鳥が大好き!

秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

はじめてのチュウ ♪

2025年02月13日 | 北海道_道東

 はじめて〜のチュウ きみとチュウ 

 I will give you all my love

 なぜか やさしいきもちが いっぱい

 はじめて〜のチュウ きみとチュウ



 I will give you all my love

 なみだぁが でちゃう 雪のホオジロ

 Be in love with you 

 

(キテレツ大百科より)

(2025/02/01  ユキホオジロ)

雪見だいふく

2025年02月12日 | 北海道_道東
 シマエナガのライバルとして売り出し中のユキホオジロ。

 
 樹上生活主体のシマエナガと違って,ユキホオジロは,地面にいることが多い。




 しかも,生息地が,風がビュービュー吹き荒れるところなので,勢い,おまんじゅうを上から潰したような,ぺったらこい体型になる。

 
 まさに,雪見だいふく。



 
 当たり前だけど,この子が目の前にいるときは,シマエナガよりめんこ。

 
 シマエナガは,北海道では,年中,街中の公園でも出会えるに対し,ユキホオジロは,飛来時期や場所など,出会うためのハードルが結構高いので,なかなか出会うことができない鳥でもある。

 また,警戒心が強い鳥でもあり,ここでは,マナー違反のカメラマン1人のおかげで,この前日は,ここから飛び去っていなくなり,その後に行った誰も見ることができなくなったそう。
 知る人ぞ知るめんこな鳥,という感じで,広く知られないでいた方が良いとも思う。
 
(2025/02/01  ユキホオジロ)
 

北限の越冬地か?

2025年02月11日 | 北海道_道東
 2月初旬の厳冬期,野付半島にコクガンがいた。
 



 野付半島では,冬の前後に通過するだけだと思い込んでいたので,いたことに驚いた。

 北海道らしい鳥とのツーショットは,ここでしか撮れないかな。

 
 


 
 後でネイチャーセンターの方にお尋ねしたら,ここは北限の越冬地となっているらしい。
 
 氷の海にいるコクガンたち。
 
 
 ここは,気温がマイナス10℃を下回ることもあるし,流氷もやって来る。

 
 越冬地の条件は,気温ではないかもしれない。
 
(2025/02/01  コクガン)

「いた」

2025年02月10日 | 北海道_道東

 鳥見をしているとき,いつでも,一番言いたい言葉は,「いた」。



 探していた鳥をようやく見つけたとき,出を持っていた鳥がようやく出てきたとき,思いがけない鳥が目の前に現れたとき。そういうとき,つい漏れてしまう言葉が「いた」。

 
 感嘆符がつかない,普通の「いた」。

 
 叫ぶわけじゃないけれど,「いた」と言うときの幸福感ったら,ない。

 
 ドーパミンだか何だかわからないが,幸福ホルモンが脳内を駆けめぐる。

 
 このときは,漁港内で,遠くを飛ぶ鳥を観察していて,何気なく足下の海面を見たら,「いた」。
 
(2025/02/02  ケイマフリ)

ホッピング・ロージー

2025年02月09日 | 北海道_道東

 この鳥には,花の名前が付いている。

 和名は『萩』,萩猿子(ハギマシコ)。

 英名は『薔薇』,Rozy Finch。

 元気に動き回る活動的な鳥で,常にぴょんぴょん跳ねている。

 ホッピング ロージー  

 真っ直ぐにホッピング。

 横にホッピング。



 ホッピング。

 ホッピング。



 ホッピング。

 宙に浮いている写真が山ほど。

 別のところにいた群れでも,あちらこちらで,絶え間なく,跳ねていた。



 そして,群れの中を,飛んで移動する子たちも,あちらこちら。

 とにかく元気。

 また別の場所では,オス・メスが揃って採餌している場面も,間近に観察できた。


 メスは,オスより地味だが,これはこれで,めんこだ。

 今回は,たまたま,ここ野付半島に数多くのハギマシコが入っていたが,この鳥は,北海道の鳥というわけではなく,津軽海峡より南にも,普通に来ている。

(2025/02/2-3  ハギマシコ) 


雪のカーテンの向こう側

2025年02月08日 | 北海道_道東
 雪のカーテンの向こう側にオオワシが2羽。

 

 左側の1羽が,右側の1羽に近寄ってきた。

 
 右側の1羽は,頭を下げて,姿勢を低くした。
 
 あ。
 
 
 1羽が,もう1羽の上に乗っかった?

 
 雪でよく見えない。
 
 
 合体?



 
 雪が降りしきっている,その奥の出来事...。
 
 
 右側から,もう1羽やって来た。

 
 姿勢を低くして,ふたりを見ている。

 
 翼を広げて,威嚇しているっぽい。
 
 
 受けて立とうじゃないの。

 
 
 あ,もう1羽来た。





 オジロワシだ。



 3羽集まっていたので,食べ物がある,とでも思ったか?

 
 そのうち,オオワシ1羽が左側に飛び去る。

 
 もう1羽が右側に飛び去る。

 
 あ,左側から戻ってきた。

 
 だんだん暗くなってくる中,オオワシ2羽とオジロワシ1羽が残った。

 
 雪のカーテンの奥のワシ模様だった。
 
 ここを立ち去るとき,さっき右側に飛んだ1羽が,ひとり佇んでいるのが見えた。

 
(2025/02/03 オオワシ,オジロワシ)

雪と水鳥

2025年02月07日 | 山形県_村山地方

 降っていた雪の密度が濃かったので,オートフォーカスにしていると,雪の方にピントが合うことがしばしば。

 それが,また良かったりする。
 
 鳥を見たり,

 
 雪を見たり。

 
 雪を見たり,

 
 雪と鳥をみたり,

 
 鳥を見たり。



 なんか,鳥がボケていた方が良くない?





 
 良いよね!

 でも,やっぱり,「正しい」鳥写真ではないかな。
 
 こちらは,雪が降りしきる中を,カワウが飛ぶ風景。





 
 現地は,現地で,楽しかったが,室内の暖かいところで,撮った写真を,ぬくぬくしながら見るのも,幸せ。
 
(2025/01/26  マガモ,コガモ,カワウ)

無数のウミネコ

2025年02月06日 | 宮城県_気仙沼・本吉地域

 さんさん商店街の商品券1000円分が当たって,家に届いたので,また志津川に行かなくてはならなくなった。

 
 さんさん商店街で,必ず覗く店は,山内鮮魚店とロイヤルフィッシュ,そして,ちばのり店。
 
 山内鮮魚店では,アワビの味がするというマダコを買うことが多いが,マダラの旬だった。
 
 
 マダラは,白子が入っているオスの方が高いのだが,1匹丸ごとで2000円は超安い。
 白子は,生で,紅葉おろしと小ネギを付けて,ポン酢で。
 余った白子と身は,寒鱈鍋と鱈フライに。
 頭や骨周りのザッパは,ザッパ汁(庄内で言うどんがら汁)に。
 大きな魚なので,家で1匹を消費するのは大変と思ったが,ペロリと丸ごと食べてしまった。
 
 山内鮮魚店には,「伯楽星」も置いているので,いつものように1升購入。
 
 ロイヤルフィッシュでは,旬のめかぶとわかめなども購入。
 めかぶは,秋田(男鹿)では「ねかぶ」と言っていて,子どもの頃から食べていた味。
 茎を取って,湯通しし,色が緑に変わったら,やや大きめにたたく。粘り気を出すのに,私は,湯通ししたお湯をちょっとだけ足している。
 
 ちばのり店では,「バラ干し」の海苔(岩のり)と「寒流のり」の干し海苔を購入。
 バラ干し海苔は,庄内ではどんがら汁に入れるようだし,寒鱈鍋に入れても美味しい。
 「寒流のり」は宮城県のブランド海苔で,干し海苔は,焼いていないので,炙って食べる美味しい海苔。
 
 以上,商品券1000円分の10倍も消費させていただき,まんまと罠にハマらせてもらった。
 
 ちなみに,南三陸方面では,気仙沼のお魚市場や大谷海岸の道の駅など,まだまだ海産物が安く,豊富な店が多くある。
 
 さて,これは,野鳥のブログだった。

 
 この日,志津川湾では,ウミネコが無数に観察できた。

 
 荒島近くの岩には,いつもいるのだが,この日も,びっしり。

 
 湾内には養殖筏がたくさんあるが,そのそれぞれにも,びっしりで,

 
 ブイのひとつひとつにも止まっていた。
 
 
 そして,防波堤にも,びっしり。

 
 
 昨季に比べると,断然多いように感じる。

 比較的近くで観察できるのは防波堤。

 
 上の写真は,ウミネコの特徴の Brack-tail が写っている。

 次は,きれいな成長夏羽。(... まだ冬だけどね。)

 
 真っ白なボディに映える黄色い足とくちばし。
 
 
 目の周囲が赤く,くちばしの先端には,前後が赤の黒い斑がある。
 
 
 こういう写真で反芻していると,今年も蕪島に行きたくなってくる。
 去年行ったのは2月12日か。⇒ 去年の記事
 
 ウミネコの他には,オオセグロカモメがちらほら。



 
 前回観察できなかったユリカモメの小さな群れも入っていた。

 
 セグロカモメは,1羽しか観察できず。





 左から,オオセグロカモメ,セグロカモメ,ウミネコ。



 これだけウミネコが多かったので,よく見れば,別の種類のカモメも混ざっていたかもしれない。
 
 昼食は,漁港の入口にある蕎麦屋で。

 
 温かい『かき蕎麦』を頼んだら,なんと土鍋に入って出てきた。
 
 
 ご馳走様でした。
 
(2025/01/25  ウミネコ,オオセグロカモメ,セグロカモメ,ユリカモメ)
 

ふたりのチビ丸

2025年02月05日 | 宮城県_仙台市(大沼)

 ミヤマガラスの群れに,コクマルガラスが混じっていた。

 探し出せないことも多いが,このときは,「見て,見て,ここにいるよ。」と,自己主張していた。

 ミヤマガラスの群れの中にいると,こんな感じ。

 この小ささとパンダ模様で,充分に自己主張している。

 小さいせいか,群れの中を飛んで移動することも,しばしば。

 小さな丸っこい体に,丸い尾羽が,とってもめんこ。

 暗くって,シャッタースピードを落としてしまったので,ブレ・ボケは,やむなし。

 ミヤマガラスたちの上を舞って,楽しませてくれた。

 そのうち,もう1羽,真っ黒な子が,近くに来た。

 以前は,パンダ模様のタイプを『淡色型』,



 真っ黒なタイプを『暗色型』,と呼んでいた。



 今もそう呼んで良いのかわからないが,淡色型は,愛称で『しろまる』とも呼んでいた。

 以前は「不明」とされていたが,最近は,『淡色型』が成鳥,『暗色型』が幼鳥,という説が有力らしい。

 親しげにしていたこのふたり,どういう関係なんだろう。

 親子?

 よく見ると,成鳥の方は,白いお腹に,抱卵斑のような割れ目が見える。

 抱卵斑は,鳥が卵を温めるとき,温める部分の羽毛が抜けて,地肌で直接体温を,卵に伝えることができるようになるもの。

 カラスは,メスだけが抱卵するので,これが抱卵斑だとすれば,成鳥の方はメス。
 このふたりは,母と子,という可能性も出てくる。

 ただ,繁殖前のこの時期から,抱卵斑,又は,その前触れ(or痕跡)が観察できるのかは不明。

 いつもながら,私の妄想が膨らんだ話。眉唾ものと取ってほしい。

 なお,2枚前から,この2人の近くをウロチョロして写っていたのは,ミヤマガラスの幼鳥。



 下の写真で,このふたりを後ろから脅していた子が,そう。

 ミヤマガラスの幼鳥はハシボソガラスと似ていて,ハシボソガラスも混ざっているときは,探すのに苦労することもあるが,この子に関しては,向こうから名乗り出てきた感じ。

 ちなみに,成鳥は,こんなだ。

 幼鳥のとき,くちばしの根元にあった黒い皮が剥けて,その部分が白くなっている。

(2025/01/25  コクマルガラス,ミヤマガラス)


陸へ上がったウミアイサ

2025年02月04日 | 宮城県_気仙沼・本吉地域

 陸へ上がった河童ならぬ,陸へ上がったウミアイサ。

 普通,海にいるはずの鳥が陸に上がっているのは,怪我か油曝(ゆばく)のことが多いので,撮った写真を詳細に見ると,上くちばしの先っぽが欠けていた。

 鳥にとって,くちばしの欠損は,命に関わること。
 大丈夫か? って,大丈夫じゃないよなぁ。

 あ,立った。

 カイツブリの仲間などと同じように,足は体の後方に付いていて,水の生活に特化したプロポーションだ。

 普通は,なかなか見ることができない足。

 あ,また座り込んでしまった。

 餌が十分に捕れていないのかなぁ。

(2025/01/25  ウミアイサ)


宮城のハクガン

2025年02月03日 | 宮城県_伊豆沼

 伊豆沼のハクガンも,今季は100羽を越えているらしい。

 そこで,蕪栗沼からの帰り道,築館インター近くの『おかってマルシェ』で買い物をするついでに,伊豆沼に寄ってみることにした。
 
 ハクガンの群れは,すぐに見つけることができたが,39羽だった。

 
 いくつかの群れに分散していたのだろう。

 
 アオハクガンも来ているのだが,この群れには含まれていなかった。
 
 
 日が当って,ハクガンの「白」が,角度によっては,青っぽく,きれいに見えていた。

 
 
 
 感覚が麻痺しているが,ハクガンが珍鳥だった時代のことを考えると,夢のような光景ではある。

 
 この群れにも幼鳥が含まれていたので,これから先も,楽しみ。



 
 こちらは成鳥。

 
 NHKのEテレでやっていたアニメ『ざんねんな生き物事典』によると,ホッキョクグマの毛は透明で,その毛の集まりが,見かけ上,白く見えているらしい。そして,その下は,保温に役立つよう,黒くなっているらしい。
 


 冬小鳥の中にも,下の羽毛が黒いのがいたような気がするが,このハクガンの白い羽毛の下はどうなっているんだろう?
 
 ところで,ハクガンを探して車を流していたとき,駐車場の脇の土手に,駐車場に止めず,道を塞いで車を停め,たむろしているグループがあった。
 
 コミミズクが,カラスに追いかけられていたのが見えたので,コミミズク狙いのカメラマン集団だったようだ。

 
 カメラマン集団は,関わりたくない存在であることを改めて認識。
 
 ちなみに,このとき,コミミズクは,人がいなかったこちら側を向いて飛んできた。

 
 ちょっとだけ,小鼻が膨らんだ。
 
(2025/01/19  ハクガン)
 

冬小鳥がいっぱい

2025年02月02日 | 宮城県_蕪栗沼

 元々,オオジュリンとベニマシコは,いっぱいいた。

 この日も,オオジュリンは何羽も姿を見せてくれた。

 
 相変わらずの丸い顔がめんこ。



 しかも,バックシャン。(若い人は意味わかるかな~?)
 
 
 昨季も感じたが,このヨシ原には,膨大な数のオオジュリンが潜んでいるように思う。
 
 ベニマシコも,近くで採餌。
 
 紅(べに)の子も,

 
 そうでない子も。

 
 オオジュリンも,ベニマシコも,動きながら,盛んに鳴き交わしていた。



 元気,元気。
 
 
 加えて,この日は,カシラダカとツグミも,数多く観察することができた。

 カシラダカも,ツグミも,これまでは,あまり姿を観察できていなかったが,これまでの鬱憤を晴らすかのように,たくさんの個体と出会うことができた。



 ツグミは,主に遊歩道の脇にある木々で。

 
 胸を張った立ち姿が凛々しい鳥だ。
 
 カシラダカは,遊歩道で採餌し,



 人が近づくと,木の枝に止まった。

 
 また,土手のススキなどの藪の中には,かなりの数が潜んでいるようだった。
 
 
 
 今季,出会いが少なかった冬小鳥たちと出会うことができ,まずは一安心。
 
(2025/01/19  オオジュリン,ベニマシコ,ツグミ,カシラダカ)

周年いるんだけど...

2025年02月01日 | 宮城県_蕪栗沼

 暖かな晴れた日は,いつも姿を見せてくれないヒトたちも,姿を現す。

 このアオジも,周年ここにいるが,薮の中でゴソゴソしていることが多く,いつもは,なかなか姿を見せてくれない。
 
 
 姿を見せてくれないときは,地鳴きで,その存在を判断することになる。
 
 ホオジロは「チチッ」と2〜3声ずつ鳴くが,アオジは「チッ」と一声ずつ。
 
 カシラダカが来る季節には,カシラダカの地鳴きとの区別に気を使うが,それ以外の季節には,いることがわかっているので,「チッ」と一声聞けば,機械的に「アオジ」と,フィールドノートに書いてしまう。
 
 
 いい加減ちゃ,いい加減かも。
 
 カシラダカの地鳴きも,「チッ」と一声ずつだが,アオジの声より,か細く,高い感じ。
 
 
 ちなみに,クロジの地鳴きは,アオジの地鳴きとそっくり。
 識別できる人もいるようだが,私には無理。
 
 ところで,このアオジ,夏よりも,冬の方が数が多いように思う。
 
 
 北から移動してきて増えるのか,それとも,ここで生まれ育った子どもたちが増えているのか?
 
 いずれ,春までには,数が減って,ほぼ元通りの数になる。
 冬は,まだ続く。
 
(2025/01/19  アオジ)