パラダイム

2009年06月27日 17時57分06秒 | 日記
パラダイムと言う言葉を、知っているだろうか?
あれは、4月末のことだから、もう、2ヶ月近くなるが、福岡に下の娘と2泊3日の、旅行に行って来た。
早々と飛行機の搭乗手続きを済ませ、ベンチに腰かけ、見るともなく、人の流れを見ていたら、誰が誘導しているわけでもないのに、到着便から、はきだされた人たちが、規則正しく、まるで、ベルトコンべァーにでも乗ってるように、同じ動きをするので、私は、思わず笑ってしまった。
ああ、これが、パラダイム・シフトと、言うやつだと、気づき、妙に感心してしまった。

パラダイムとは、ある時代の常識となっている考えの事で、何かの行動を起こす時、ほとんどの人は、その時代のパラダイムに従って行動するそう。

現代のガン医療のパラダイムは「ガンを治すためには三大医療(手術・抗がん剤・放射線)が最も有効」と、言うものだ。
だから、ほぼ、100パーセントの人が少なくとも最初は、 三大療法をうけている。 それが、常識だから・・・。
ところが、今、このパラダイムが、大きく揺らぎ始めていると言う。
三大療法では一向に治らないことに気づきはじめた私のような患者が、増えてきているらしい。
私も、手術後、医師に進められるまま、抗がん剤を、6か月も使用してしまった。 でも、自分の体に起きた異変は、このまま続けてはいけないと、第六感にサインを送ってた・・・。
医師とは、何回も何回も話し合い、どうしても平行線を交差させることができなく、なかば強引に拒否してしまった。こういうとき不安をかかえているのは患者の方なので、自分から断つのは、ものすごい勇気が必要だ。しかも家族までもが、反対となるとものすごく決心が、揺らぐ。孤立無援の中、抗がん剤をやめて、1年が経つ。
そして、今年薬学部に編入した娘は、抗がん剤についても少しずつ学んできて、「お母さんは、やめて正解だったかも・・」と、理解を示してくれるようになった。
ガンは、生活習慣病だ。原因を取り除けば治ると言う。
代替医療に転身する医師も増えてきていると言う。
間もなく、時代は、大きく変わり、ガン=完治する病い。となる日もそう遠くないかもしれない。
ガンは、治る。あらゆる病も治る。
それが、命の本質だから。
私は、この命の本質を、どこまでも真っ直ぐに、みつめて行きたい。































人生

2009年06月22日 14時09分46秒 | 日記

旧友から、まだ生きてる?(実際にはそう言ったわけではないが…)と、電話がきた。

彼女は実にユニークだ。

「今、私の周りにいる人は100年後には誰ひとり生きていないんだよ。

そう考えると人生、楽に生きて行ける気がしない?」
はぁ~なるほど…それも、然り。
私はどうだろう?

二年前、ガンを患ってから感性がすごく研ぎ澄まされてきた気がする。
冬枯れの木立に凛とした強さを感じたり、

若葉の芽吹いた梢に生きていることを感謝したり…

アスファルトを突き破り咲いている名もない草花に命の強さを思いと、

まぁありきたりの感情ではあるのだが、

突然、涙が止まらなくなるほどの感動を受けたりする。
人生、楽に生きていきたいが、限られた命、一歩一歩、歩みを止めて確認しながら
感じながら生きていくのも良いかな?なんて思ってる。
なんでも自分の思い通りに事が運び、常に前しか見てなかった30代のころ…それが60代になり、体力の衰えどころか、つい一週間前、できたことが、できてない自分と鉢合わせし、

焦り、動転し、自信喪失、はたまた,やけになり、そして悟り…
そんなことを繰り返して毎日が過ぎて行く…。

それも私の人生。
良いよね?

たまには後ろ向きに歩いてみようかな?


活動開始!!

2009年06月21日 11時24分33秒 | 日記
その娘も今は、薬学部へ編入し、別な人生を歩んでいる。180度とは言わないまでも160度位は今まで学んで来たこととは別な学問をやってる。
娘いわく、4年で卒業したいし、国家試験にも受かりたい。
お母さんの言うように人生豊かに恋もし、大学生活も、楽しんでなんて無理!

そうだよなー父も母も年だし下手すると彼女の薬剤師になった姿は見れずなんて事も、ありゆるもんね
さあ、気持ちを切り替えてランチにパスタでも作ろう!そのうち娘も帰ってくる
庭のテーブルにクロスをかけてサラダととっびきりの紅茶を添えよう
さあー行動開始!!


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初めての記

2009年06月18日 20時18分01秒 | 日記
 風邪を引いてしまった。一昨年の手術以来風邪を引かないように気をつけてきたのに…油断したのかな?  先日パソコンを買い そして今日初めてブログなるものを始めてみようと 思い立ったのは、先ほどテレビで鳥越さんが「ガンから逃げたらいかん」と言ってるのを聞いて、果たしてガン患者はだれも逃げる人は、いないのではないのではないだろうか?と、思ったから。逃げれると言う概念は根本的にないと思う。自分の一部として自分の中にあるものから、どうやって切り離して逃げれると、いうのか…考えすぎかな?

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