たそかれの散策

都会から田舎に移って4年経ち、周りの農地、寺、古代の雰囲気に興味を持つようになり、ランダムに書いてみようかと思う。

人間の不思議 <日曜日に仕事しながらあれこれ考える>

2017-11-12 | 人間力

171112 人間の不思議 <日曜日に仕事しながらあれこれ考える>

 

今日はなかなか気乗りしない仕事を少し時間をかけておおよそ書き上げました。5000字くらいでしょうか。内容は、いろいろな反論があるのですが、どうもまじめに対応する気になれず、やる気ができないで置いておいたものです。

 

こういうやる気のでない仕事があると、別の用があったり、楽しみがあると、そちらに気持ちが行ってしまい、後回しになってしまいます。毎回ブログで誠実さや公正さを問題にしているのですが、自分はというと、どうも型どおりには生きません。

 

昨日のブログで神鋼の不適切か不適正かをその後も考えていますが、業界のガイドライン自体が不適切といっているわけですから、そのように見てもいいのではとついおもいたくもなります。しかし、仕事は誠実に正確にすべきでしょう。むろんケアレスミスはあります。それはできるだけ少なくして、回避する対策を講じる必要があるのはどの世界でも同じでしょう。

 

しかし、不適切と言われる作業は、すべき検査をしなかったり、検査データを書き換えたりする、意識的な加工です。そこに誠実さは認められないですね。姉歯事件で偽装という表現が人口に膾炙しました。その後も最先端の研究不正からさまざまな業界での不正はとどまるところを知りません。ついでにいえば、弁護士の場合は懲戒事例も増える一方のように思えます。懲戒事例でも提出期限に遅れたといった不適切事例?から、インサイダー取引や横領事件となる不正から違法になるまで、いろいろです。

 

論旨が不明朗になってしまいましたが、顧客との契約で約束したことを意識的に違える行為を行うことは、不適切を超えて不正に近づくのではないかと思うのです。その分水嶺を昨日も考えてみたのですが、組織的に、継続して行う行為は、軽微な内容であっても不正に近づくのではと思うのです。安全基準に支障を来すようなデータ改ざんや試験の未実施はまさに不正といえるでしょう。それより低いレベルの安全基準以内であっても、当該部品等に要求される安全性(感覚的には慣行的なレベルでしょうか)を下回るようであればやはり不正といってもよいかなと思うのです。

 

今日の仕事は、なかなか書き出しができずにいたのですが、今日はやろうと決めて事務所にやってきたものの、いろいろ雑用があったり、なぜか昔の級友から電話があり長い法律相談の話をしたり、別件の相談の電話があったり、こういうときに限って仕事に集中させてくれないのですね。

 

でも面白いですね。彼とはたぶん20年くらい前に一度あっただけ、その前はやはり20年以上前仕事で親しく付き合っていたのですが、すっと顔が浮かび、その関係の仲間も記憶の奥底から突然出てくるのですね。もう古希になったと言っていました。そうかお互い年をとったものだけど、声はなぜか変わらないなと思ったりしてしまいました。

 

人間の頭脳というのはとても簡単に理解できるものではないのでしょうね。前にブログで紹介した「ユニマチュード」はまさに人間の持つ秘めた能力を解放するのかなと思うのです。認知症と思われる人でも、あるいはだれにでも当たり散らし感情をコントロールできないと思われている人でも、目と目のコンタクトを患者と同じ位置できちんと行い、手を使ってしっかり触れあい、車椅子から立たせることで、いままで使われていなかった細胞が動き出し、感情コントロールができ、話すことも喜びを表すこともできるのですから、不思議ですね。

 

で、私の仕事の方も、ある種簡単な内容ですが、あまりに適当な内容に対して反論することに、どうも気分がのってこないという、不精という、不適切な性格がでてしまい、今日も油断すると次にしようということになりかねなかったのですが、書き出すと、とまらなくなり、いやいやながら、ほぼ書き上げました。

 

物事に適切に対応することの難しさを今日の仕事を通じて改めて感じてしまいました。それでもなんとか仕上げることができたのは、不適切な作業とまではいえないかもしれないと自分なりに考えています。

 

そうですね、日々、不適切か適切か、あるいは不正か適正かといった問題は日常的に起こっている一面ではないかと思います。素材製造業、しかも最大手の一つということで、そのレベルが高まることではないかと思うのです。それでこそ、信頼性が生まれるのでしょう。そこは個人の仕事や生活とは大いに違うところですね。でも作業を担うのは個人です。大企業という舞台に立つ、それだからこそ信頼されているのですから、この不適切・不正の基準は高くてもいいのではないかと思うのです。

 

なんかとりとめもない話になりました。やはり疲れています。今日はこれでおしまい。


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