Beer & I

ビール好きによる、ビール好きの為のビール記とあれこれ。

ビールの栓抜き

2019-12-06 18:00:00 | ビールグッズ

時々ビールにちなんだグッズを買う事がありますが、
私のビール好きを知った方からビールグッズを頂くことがあります。
ありがたやー、ありがたや。
そんなビールグッズ、一つ目に紹介するのはビールに欠かせない「栓抜き」。

5~6年ほど前に知人と「色んなビールを買って家飲みしよう!」となった時、
家には肝心の栓抜きがありませんでした;
その時にさりげなく「これあげる」と頂いて以来、ずっと愛用しています。
後ろはマグネットになっているので、冷蔵庫にポンと付けられるのも良いところ。
本当にさりげなくもらったので、今まで全然意識していなかったのですが、
「Hawaii」と書かれているからきっとハワイのお土産だったんでしょうね(笑)

 

それにしても栓抜きがなかった私って…。
それまで家で瓶のものを飲む事がなかったんですねぇ。
そう考えると、ビールの種類に興味を持ち始めたのが5~6年くらい前だったって事なので
ちょっと感慨深くなる私でありました。

サントリー・プレミアムモルツ

2019-12-05 18:00:21 | サントリービール

何と言ってもファインアロマホップの軽やかで華やかな香りが特徴的。
口に含むとホップの香りが口に広がります。
これまで日本の大手ビールメーカーの主要4ビールを紹介しましたが、
その中でも一番個性的なのがこのプレミアムモルツです。
それは最初に書いた「ファインアロマホップ」のなせる技なのですが、
4つ(スーパードライ・一番搾り・黒ラベル・プレミアムモルツ)の中で
このビールだけが、アルコール度数5.5%だというのもあるのだと思います。
(実は私も今回初めてそれを知りました;)

元々は1989年に「モルツスーパープレミアム」として樽生限定で発売されたもの。
それが2000年に「モルツスーパープレミアム2001」として缶で限定発売。
で、2001年に「モルツスーパープレミアム」の缶・中瓶が通年販売された後、
2003年にこの「ザ・プレミアムモルツ」に変更して発売開始となった…という、
短期間のうちに激動の遍歴を経たビールなのです。

原材料は麦芽100%、天然水を使用して醸造されたビールで、
サントリーの工場見学に行った時も「天然水」にこだわっているという印象が深いです。
そしてチェコ・ザーツ産の「ファインアロマホップ」(何回も言う)を中心に、
ヨーロッパ産のアロマホップを100%使用しています。
「ホップ」はビールを作る上で欠かせない材料なのですが、
大きく3種類に分けられ、ファインアロマホップの特徴は香り・苦味が穏やかで上品なもの。
それが、プレミアムモルツの持つ独特の華やかな香りになってるんです。
2012年には「ダイヤモンド麦芽」を加えたり、麦芽を普通のビールの1.2倍にしたり、
アロマホップを2倍にしたり…。
今でも遍歴を重ねているビールなんです。

個性のあるビールなので、最初は正直好きではありませんでした(値段もちょっと高いし)。
でもそんな存在が今では「主要ビール」の一つになっているの自体すごいし、
私も色んなビールを飲むうちに、やっぱり好きになる…。

それがビールの広がりと奥深さにつながっていくのです!!


サッポロ・黒ラベル

2019-12-04 18:00:00 | サッポロビール

香りはすっきりとしていて、麦芽の香ばしさを感じます。
のどごしが良く、ほのかな渋みと甘みがクセになる、これまた大好きなビール。

前進となったのは1957年(!)に発売された「サッポロ壜生ビール」ですが、
黒ラベルが正式名称になったのは1989年のこと。
各ビール会社の主要ビールが1980年代後半以降に誕生しているのを考えるとすごく歴史深いビールだし、
「黒ラベル」として新たに販売したのは他社との競合があってこそのものだとも言えます。
(ちなみにラベルの星マークは北極星をイメージしたもの。潔い!)

2011年から「旨さ長持ち麦芽」の使用を開始。
ビール工場見学に行った時にこの単語を何回か皆で繰り返したのですごく覚えていますが、
この麦芽はビールの風味を劣化させる酵素(脂質酸化酵素)を持たない大麦から生まれたものです。
うーん…難しい言葉が並びましたが、結果的にビールの風味が長持ちするってことだ(笑)。

私がビール好きになったある時に、「ビール好きならここ!」と連れていってもらったお店が黒ラベルでした。
その時はまだ多くのビールを知りませんでしたし、黒ラベルも今ほどメジャーじゃなかったので、
「ビール好きがこだわって選ぶビール」というのが印象としては濃くあります。

最近になって、工場見学やサッポロビール専門店に行って感じるのは、
「サッポロビールで働いてる人はサッポロビールが大好き!」という熱い気持ちです。
自社を愛し、それを表現する、という素晴らしーものがサッポロビールにはあるので、
味は勿論ですが、思いも深くなるビールなのでした。


キリン・一番搾り

2019-12-03 18:00:57 | キリンビール

二つ目はキリンビールの一番搾り。

ふくよかな香りで、飲み口はさっぱり、でも甘みのある麦芽が口に広がります。

 

名前に掲げるだけあって、この一番搾りは一番搾り麦汁のみを使用したビールです。

「一番搾り」とは、ビールを作る時に原料のもろみの自重だけで自然に流れ出してくる麦汁のこと。

この「一番搾り麦汁」のみを使っているので、渋みが少なくてさっぱりとしたビールになるのだそう。

因みに、二番搾り麦汁は一番搾り麦汁を搾った後にお湯を撒いて搾り出される麦汁で、

表皮のポリフェノールが搾られるので渋みがあるのが特徴です。

 

キリンビールの工場見学(「生麦」という、まさにビールの為にあるような地域名)に行くと、

まだビールになる前の「一番搾り麦汁」と「二番搾り麦汁」の飲み比べをさせてくれます。

味の違いは歴然。

なるほど、こういうこだわりの元に作られたビールなんだということを認識しました。

 

キリンビールはビールのイベントにも力を入れてる会社なので、

個人的にも結構頻繁にチェックしてます。

クラフトビールも幅が広いので、また今後の更新もお楽しみに。


アサヒ・スーパードライ

2019-12-02 20:00:59 | アサヒビール

最初の記事は日本の大手ビール会社の主要ビールと決めていました。

まずはアサヒビールのスーパードライ。

すっきりとした飲み口で喉越しが良く、後味も少ない、

それこそグビグビといけちゃう大好きなビールです。

 

そもそもビールの「辛口」「ドライ」とは何ぞや?と思ってました。

苦味と甘さを抑えた、コクよりキレを目指したのがスーパードライ。

そんなスーパードライが誕生したのは1987年。

その頃、日本の食生活が変化していて、

「これからは油脂の多い食事が多くなる。

 それに合うさらっとしたビールを作ろう!」

というのが元々のコンセプトだったそうです。

そりゃグビグビいけるわけだ(笑)。

 

甘さを少なくするために、それまで基本的に4.5%だったビールのアルコール度数を5%にしたのが

このスーパードライというのも今回初めて知りました。

すっきりとした味を実現するために、麦芽の使用率をギリギリまで減らし(70%)、

副原料の比率を高めているのも特徴の一つ。

 

私は学生の頃から飲食店に多く働いていて、

スーパードライを扱っている店が多かったので個人的にとてもなじみ深いビールです。

今年になってタイミングが合い、神奈川工場と博多工場に見学に行ったし、

より思い入れの深くなったスーパードライなのでありました。