後初めての公の場となった2019年のトゥルーピング・ザ・カラー ネイビーのアンサンブルで登場し話題に 来年の登場は果たして ◇ ◇ ◇
ヘンリー王子夫妻はバルコニーに並ぶメンバーの上位に来ないと関係者
毎年6月に開催されるエリザベス女王の公式誕生日を祝う恒例行事「トゥルーピング・ザ・カラー」。来年は女王の即位70周年も兼ねて、盛大な祝典になる予定だという。
英国政府はすでに同月2日から5日までの4日間を特別祭日に指定するなど、まさに国を挙げて女王の偉大な業績を祝うことが決まっている。
国内外の複数メディアが報じたところによると、王室を引退したヘンリー王子夫妻は、世界が注目するこの祭典に招待されているという。 しかし、祝典に関してはまだ不明な点も。
英大衆紙「デイリー・メール」の日曜版「メール・オン・サンデー」によると、バッキンガム宮殿のバルコニーから英空軍による儀礼飛行「フライパスト」を観賞するイベントに、ヘンリー王子夫妻が現れるかは決まっていないそうだ。
王室メンバーが一堂に会すこともあってトゥルーピング・ザ・カラー最大の見せ場となる。 同紙はさらに、祝典の計画について知る関係者の証言も紹介。
その関係者は「最終的な人選はもっと式典が近くなって行われることになっていますが、バルコニーに並ぶ王室メンバーは限られています。そのため、王室の正式メンバーがヘンリー王子夫妻よりもリストの上位に来ることになるでしょう」と語り、2人が祝典の見せ場に姿を見せないだろうと予想した。
ただしこうなると、同紙は夫妻のサポーター(ファン)が「黙っていない」としている。また王室を引退したとはいえ、王子は今も王位継承順位6位の立場。次期英国王直系の次男夫婦がバルコニーに登場できないとなれば、王室内の“平等”には神経質なメーガン妃はどのような反応を示すのか。
まだ1年近く時間が残されているものの、女王をはじめとするロイヤルファミリーと王室関係者にとって、王子夫妻のバルコニー問題は今後の課題であると同時に、大きな頭痛の種にもなりそうである。
森昌利/Masatoshi Mori
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ヘンリー王子夫妻の写真どこに…エリザベス女王の謁見室が話題 兄夫妻は目立つ位置に
著者:Hint-Pot編集部
タグ: ロイヤルファミリー

英国では首相たちが週に1度、エリザベス女王に謁見して重要な政治的案件を報告することが慣例。
新型コロナウイルスの感染拡大以降、ボリス・ジョンソン現首相との直接的な謁見は中止されていたが、現地時間23日に約1年半ぶりの再開となった。
公開された謁見室の様子をめぐり、英大衆紙各紙は飾られたヘンリー王子夫妻の写真位置に注目。話題になっている。
◇ ◇ ◇
小さなサイドテーブルの上に置かれた写真立て その前には牡丹の花瓶も
エリザベス女王はヘンリー王子に対してはとりわけ甘く、8人いる孫たちの中でも王子が一番のお気に入りと言われてきた。
また、その妻メーガン妃にも目をかけ、3月の暴露インタビューで妃が証言したように「常に優しく接して」いたという。
それは王室上位メンバーのみが利用する「王室専用列車」、いわゆる“お召し列車”に結婚から数週間後の妃も乗車し、女王の公務に同行したことからも分かる。
義姉であるキャサリン妃は結婚9年目まで利用が許されず、メーガン妃の乗車は異例中異例の好待遇だった。
しかし“王室引退”後、ヘンリー王子夫妻は度重なる王室批判を展開。女王はひどく動揺し、心を傷めたと報じられている。
そんな女王の心が反映されているのだろうか。英大衆紙「ザ・サン」は、約1年半ぶりに謁見したジョンソン首相以外にも、首相が通されたバッキンガム宮殿の謁見室に注目。
ヘンリー王子夫妻の写真が花瓶の裏に“隠された”ように置かれていたと伝えている。
実際に見てみると、その写真は婚約時に撮影されたツーショットのポートレート。
この写真は以前、最も目立つ位置にあるサイドテーブルに置かれていたが、今回はその隣の小さなテーブルに移されていた。
しかもその写真立ての前には大きな牡丹が差された花瓶が置かれており、ほとんど写真を確認することができない。
その一方で、ウイリアム王子とキャサリン妃の婚約ポートレートだったツーショット写真はヘンリー王子夫妻の写真より大きな写真立てに入れられ、サイドテーブルに置かれていた。
ちなみに謁見室の写真配置を決めている人物は分かっておらず、また配置は定期的に変えられるため、ヘンリー王子夫妻の写真が部屋の中から完全に消えてしまったことがニュースになった時期もある。
この写真配置だけで女王とヘンリー王子夫妻の関係を量ることはできないが、謁見室は女王が最も大切にしている品々を保管する場所でもあるという。
「ヘンリー、メーガン、そしてアーチーはこれからも私の家族の一員です」と、2020年1月の“王室引退”発表直後に出された女王の声明の通り、公人から離れた孫を大切に思っているからこそ目立ちすぎない位置に写真を飾り続けているのかもしれない。
(Hint-Pot編集部)
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【写真】ヘンリー王子夫妻の写真立ての位置が話題に エリザベス女王とジョンソン英首相が1年半ぶりに会談した謁見の間 実際の様子
ヘンリー王子夫妻の写真は3の位置に。ウイリアム王子夫妻の写真は5にある
