むすめは、いい子です。大人になって(つまり1歳すぎて)いたずららしいいたずらをしたことはありません。まあ、子供のころは目の前に落ちている珍しいものにまず噛りついてみるという行動があり、とうさんの眼鏡の耳あての部分がガジガジに潰されたり、PCのランケーブルが噛られたりしたことがありましたが、いちど注意されたことは二度としません。物を噛るとしたら、ストレスのある時に牛皮製のカミカミ棒か夏用の代理石盤のベッドの木製の脚部を噛るくらいです。だから、部屋中に走るタコ足配線のコード群は無傷のままなのです。
しかし、頭の中の95%が食欲であるむすめですから、食いものだと判断したものに関しては貪欲(どんよく)に食らいつこうとします。その判断基準のひとつがとうさんが口にしたものです。とうさんが食事中食べているものに関しては、一度欲しがって鳴いたのを叱った後はただ黙って足元でじっと恨めしそうに見ているだけなのです。
ところが、とうさんが口にするあるものには異常に反応するのです。それは何かというと、、、、、、
、、、、、。 フロスとトイレットペーパーなのです。
フロスは歯間ブラシ糸のことですが、これはむすめから見るといかにもとうさんが何かを一生懸命時間をかけて食べているように見え、むすめにはたまらなくおいしそうなものに見えるのでしょう。クゥ~ン、クゥ~ンという甘え声を出して欲しがります。
しかし、なぜトイレットペーパーもかというと、、、、、、ちょっと自分のプライバシーを公開することになって恥ずかしいのですが、実は、以前はウォシュレットを使っていたのを今は使ってないのですが、肝心なものを出した後、あそこを拭く時はやはり水でしっかりと拭かないと我慢ならないのです。それで、その代わりに今はトイレットペーパーに自分の唾をつけて濡らしたあと、それで丁寧にあそこを拭くようにしているのです。トイレをする時はドアを開けてするので(閉めるとすぐそばの犬用ベッドにいるむすめが不安がって開けろと鳴くのです)、とうさんのその姿をいつも見ているむすめはいつのまにかとうさんがそこに座るといつも白いヒラヒラしたものを食べていると思うようになったらしのです。そして、とうさんがトイレに行くと必ずとうさんのところに寄って来てしっぽを振り振り瞳を輝かせ、自分にもくれるんでしょう?という顔で待っているのです。
昨晩、いつも夜はとうさんの足元に寝転んでいるばずのむすめが、台所に座り込んでガサゴソしているのに気付きました。あれ?と思って覗き見ると、な、なんとむすめの前に白くて長いものが伸びており、それと格闘しているむすめがっ!
いつもむすめがゲージの中でするうんちを拾い包むためにイスの上に置いていたトイレットペーパーが床に落ちていたらしく、それを目敏く見つけて「しめたっ」と思ったむすめなのでした。
おっ、お風呂に入ってきれいになった毛と白いトイレットペーパーが妙に似合っているぞっ、ってわけないじゃろうが、、、、こらっ、何しとるんじゃぁ~、われっ(おまえ)!!
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