今回購入する中古マンションはリフォーム渡しになる。先般、施工業者から見積もりと簡単な打ち合わせをした。台所は新しいシステムキッチンに入れ替えるため「日本男児なら黙ってショールームへ行ってくれ、話はそれからだよん」と言われたので、行って来た。
日本男児たるもの、カタログを見ながらアーだコーだ言っても埒が明かない、現物をジックリ見てからだ、そう解釈した。お腹を手術して少し太っても日本男児なんで黙って見に行った。受付に女性が3~4人いた。1番美人の女性がやってきてカタログの見方を簡単に説明してもらった。「後はご自由にご覧ください」と言って受付に戻った。もう少し1番美人の女性を見ながらお話を聞きたい気もしたが、カタログと現物をそそくさと見て帰った。
システムキッチンとは、シンク、調理台、ガスコンロ、換気扇、ダクトスペースなどを機能的に天板で一体化したキッチンのことだ。ショールームのシステムキッチンは購入予定の中古マンションのシステムキッチンと基本的な構造は当然変わらない。強いて言うなら食洗機がついたくらいだ。つまり、進化に乏しい商品なのである。従って新商品を見ても「なんだこんなものか、値段がベラボウに高いな」で終わってしまった。
INAXのショールームで学習したことは、まず、I型とL型があり、そこから選択がスタートする。INAXは色の濃淡のバリエーションでグレードが分かれ値が決まる。淡色になるほど値が安くなる。そこからオプションで細分化されていく仕組みだった。なぜ色の濃淡で値が決まるのか、それが疑問で聞いたところ、「色が濃いほど天板素材の製法が難しくなるから」という俄かに信じがたい答えだった。進化しにくい単純な商品だから差別化のためこうなるのかもしれない、そうした視点で考えると奥が深い、しかし、ホント時間がないのだ、困った。