9月初めにチャリティ組織「ワン・ヤング・ワールド」のサミットに出席したメーガン妃。組織の上級幹部たちの報酬をめぐって調査が行われていることが明らかになった。
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By ELLEgirl編集部2022/10/11
メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)Chris JacksonGetty Images
9月初めにイギリスに帰国、チャリティ組織「ワン・ヤング・ワールド」がマンチェスターで開催したサミットに出席したメーガン妃とハリー王子。このチャリティ組織は若い世代のリーダーを育成することを目標に掲げている。
妃は2014年からこの組織を支援、「カウンセラー」と呼ばれる役割を務めている。王子と結婚してからもそれは変わらず2019年にもサミットに出席、若者たちとのディスカッションにも参加した。今回のサミットでは基調講演を担当。
「今回のサミットには夫も参加していること、この素晴らしい組織とそれが達成するものに対する私の敬意を直接見てもらえることにワクワクしています」とコメント、王子と一緒に参加できる喜びを語っていた。
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2019年のディスカッションで。メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)、ハリー王子(Prince Harry)WPA PoolGetty Images
サミットも組織も妃がサポートしていることで一躍注目を集めるようになったが組織に不正な金の動きがあった疑いが浮上、イギリスでチャリティ組織を管轄する慈善委員会が捜査に乗り出したことが明らかになった。
委員会の発表によると上級管理職たちが高額の給与を受け取っていたそう。たとえば2020年1月から2021年6月までの1年半でCEOのケイト・ロバートソンは約40万ポンド(約6,400万円)、ロバートソンの娘でマネージングディレクターのエラ・マッケイは約20万ポンド(約3,200万円)を受け取っていた。
ご存知のようにこの時期はコロナ禍の真っ最中。この組織にとって主な収入源であるサミットも中止されたことから、この金がどこから来たのか疑問視されている。2人にはこれを含め5年間で約200万ポンド(約3.2億円)の給与が支払われているという。
新聞「メール・オン・サンデー」が報じている。ちなみに同紙によるとこの報酬は「ワン・ヤング・ワールド」よりも規模の大きいチャリティ組織の幹部やもらっている額を大きく上回っているそう。
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メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)、ケイト・ロバートソン(Kate Robertson)Chris JacksonGetty Images
慈善委員会は「すべての慈善団体は寄付者やボランティアの目を見て、自分たちの給与に関する決定が組織の追求する大義や支援する人々にどのような影響を与えるのか説明できなくてはいけない」とコメントしている。
また現時点で不正は見つかっていないが「捜査は不正行為があった可能性を検討する上の最初のステップだ」と説明している。
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女優時代に参加した2014年のサミットで。一番左がケイト・ロバートソン。妃は右端に。Clodagh KilcoyneGetty Images
メーガン妃やハリー王子に関する疑惑は出てきていないけれど、イメージダウンは必至だと報じるイギリスマスコミも。妃はケイト・ロバートソンと親しかったとも言われている。どんな結果が出るのか注目が集まっている。
元スタッフたちからの証言を集めた暴露本『Courtiers: the Hidden Power Behind the Crown』が出版された。著者のバレンタイン・ローがテレビ番組に出演、ハリー王子とメーガン妃について語った。
By ELLEgirl編集部2022/10/06
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ハリー王子(Prince Harry)、メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)PoolGetty Images
新聞「ロンドンタイムズ」の王室担当記者のバレンタイン・ロウが出版した暴露本『Courtiers: the Hidden Power Behind the Crown(原題)』がイギリスマスコミを賑わせている。王室に仕えていた元スタッフたちの証言からロイヤルファミリーの知られざる一面を明かしているが特に注目を集めているのは、やはりハリー王子とメーガン妃について。著者のロウがイギリスのテレビ番組「グッドモーニング・ブリテン」に出演、夫妻について語った。
ロウによると「王子は自分のスタッフたちの忠誠心を疑い、テストをしていた」という。「これはずいぶん前から起きていたこと。彼はとても不幸だった」。
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メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)、ハリー王子(Prince Harry)Karwai TangGetty Images
ロイヤル時代の王子がよく使っていたのは「宮殿症候群」という言葉。自分のために闘ってくれないスタッフをそう呼んでいたそう。マスコミに対して強迫観念を抱いていたという王子。
スタッフがマスコミに甘い姿勢を見せると、それは王子にとって「宮殿症候群にかかっている兆候」だったとロウは語っている。「王子は自分を守ってくれるのか、マスコミの味方なのかと常にスタッフに問い続け、忠誠心を試していた。
『私の仲間なのか、それともマスコミの仲間なのか。私のために闘わないのか』と問い詰めていた」。スタッフたちはこれに疲れ果てていたという。
「マスコミに対する強迫観念、自分にできるべきことが達成できていないという苛立ち、スタッフへの不信感と忠誠を試す質問、これらは妃が王子の人生に現れる前からあった」。でもこれが妃の登場によってエスカレートしたという。妃が煽ったとロウは仄めかしている。
母のダイアナ元妃がパパラッチに追跡されたことが原因で自動車事故に巻き込まれ亡くなったことから、王子がマスコミに対して悪い印象を持っているのは有名な話。それでも2019年10月にタブロイド紙を提訴したときにはイギリスマスコミも国民もびっくり。
王子は「今度は妻が標的になっている。守るために提訴する」と声明を発表していた。周りのスタッフはちょうど王子と妃がアフリカ外遊を成功させたばかりだったことから、せっかくのいいイメージが損なわれてしまうと発表を思いとどまるように説得したそう。でも王子は聞かなかったという。
この訴訟と強硬発表の裏にも、エスカレートしていたマスコミへの強迫観念とスタッフたちの不信感があったよう。
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エリザベス女王が亡くなり、世界中から注目を集めている英国王室。ロイヤルに関する本も次々と出版されることが決まっている。
By ELLEgirl編集部2022/09/27
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エリザベス女王(Queen Elizabeth)、メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)、ハリー王子(Prince Harry)Max Mumby/IndigoGetty Images
エリザベス女王が亡くなり英国王室の人間模様にこれまで以上の注目が集まっている。そんな中、ロイヤルファミリーたちに関する本の出版も次々と発表されている。その1冊が11月に出版される『The New Royals: Queen Elizabeth’s Legacy and the Future of the Crown(新しいロイヤルファミリー:エリザベス女王のレガシーと王室の未来)』。
王室レポーターのケイティ・ニコールが女王の周辺の人から集めた証言をもとにロイヤルファミリーの実情を描いている。この本の一部が出版に先駆け公開された。女王の友人でいとこでもある故レディ・エリザベス・アンソンが、女王がハリー王子とメーガン妃の態度に動揺していたこと、王子の王室離脱にショックを受けていたことを語っている。
レディ・エリザベス曰く「ハリー王子とメーガン妃の結婚式までの日々は女王にとってとても大変なものでした。王子の行動や要求、自分勝手な物事の進め方に女王はとても困っていました。
彼の不快な振る舞いに女王がとても動揺していたのを覚えています。2人の関係はこの出来事によってひどく損なわれてしまいました」。結婚式で妃がつけるティアラを巡って王子が憤慨したエピソードはよく知られている。
妃は王室のティアラのコレクションの中から「ロシアからやってきた」と言われるエメラルドのものを式でつけたいと希望したそう。でもこれは入手した経路を大きな声では説明できない、いかがわしさの伴うティアラだった。
世界中のマスコミから注目を集める結婚式で披露するにはふさわしくなかったため女王は妃のリクエストを却下。すると王子は「メーガンは自分のつけたいものをつけられるんだ」と激怒したと言われている。
これらの出来事にやはり女王は動揺していたもよう。
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ハリー王子(Prince Harry)、メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)George PimentelGetty Images
またレディ・エリザベスは女王が直接妃を注意する場面もあったと語っている。
それは妃が城で結婚式に出す食事を試食していたときのこと。あるケータリングサービスが持ってきたビーガンメニューの中に卵の味がするものがあったことから妃は激怒。「この料理はビーガンのはずだ」と業者に怒ったという。
そのとき女王が突然入ってきて妃に「メーガン、この家ではそういう風に人と話はしないのですよ」と諭したそう。怒る妃の口調が女王にとっては驚きだったよう。
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メーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)、ハリー王子(Prince Harry)、エリザベス女王(Queen Elizabeth)WPA PoolGetty Images
レディ・エリザベスは女王が王子の王室離脱について内心どう思っていたのかも明かしている。
「女王は王子の決断を本当の意味では理解していなかったと思う。義務を放棄することは女王にとってあまりにも異質なことであり、非常に傷ついていた」
「王子と妃が一家を離れた後、親しい友人に『もう知らないし気にしない。もうこれ以上このことを考えたくない』と語っていた」とも。
王室離脱が女王にとって大きなストレスになっていたと指摘するイギリスマスコミも多い。この本をきっかけにハリー王子とメーガン妃に対する風当たりも改めて強まりそう。
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