Beer & I

ビール好きによる、ビール好きの為のビール記とあれこれ。

独歩・デュンケル(岡山)

2019-12-07 18:00:00 | 日本のクラフトビール

先月末に岡山に行ったのでその時に2つの地ビールをお土産に購入。
まずは「独歩・デュンケル」を頂きました。

アルコール度数は5%。
色は濃いブラウンで透明感があります。
香ばしくて、チョコレートにも似た香り。
味は濃厚ではあるんですが、酸味があるためかサラッとしていて、
後に口に残る苦味と麦芽の香味が美味しかったです。

デュンケル(Dunkel)はドイツ語で「暗い」の意味。
ドイツ南部発祥の褐色のビールで、基本的にはバイエルン地方のダークビール全般を指します。

独歩は岡山の穏やかな気候と美味しい水に、
麦芽・ホップ・ビール酵母などすべてドイツの最高級の原材料を用意し、
ブラウンマイスター(醸造技師)であるウォルフガング・ライアール氏の技術指導により醸造された
生きたビール酵母の入った下面発酵のビールです。
「独歩」という言葉自体にも意味がありますが(次回書きます)、
「独」は「ドイツ」を意味するだけに、
ドイツビールにこだわっていることが伝わってきます。
ドイツに代表される伝統的なヨーロッパタイプのビールを目指し、
独立独歩、個性ある、信念のビールを醸造しようという心意気を表しているそう。

10月に偶然独歩のピーチピルスを飲んでいましたが、
その時はまだこういうブログを書こうと思ってもいなかったので、
この言葉にこんなに様々な思いが込められているのを知って
より一層(またまた)ビールへの興味が広がる私です。

岡山の旅は個人的にもとても思い出に残る素敵な旅だったので、
このブログの地ビール記の最初が独歩で良かったなぁと思っています。
岡山地ビールは後1個残っているので、そちらもお楽しみに。

因みにこの「独歩・デュンケル」は、
2013年秋季全国酒類コンクール地ビール部門第1位、
2000年地ビール醸造者協議会主催Japan Beer Grand Prix銅賞を獲得しています。