左のCD、MA RECORDINGSの、「オルゲルビュヒライン(オルガン小曲集)」(M076A)(演奏:アンサンブル・マレ・ノストルム、ディレクター:アンドレア・デ・カルロ)(録音:2006年2月~3月、ベルギーのフラン・ワレー村教会)を聴いてみました。このCDでは、ポルタティーフ・オルガンと呼ばれる形態用パイプオルガンを用いており、右手で鍵盤を、左手で鍵盤の裏側にあるフィゴを動かして空気を送り込んで演奏するようです。その他、ガンバ、ヴィオロン、クイントン、アーチリュートといった楽器が使われており、「オルガン小曲集」のオーケストレーションのようです。カンタータ風で、素朴でありながら新鮮な印象です。ソプラノのセリーヌ・シェーンの美声も聞き所でしょうか。
右のCDは、DECCAの、「オルガン小曲集 BWV599-644 (全曲)(教会暦コラール付き)」(UCCD 3230/1)(オルガン&指揮:ピーター・ハーフォード、ケンブリッジ・セント・ジョンズ聖歌隊)(録音:1979年、1981年、Tront/Cambridge)です。このCDには、全曲、プレリュードの前に、オリジナルのコラール(賛美歌)が挿入されており、作品の源泉を辿ることが出来るので、参考になります。音質も良く、聞きやすく、推薦版です。
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