来日した妻がまず見てみたいと言ったのが友人Hの愛犬ホワイトシェパード。フィリピン人には想像出来なかったのだろう。早速友人宅を訪問した。この犬はメスで来月満2歳になる。そろそろ交尾相手を探さないとイケナイのかな、と友人Hは語った。しかしながらホワイトシェパードは絶対数が少なく見合う相手を見つけるのは困難らしい。愛犬はペット雑誌で親犬を見つけ、妊娠中に売買予約して出産後和歌山県まで引き取りに行ったそうだ。しかも特に大型犬の交尾はオス主導で、オス犬のところまで連れて行き、さらにお金を払ってからイッパツやって貰うシキタリで、人間社会とはまったく逆の構造になっている。そうした手間を考えると一生処女のままでイイのでは、なーんて話しを友人Hとしていたら、内容を少し理解したのか、愛犬をかわいがっていた妻が突然「ベイビー ウム、ソレ、ハッピー」とムキになって言い始めた。フィリピン人女性は一旦エキサイトとするとどーしよーもないんで「オーケー、オーケー」とその場を丸く収めた。思い起こせば結婚前のフィリピンでjet師範が妻のエキサイト被害に遭った。日本男児たるものこれ以上被害者を出してはイケナイなぁ、なーんて思っていたら妻はこれでハズミをつけたのかこの後彼女の独壇場と化す運命的な出来事が待っていたのだ。それはまた次回。