リチャード・ストルツマンの「ゴールドベルグ・ヴァリエーションズ~プレイズ・バッハ」(BMG:BVCC 31098)を聞いてから、前に買って棚に眠っていたゴルドベルグ変奏曲のアレンジ曲を引っ張り出してみたら、4つ出てきました。ゴールドベルグ変奏曲のアレンジ曲は山ほど出でいるので持っておられる方も多いとは思います。
左から、①「ゴルドベルグ・ヴァリエーションズ<弦楽合奏版>(シトコヴェツキー編曲)」(ニュー・ヨーロピアン・ストリングス)(コンサートマスター:ドミトリ・シトコヴェツキー)(ワーナー:WPCS 5004)(95.6.25)(録音:1993年10月、ハンブルグ、フリードリヒ・エーベルト・ホール)、②「ゴールドベルグ・ヴァリエーション(シトコヴェツキー編曲)」(シュツットガルト室内管弦楽団)(キング:KICC 341)(2001.3.21)、③「ゴールドベルグ変奏曲(シトコヴェツキー編曲)」(シュツットガルト室内管弦楽団、ピアノ:カルマン・オラー、コントラバス:ミニ・シュルツ)(GOOD INTERNATIONAL:GI 3026)(韓国のレーベル)(録音:2000年7月、リーダークランツ・ザール、シュツットガルト)、④「ジャック・ルーシェ・プレイ・バッハ/ゴルドベルグ変奏曲」(TELARC:PHCD 1593)(録音:1999年10月、パリ)、です。詳しい内容は、各解説書に書いてありますので省略しますが、シトコヴェツキー編曲版以外にも、カナダからベルナール・ラバディによる編曲版があるようです。一番左のCDがシトコヴェツキー自身が演奏、録音しているので、これが本家の演奏とは思いますが、シュツットガルト版の方が弦楽合奏で統一されており、落ち着いてしっとり感があり、個人的には好きです。この編曲は綺麗で、すっきりとした印象ですが、もう少し重厚さ、深遠さが欲しいところです(本来、重厚さを求める曲ではないとは思いますが....)。一方、ジャック・ルーシェの編曲は理屈抜きで楽しく聞けます。ジャック・ルーシェのバッハ編曲は今一好きではない所があるのですが、このゴールドベルグのジャズバージョンに関してはお気に入りの一つです。彼の編曲の中では最高の出来と思います。③のGOOD INTERNATIONALのCDは、②のシュツットガルト室内管弦楽団の録音と同じ音源を使っていると思われるのですが、カルマン・オラーによるピアノのジャズバージョンが全体で10箇所挿入されており、この編曲は新鮮に感じました。でも、この曲のアレンジは難しいなぁ~とつくづく思います。
最新の画像[もっと見る]
- 無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ(ファウスト版) 13年前
- 無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ(全曲)(イブラギモヴァ版) 13年前
- ギター演奏によるバッハ作品集 13年前
- バッハのピアノ協奏曲(シュタットフェルト版) 13年前
- バッハのピアノ協奏曲(バーラミ版) 13年前
- ド・ニースの第3弾 13年前
- ナタリー・デセイのクレオパトラ 13年前
- 管弦楽組曲集~若き王子のための~(原典版) 13年前
- エイシスとガラテア-その4- 14年前
- エイシスとガラテア-その3- 14年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます