トイレトレーニングで少しマーキングに触れましたが ・・・
マーキング自体は彼らのDNAに刻み込まれた習性です。
この行動は本来、自分の縄張りを他者に示す意味合いの行動です。
野生動物の世界では、 『 ここは俺の縄張りだ、ここに宣言する。 』 って具合でしょうか。
家庭犬においては、 『 今日、ここをお散歩で通ったよ。宜しくぅ~ 』 ってな具合に
電柱などにオシッコ掛けて駅の伝言板みたいな感じでしているのでしょうか ・・・ ネ。
これを忌嫌い何とかなくす方法はないかと去勢まで施してしまう飼い主さんまでおられる様ですが ・・・
去勢したからと言ってそのままにしておいてもマーキングの習性は100%治まるものではありません。
マウンティングは70%ほど減少
他のワンコへの攻撃性は60%ほどの減少
マーキングは50%ほどの減少がみられるそうです。
また前立腺がんの予防と言う意味では間違った解釈が広まっているそうです。
加齢に伴う前立腺肥大から来る悪影響には効果が認められるそうです。
獣医学的には去勢によってマーキングが完全に解決される事は難しい様です。
では、マーキングとどう取組んで行ったら良いのか ・・・ ?
マーキングは女の子でも時折見せる習性です。
男の子ばかりではないのです。
しかし、圧倒的に男の子が見せる行動の中に良く見られる事です。
その行動をとらせない為にするにはどう対処したら良いのか。
オシッコをしゃがんでするようにすればよいのですが ・・・
女の子は大人になってもしゃがんでしてくれるのですが
男の子は、ある時を境に足を上げてするようになります。
お散歩に出はじめてあちらこちらの匂いを嗅ぐ事を覚え始めるとそこにオシッコをするようになり
電柱や壁などの高い場所に匂いのもとを探し当てると足を上げたり
逆立ちまでしてオシッコをかけようとします。
マーキングの上書き行動 ・・・
こうしてマーキングは次第にエスカレートしていきます。
では、どうしたら足を上げてのマーキングをさせないように出来るか ・・・ ですが
壁や電柱からある程度離隔距離を置いて歩く事。
これによって道路面でしかオシッコをする事が出来ず、高く足を上げる必要も無くなり
しゃがんでするかチョッとだけ片足うを浮かせてするようになります。
こうした行動を習慣づけてあげれば電信柱や壁を見てマーキングする事は次第に減って行くと思われます。
また、お散歩デビューの時から心がけていれば足を上げる習慣も抑えられるでしょう。
ただし、お散歩で匂いを嗅ぐ習慣も同時に控えるようにさせないと効果は見込めません。
匂いを嗅ぐ行動とマーキングとはセットになっているようですので
そのあたりを考慮してお散歩する事をお勧め致します。
ただし、お散歩でオシッコをする事が格段に少なくなってしまうので
家の中でのトイレトレーニングには少し時間が掛かるかもしれません。
家庭犬の場合、特別ショードッグを目指さないのであれば
マーキングの習性を利用したトイレトレーニングが有効かもしれません。
ショードッグを作り上げる場合、余計な行動をとらせる事をなくすため
マーキングの習性を抑えるトレーニングする場合があるようです。
ショーの最中に周囲の匂いを嗅いでいたのでは
せっかくの体型が正しく審査していただけない事があるからです。
理想的な正しい姿勢を常に維持している事が出来る事も審査の対象となるからです。
常に鼻先を地面に近づけていたのでは良い姿勢とは言えませんからね。
そういった意味からでは、ショードッグを手掛けておられる方に
マーキングの対策をアドバイスして頂く事も一つの道かもしれません。
では、マーキングの習性を利用したトイレトレーニングですが
トイレを作ってあげてもそこでオシッコやウンPをしてくれない ・・・
こんな場合は、新しくセットするペットシーツに少しだけ本人のオシッコを付けておくだけでOKです。
何処かで粗相をした時のオシッコをチョッピリ付けてあげておくだけでいいと思います。
何回も根気良くそれを続けます。
彼らは、そこがいつも自分の排泄物の匂いがしていればそこで排泄をするようになります。
違う場所ですれば叱られておまけにご褒美ももらえないとなればなおさらです。
ペットシーツで排泄をした時だけ褒められてご褒美がもらえる事を理解し始めれば
後は一定の環境条件を崩さない限り特定の場所で排泄する習慣が付く様になります。
また多頭飼いの場合は、先住犬のオシッコの上に上書きする様にします。
またどちらかがオシッコをするとお互いの後を追うように用を足しに行きます。
これは、マーキングにかなり近い行動のように見受けられます。
多頭飼いの場合は、どちらかがちゃんとトイレトレーニングが出来ればおのずと他方の個体も
トイレトレーニングが順次完成していくようです。
この様にして、彼らの本来持ち合わせているマーキングの習性をうまく活用すれば
トイレトレーニングは90%成功したも同然です。
後の10%は、お出掛けの時のトイレをどう対応してあげるかを私たちが考えてあげる事です。
決して彼らに我慢を強要してはなりません。
彼らもそれを多分 ・・・ 理解しないと思います。
また、人でもそうですが排泄を我慢するという事は体にとって良い事ではありません。
尿路系の疾病等に影響を及ぼしますので注意が必要です。
たかが一時間ぐらいと言えど、彼らにとっては私たちに何倍もの体感時間になるのです。
また、マーキングを忌嫌い過度に抑制する事は、彼らの本能習性を抑制する事であり
一定の年齢を過ぎてしまった個体にあえて抑制をかけてしまう事は好ましくない様に思われます。
であれば、マーキングとうまく付き合っていく方法をそれぞれのご家庭で工夫される事をお勧めします。
彼らの事を常に考える、彼らとの生活を今よりもより過し易くする事を考える
これが私たちに与えられた 『 命を司る神様 』 から与えられた使命と思っております。
のがれる事を考える前に、付き合っていく為にどう工夫するかを考えていただきたいと思います。
マーキングは彼らが延々とその体の中で紡いできた歴史です。
それを全否定し忌み嫌う事は是非控えていただきたいと思います。
一方的に人のエゴを彼らに押し付けるのではなく、共に楽しく暮らす為の工夫を探しましょう。
彼らの純粋な性格 は、その答えを探す為の大切な 鍵 なのです。
ハイ !
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by ちぃ君 & もっ君 の パパ
される人の気持ちになれ。
自己中にもほどがある。
動物愛護および管理に関する条例の第3条辺りにも書いてあるように、個人所有および公共の場を汚してはならないので、出来ないのなら、犬なんか飼うな。
飼う資格無し。
出来る人だけが飼えばいい。
第3者に自分のしつけの不甲斐なさを押し付けるな。
ホント腹が立つ。
注意し疲れた。
もう、飼い主にオシッコかけてやろうと思う。
お気持ちお察しいたします。
ルールやマナーを守れない飼い主さんが多い現実に
私も心を痛める毎日でございます。
うんち袋や洗浄用ボトルをお持ちにならない飼い主さんが未だに多い現状に悶々とした毎日を送っております。
せめてもの想いから気がつく範囲で拾い残された排泄物を持ち帰るようにいたしておりますが
それでも翌日にはまた別の排泄物が拾い残されている現実
今はただ、この現実に目を背けず自分が気がついた範囲ではありますがお散歩での通り道の排せつ物を持ち帰ることを心掛けております。
「マーキングを忌み嫌わないでください。」
のタイトルがお気に触られたことは誠に申し訳ないことと存じますが
これはあくまでも、飼い主様がルールやマナーをしっかり守っていただいているという事を前提として使わさせていただきました。
飼い主様のモラルハザードの低下と共に周囲の方々に多大なご迷惑をおかけしている現実には
同じ飼い主仲間として反省しなくてはならないと思っております。
最後に、当ブログコメント欄に
現状へのお怒りのお気持ちは理解できますが
不適切な言葉遣いや表現などお控えいただきたくお願いいたします。
他の閲覧者の方々にご不快な思いをおかけする事の無いようお願いいたします。
以後このような事が続く場合コメントを削除させていただくことがありますのでご理解ください。
コメントもルールやマナーをお守りくださることを深くお願いいたします。