太った中年

日本男児たるもの

婚姻手続き

2008-07-11 | weblog

今月のフィリピン渡航は最愛の彼女エンジェルの故郷で自転車を買ってツール・ド・レガスピをエンジョイする予定だった。ところが、とある事情により急遽、結婚をできる限り早くすることになった。

イヤハヤ、人生、ナニが起きるのかワカラナイものだ。

太陽カレー夏の新作「抹茶ロール、モッコリーズスペシャル」をゆっくり堪能しているヒマはない。何しろいい年になって生まれて初めての結婚だ。しかも相手は外人女性、さらにその国は、世界でもイチニを争うワケのわからない暗黒大陸フィリピン共和国である。結婚するための必要書類の学習と準備からして大変で時間がかかる。

しかーし、そんなときの強い味方が、ネットでありブログ。以前紹介したブログ「レガスピ移住計画」には結婚手続きの一切が実録版で記載されている。実にアリガタイ。そして、移住計画さんも結婚のときに助けてもらったサイトがP.I.S。このサイトにはフィリピ-ナと結婚をする準備段階でヤルべきことの詳細が記載されている。

フフフ、余裕だな。PISの査証申請(結婚ビザ)資料から要点を抜粋してみよう。

簡易図式その1(簡単な概要)

【1】「比国で入籍」

【2】「日本で入籍」

【3】「在留資格認定証明書」

【4】「査証」

まず、【1】「比国で入籍」するために

  1 現地日本大使館にて、婚姻用件具備証明書を取得。

  2 婚姻用件具備証明書を現地シティーホールに提出し、婚姻許可書を取得。

  3 婚姻許可書は10日後に発行、滞在出来ない場合は一旦日本に帰国。

  4 婚姻許可書が発行後、牧師及び判事の元で挙式し婚姻証明書に署名。

  5 シティーホールから婚姻証明書を取得す。(フィリピン国内での入籍完了)

  6 フィリピン国内で入籍後、日本人のファミリーネームで新規パスポートを取得。

  7 一旦帰国。(時間的に間に合わず持ち帰れない書類は郵送して貰う)

上記3までが今回の渡航(1週間滞在)で、出来ることとなる。

1の婚姻用件具備証明書を取得のために日本男児はパスポート、戸籍謄本(抄本)、住民票を用意し、フンドシをシメて行けばよい。簡単、チョロイものだ。

しかーし、問題がある。ワケのわからない暗黒大陸フィリピン共和国に住んでいる無敵のエンジェル嬢、キミだ。彼女も初めての結婚でワケがわからない。つまり、ワケのわからない×ワケがわからない=キミという恐怖の公式が成立する。3日前から毎日電話で打ち合わせをしているがすでにワタクシ、限界に達している。マイッタナ。

しかーし、日本男児たるもの涙を流してでも乗り越えなければならない。

イザとなったらフィリピンにはJet師範がいる、デジガン先生も帰ってきたようだ。

準備万端整えて再来週にはフィリピンへGO、フンドシ シメテ ガンバロウ。

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現代音楽の調べ

2008-07-10 | weblog

先週金曜日の夜中、NHK教育で現代音楽のスーパースター、スティーヴ・ライヒの来日初コンサートの模様が放映され、番組を途中から見た。フィリピンと食べ物の話題ばかりではアレなんで、時々はこのようなエントリーもいいだろう、そうしようぜ。

 

Music for 18 Musicians

スティーヴ・ライヒは単一のフレーズを繰り返すミニマル・ミュージックの創始者で、こうした現代音楽に興味を持ったのは映画「エクソシスト」のテーマ曲を高校のとき友達からプログレッシヴ・ロックの名曲だとレコードを聞かされたのがキッカケだった。

 

The Exorcist/Tubular bells

それから暫らくして、ブライアン・イーノの環境音楽がちょっとした話題になった。イーノはその音楽より雑誌のインタビューでしゃべていることのほうが格段面白かった。

それから数年して坂本龍一の「戦場のメリークリスマス」のテーマ曲が世界で最も売れたミニマル・ミュージックとして有名になった。この楽曲よりも現代音楽の括りではソロアルバムに収められた「The End of Asia」のほうが強烈なインパクトがあった。

それまでは退屈極まりない現代音楽が、聞けば思わず踊り出したくなるほどのパラダム転換を起こした歴史的名曲である。しかし、個人的に今、チンタラ現代音楽を聞いてエントリーしている場合じゃないのだ、オジサンはいろいろ思い悩み忙しいのだった。

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フィリピンへGO

2008-07-09 | weblog

今月は21~28日の予定でフィリピンへGO。いつもエアチケットは浜松駅前のテナントビルにあるH.I.Sで購入。原油高によるオイルチャージの値上がりと夏休みシーズンで普段より約2万円高くなった。またセントレア空港の東横イン・ホテルも6月中旬に予約で満杯、空港内のセントレア・ホテルへ宿泊するハメになってしまった。

また、久しぶりに浜松駅近くへ行ったのでちょっと写真を撮ってみた。

浜松駅横にある超高層ビル「アクト・シティ」

ヤマハのビル

どうもキムタクが買ったらしい駅前のマンション。イヤハヤ、暇な人生なのに突然コワイほど忙しくなってしまった。更新がままならないと思うがひとつよろしく頼もう。

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かつお定食

2008-07-08 | weblog

最近、お昼は太陽カレーが混んでいるから友人がやっているお店で食べている。

このお店は今年5月に浜松駅の横(現在、ビックカメラ)から近所に引っ越してきた。

愛車のモッコリ号で出動だ。太陽の光にさらされて眩しいほどボディが輝く。

店長のヒデちゃん、やさしい彼は独身で彼女募集中。

ヤル気のない友人に代わっていろいろガンバっている。

日替わりのかつお定食、840円。

うほっ!かつおは好きだ。

しかしながら、3日間同じ日替わりのかつお定食を食べた。

皿の位置がズレているだけで、これを日替わりというのだろか。

これからお昼は太陽カレーの様子を伺ってからにしよう。

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太陽ロール

2008-07-07 | weblog

来月、浜名湖へ引っ越しをして最も困ることが、ご近所の太陽カレーを現在のようにほぼ毎日食べられなくなることだ。1ヶ月のうち1/3はフィリピンで過ごしているハンディはあるものの、太陽カレーの消費量は間違いなくチャンピオンだろう。ただ、太陽カレーが毎日食べられなくなるからと言って、引っ越しをヤメるワケにもいかない。

太陽カレーさんがモッコリ号と一緒に引っ越してくれるのなら有り難い。

その太陽カレーさん、ここのところランチタイムがメチャメチャ忙しい。先月末ランチタイムに行ったとき、2組が満席で入れなかった。それからなるべくディナータイムに行くようにしている。もし、その入れなかったお客さんが遠方から来ていたとするなら、それはツライことだと考えた。おお、ビビリー氏はなんていいお客さんなのだろう。

話は変わって、最近、よく食べているのがこの手作りロールケーキ。太陽ロールの名が示す通りカレー同様、尋常でないこだわりをもって作られている。もともと甘いものは苦手でオーダーはしなかった。ある時期、パテシエを目指し、修行のため太陽ロールを食べたが、やはり絶賛される味が判断できずそれが原因でパテシエの道を断念したこともあった。ところが、先々月、原油高騰の影響で原材料のバターが入荷できず、ズーと太陽ロールがなかった。そうなると、無いものネダリで食べてみたくなる。それでここ暫くカレー+ケーキセットをオーダーしている。しかしここだけの話、太陽ロールのどこが美味しいのかよくわからないで食べている、これは内緒だ。

いつもの食後のコーヒー、これがまた絶品、美味しい。引っ越しするとこれも今までのようには飲めなくなる。そこで、オジサンは考えた。引っ越し先のいらない和室をオール電化のキッチンに改装するけれど、ここを本格的なカフェを飲めるようにしよう考えている。年も年なんで、そうそう股間は膨らまないけれど、夢は膨らむのだった。

太陽カレーブログ←句読点の打てないマスターがブログを始めた、注目。

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マンション購入

2008-07-06 | weblog

我が浜松市近郊にある浜名湖。この風光明媚な湖にあるリゾート・マンションを購入することにした。住宅ローンがOKなら今月買って来月引っ越して住む予定でいる。

天涯孤独の独身で、今までズーと分譲の賃貸マンションに住んでいた。低金利の続く状況を考えれば、月々の支払いは借りるより買ったほうが安い。実際、今住んでいるマンションも試算すれば住宅ローンで買ったほうが月額1万円強、支払いが安くなる。

では、なぜ買わなかったといえば、独身であるがゆえ、相続する人がいないという理由だった。資産として残したところで死ねばそれっきり、つまり、独身で生命保険に入ってもムダと同じ理屈だった。ところがここにきて相続する人ができそうだから買うことにした。ただ、相続人が外国人という問題もあるけど、ここは強気でいこう。

考えてみれば、前の彼女もフィリピーナで結婚も考えていたけど、住まいのことまでは思い浮かばなかった。つーことは、結局、そこまで結婚する気持ちがなかったということか。不動産はタイミングもあって、鉄は熱いうちに叩いたほうがいい。

まあ、結婚しなくてもこれなら買って住んでもいいと思った、うむ。

さて、このリゾート・マンションにも問題があって、まず、間取りが昔のスタイルで和室がいらない。で、間取り図ではわかりにくいけど入口の右側が洗濯パンと極小ミニキッチン。これじゃ使えないつーの。和室を全面改装してキッチンにしなければならないから金が掛るなぁ。それから、どのように改装するのかも大問題。なにしろインドの山奥で10年、近所の太陽カレーで1年、船場吉兆で1ヵ月、自炊を修行した身だからキッチンには少しこだわりたい。どーしようか、この件はまたエントリーしよう。

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ハゲたニュース

2008-07-05 | weblog

今年5月、新しくオープンした友人の経営するフィリピンパブ。

先般、その友人に用事があってここで待ち合わせをした。

ここはJet師範と一緒に行って以来になる、久しぶりだった。

そこで意外な人物に遭遇した。

おーと、この人じゃなかった、本人曰く「よく似ている」、次の人だ。

地元某TV局のニュース・アナウンサーO氏、人間的にはそう悪くないオッサン。

このO氏と友人が幼馴染で昔からよく知っていた。

隣に座っていたO氏から声を掛けてきた。しかし最初、誰だか判らなかった。

上記TVの写真で見るよりズーとハゲているから判らなかったのだ。

ケチ、デブ、ハゲはフィリピーナに嫌われる。少し世間話をしたあとで、

「なーんだ、おまえ、随分ハゲたなぁ、TVはヅラなのか」

「ヅラなら同僚の女子アナに嫌われているだろ、どうなんだ」

「フィリピンパブでもハゲは嫌われるぞ、ヅラをつけたほうがイイ」

親切にそうアドバイスしたら、まだ時間があるのに帰ってしまった。

近くにいたフィリピ-ナたちがゲラゲラ笑ったのは言うまでもない。

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愛のATM

2008-07-04 | weblog

「彼女の瞳の奥に愛を感じるのか、ATMが映っているのか、それが問題だ」

これはフィリピーナと人生初めての結婚を控えたビビリー氏の名言である。今日はフィリピン人女性と日本男児との結婚というか離婚について2つのブログを紹介。なんたってモテモテ男のビビリー氏は40代後半になっても未だ結婚歴のない独身、生まれてこの方ズーと貞操を守り続ける結婚経験のないチェリーボーイなのだ。

別に隠していたワケじゃないが現在の彼女エンジェル嬢と交際するまえ、5年間別のフィリピーナと付き合っていた。そのときもモチロンその子と結婚を考えていたけれど、諸般の事情から別れた。もう過ぎ去ったことだからあまり思い出したくはなかった。ところが、エンジェル嬢の故郷レガスピをネットで検索していて偶然見つけたブログ「レガスピ移住計画」を最初から読んでみたら、その物語に我が身に沁みる思いがして昔を振り返った。

移住計画の管理人さんは非常にマジメな方でフィリピンパブで出会ったフィリピーナの恋人と5年間交際し、その彼女と結婚して離婚した。ブログは、2年前にヤフーからグーに引っ越して、それから結婚、1年も経たないでの離婚を冷静かつ客観的に記録し、離婚した現在もフィリピン移住の夢は捨てずブログを更新している、スゴイな。

フィリピンパブで出会い、結婚、離婚はよくある典型的なパターン。なにしろフィリピーナと結婚して向こう5年間で8割以上のカップルが離婚(法的な手続きを経ないものも含む)と言われている。離婚するために結婚するようなもので、移住計画のフィリピーナはまさにそれだった。結婚したことによっては彼女は日本で仕事(フィリピンパブではない)をするがスレ違いの生活になり日本へ来て2か月で離婚した。前の彼女ともし結婚していたら、おそらく同じようなことになっていただろうから、身につまされた。

「フィリピン人との交際」、このブログは、我が浜松市でフィリピン人妻がある日突然家出して行方不明、フィリピンパブへ勤め出したらしいということで、これまた非常にマジメな管理人さんがブログで公開して1年半後に捜し出して離婚したという物語。もう、更新はしていない。過去、リアルタイムで同じ浜松市ということもあり、微力ながら情報提供に協力した。このブログもまた前の彼女ともし結婚していたなら、ひょっとしてこうなったかもしれない、そう思い、万感胸に迫る思いで読み直した。

詳細に触れなかったフィリピーナとお金の問題は最重要課題、また機会を改めよう。

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起きて寝る私

2008-07-03 | weblog

エントリー”ツール・ド・レガスピ”でこの写真をUPしたら突然アクセスが急増した。

「奥さん、アンタも好きねぇ~」(加藤茶)とツッコミたいところではあるが、それはさておいて、実は日本でもフィリピンでも基本的な生活は、モッコリ起きて寝るだけのコワイほどヒマな人生を送っている。したがって、ツール・ド・レガスピのマニフェスト通り、有り余る時間を利用した健康長寿のための自転車ライフをスタートさせる決意は固い。今月、フィリピンで購入する自転車は既に決定している。それに先立って日本でも自転車ライフを始めるために自転車を買った。日本男児たるものこうでなくっちゃな。

ジャジャジャーン!こりゃ、カッチョエエ。

チェンジギアがないのにチェンジレバー、恐るべき自転車科学技術の進歩だ。

滑らかなドラムブレーキ、雨模様の日は安全運転を心がけよう。

オートバイなみのサスペンション、乗り心地はバツグン。

それから、尊敬してやまない忌野清志郎氏のオレンジ号に倣い、この最新鋭ハイテク自転車にナニかいい名前を付けなければご先祖様に申しワケがたたない。そこで、ご婦人たちの熱い支持を集めた冒頭の写真。

流れからすれば、新しい自転車の名前はコレしかないだろう。

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生きて死ぬ私

2008-07-02 | weblog

生きて死ぬ私 茂木健一郎著 (ちくま文庫)

歓びも悲しみも、そして眼前に広がる世界のあり様も―

人生のすべては物質である脳の中の現象にすぎない。

ならば、脳とは私にとっての牢獄なのか。

脳内現象である人間の心とは何か。この難問に挑むには、自身の脳がとらえた世界をより深く「感じる」ことから出発する以外にない。

本書は、怜悧な科学的知性と熱情あふれる文学的感性とを駆使して新たな世界像を描く試みだ。著者の純粋な出発点に位置する記念碑的エッセイ。 

今回は脳科学者のNHKモギ博士の本をエントリー。以前、養老孟司著「バカの壁」が面白くもなんともない本だったので似たような学者だと勝手に思い込みズーとモギちゃんを避けていた。しかし、今年になって松岡正剛との対談本「脳と日本人」を読んでから評価は一変し、少しづつ著書を読むようになった。ただ、脳を活用した勉強法とか、脳を活用した気持ちのいいSEX法とか、脳を活用した金儲け法、といった著作、所謂ハウツーものは年も年なんで、気持ちのよいSEXはしたいとときどき思うけれど体がついていかず、また今更頭がよくなっても仕方がないから読んではいない。「生きて死ぬ私」~哲学的なタイトルのこの本が個人的に一番面白かった。

この著書のなかの第3章オルタード・ステイツ(意識の変性状態~ハイやトリップした状態のこと)で臨死体験や幽体離脱について考察している。なかでも向精神薬LSDについて「脳科学者はもっとマジメに考えろ!」と怒りを顕わにしているところが非常に好ましい。さらには、ドラッグは日本では勿論違法だからヤレとは言ってないものの、ニューヨークでは一部合法だから、滞在経験のあるモギちゃんはおそらく経験してると思う、どうだ、図星だろう。この辺りが養老孟司との大いなる差異である。養老孟司はマリファナくらいは体験すべきで、そしたら少しは内容のある面白い本が書けると断言する。

それから、第5章救済と癒しで天才について言及しているところが興味深かった。アインシュタイン、ナポレオン、ゲーテ、漱石、ワーグナー、ビートルズ、Jet師範、etc、様々な時代に様々な天才が出現するが、人類に最大に寄与する宗教的天才は出現しにくい。具体的に、キリストと仏陀2人が古今東西この世に現れた、とモギちゃんは言う。おーなるほどねぇ、天才脳科学者はこういう捉え方をするものだと感心した。フィリピンはカソリックの国で、交際して間もないフィリピーナの彼女は当然クリスチャンなんで愛の宗教キリストは後々取り上げるとして、問題は仏陀さんだ、急ごう。

キリスト教が人間中心主義の発想から逃れえなかったのに対して、ブッダの目は、より広く自然界全体に向けられていた。その意味で、ブッダの発想は、現代の環境に対する意識の高まりにつながる、時代を超えた普遍的なものであった。また、この世界の中で有限な存在として因果の連鎖の中に生きているということ自体に人間の苦しみの究極の原因を求め、そのような条件からの解放=解脱を説いたことは、人間の精神の持つ肉体性とその限界というエッセンスをとらえていた。 

(第5章 救済と癒し より引用)

これって脳科学者、自然科学者モギ博士の問題意識=ブッダさんの問題意識と言っているようなもので、実際、松岡正剛との対談でモギちゃんは自身を小乗仏教的だと言っているから仏陀モギちゃんと呼んでもいい。

さて、ブッダさんの根本的な教えに「無常」がある。ブッダさんは死に臨む際、弟子たちに「無常を忘れるな、今から我が身をもって示す」そう最後の説法をした。従って最も重要な教えである。尚、昔「親父、涅槃で待っている」と言って自殺した人がいたが仏教とは関係ない。

【無常】

(1)〔仏〕 万物は生滅流転し、永遠に変わらないものは一つもないということ。
 ⇔常住
「諸行―」
(2)人の世の変わりやすいこと。命のはかないこと。また、そのさま。
「―な世の中」
(3)人間の死。
「―の来る事は、水火の攻むるよりも速に逃れがたきものを/徒然 59」

三省堂提供「大辞林 第二版」より

「無常」を辞書で引いても凡人にはピンと解かるものではない、また解かったとしても忘れるものである。だからブッダさんは臨終する際にまで弟子に念を押した。

>人生のすべては物質である脳の中の現象にすぎない。

冒頭文のこのクールなメッセージはモギちゃんの無常観と考えればよろしい。人生や世界の一切は脳内現象に過ぎないのだから無常なのである。

>自身の脳がとらえた世界をより深く「感じる」ことから出発する以外にない。

物質である一千億個のニューロン(脳神経細胞)がなぜ心を生むのか、脳科学者であるモギちゃんのテーマであり、上記の「感じる」質感を「クオリア」と呼ぶ。別に脳科学者でなくとも人間誰しも心があり、心は苦しむ。その救済の手立てとして~世界をより深く「感じる」ことから出発~すればよい。

今日はピン中オヤジ(フィリピン中毒の男)と思えないカッチョいいエントリーだった。

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涙のレストラン探訪

2008-07-01 | weblog

メトロ・マニラから南東へ400km以上下った古い港町レガスピ。この町はフィリピンのガイドブックには載っていない。そして、旅先で唯一の楽しみは美味いメシにありつくこと。だから知らないレストランを探訪し、果敢にチャレンジしなければならない。

なるべく身体によい健康的な食事を摂ろうと心掛ける者にとって、フィリピン全国どこにでも在るこのようなファーストフード・チェーン店ではとてもじゃないが食べれない。

今回、レガスピではマメに食べ歩き、マメに写真を撮り、マメにPCへファイルした。ところが、再三触れているが、いつのまにか彼女によってそのファイルがメチャクチャにディレイトされていた。しかも彼女自身、未だまったくそのことを理解していない。

このエントリーで残存した貴重な写真の最後のアップとなる(涙)。

レガスピ空港横にあるペッパーランド・ホテルのシュリンプ・カレー。オーソドックスな欧風カレーではあるが、なにしろこれが涙がチョチョ切れるほど一番旨かった。

借りたアパート近くのパン屋。味は記憶に残ってないからウマくなかったのだろう。

旧市街アルバイの目抜き道路にあったカフェ・レストラン。パスタを注文したが一口食べてギブアップした。続いて口直しにコーヒーを注文したがまたまた一口飲んでギブアップ。おそらくレガスピで無敵のゲロ不味いレストランであろう、存続しているのが不思議だ。やはり、フィリピン人は人類学的にも特殊な味覚を持つと推測される。

そのゲロ不味いレストラン横にあった地元レストランのチリペッパーズ。日本男児たるもの度胸一発ツナ・ステーキをオーダー、食してみた。ソースが少し濃い味であったが、これなら充分イケる。料理の写真が消されてアップできないのがツライ(涙)。

チリペッパーズから少し歩いたところにあったグリーン・リーフ。小さなレストランだけど、店のネーミングやインテリアがいい。チリペッパーズで食事の後だったのでまだ入ったことはない、気になって写真を撮った。今月は行く。こうしたメモ変わりに写真を撮ったレストランがまだ4~5店あったが、すべて彼女によって消されていた(涙)。

ペッパーランド・ホテルの近くにあるバーベキューハウス、スモーク&グリル。ホテルの美人スタッフが教えてくれた。なぜか中華風のコーンスープがあって、旨かった。

どこにあったか忘れたけれど野外オープン型のバーベキューハウス。こうしたスタイルのレストランがレガスピには数多くある。ただ、夜行くと蚊の攻撃に遭うから注意。それから、アルバイ地区の古い教会の裏にレガスピ唯一の日本食レストランがあり、塩ラーメンがやたらウマかった。クドイようだがその写真も全部消滅していた。今月は涙を拭いてまたレポートしよう。

マニラへ戻り、帰国前に寄ったのがマカティのグリーンベルト3にあるSENTRO(セントと発音する)。ここの炭火で焼いたチキンステーキは絶品。ウメェ~、値段も安い。

同じグリーンベルト3にあるコールドロックのアイスリーム。彼女のお気に入り。

グリーンベルト5の日本に本社があるトラベルカフェ。洒落たコーヒーカップ。だた不味くはないが美味くもない、そしてコーヒーの量が多過ぎる。一言で言えばガサツ。

お~と、忘れてはイケないのがリトルトーキョーの華。新メニューでフレッシュ・マンゴと生ハムのサラダ、文句なくウマい。フィリピンで食事をする最大の欠点はおいしい野菜を食べることができないこと。これはその欠点を補う大ホームランメニュー。

帰国してセントレア空港で一旦食事を摂る。いつもは蕎麦を頂くが、今回は高山ラーメンを食べてみた。昔ながらの素朴なスープと麺、なかなかイケる味だった。何事もチャレジすることが大事である。

ということで、涙のレストラン探訪はこれにて終了。

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