5000万持って悪魔が擦り寄ってくる
この夜空の下、限りなく灯る窓の数だけ人生がある
熟年層が増えていくこの時代に
火の手が上がらないこと
どんなだらしの無い人であっても
住む町への愛着があるからだろうか
一家を守ることは地域をも守っていること
そのことに感謝
この広い平野のなか
決して自分を甘い罠にかけることない人
躓いて地面に叩きつけられても尚負けない人
小さな幸せの積み重ねがあれば
平和でありつづける
年の瀬にそんな結論をみて
大きな夢への実現に汗して挑み続ける人を見る
小さな目標しか持たなければ
結局それさえも叶わないだろう
一年が過ぎようとしている
何をしただろう
何を手にできただろう
何を手放しただろう
何を捨てただろう
一年という区切りがあるなら
リセットできるなら
やってみようか
過去は今日の続きだけど
今日は未来へ引き渡すけど
きちんと
ここからはじめるんだ と
流されず
腐らず
諦めず
365回の朝を迎え
夜を堪えて
得たものに 自信を持て
例え不本意だとしても
また
何も得たものが無かったとしても
失くしてしまったものがあっても
自分なのだから
自分の放った結果なのだから
そのあとに
また次の年が待っている
だから行こう
顔を上げて
空を見上げて
すずめの歌を聴きながら