ケアマネジャーは言葉を扱う商売だ!
もちろん、言葉以外の様々な方法を駆使して、利用者の困っている状況、その原因。本人の生活の意向と改善の可能性、ケアの方向性を把握・検討し、最後にはケアプランと言う形で介護サービスの利用を提案、計画していくのである。
その過程で、一番の悩みは家族の意向と本人の意向が対立した場合である。
介護する家族と利用者ではニーズや利用したいサービスにずれが生じてくる。そしてしばしば我々は家族の要求に沿ったプランを作成しがちである。家でゆっくりと気ままに過ごしたい利用者の意向に反して、家族の希望でデイサービスやショートステイを安易に組み入れてしまうことである。
なぜ、そのサービスが必要なのか!そのサービスを利用することにより、どんな生活が送ることができるのか。説明と同意を得ないままサービスが開始された場合、利用者は利用者ではなく、利用されるものになってしまう。利用料だけは払わされてデイサービスやショートステイに行かされて、窮屈な思いをして過ごさなければならない。
それ以前に今回の研修を通して、意外に利用者のことを理解していない。あるいはその人の生活全般の内、知っていなければならないはずの状況を確認していないことが多くあることを実感した。日ごろからケアプラン作成時には、利用者の生活全般を把握する努力が必要であり、どうしたら良いかわからない時にはもう一度生活全般を把握しなおすことが大切だとあらためて実感しました。その意味では今日の研修は大変有意義でした。考え方は良くわかりました。
でも、これだけ手間のかかる作業を本当に50人全ての利用者できるかどうかは別問題です。ため息が出てしまう。できるわけないよ・・・50人もアセスメントして詳細検討して、毎月訪問してモニタリングして担当者会議開いて、報告書まとめて事業所に配布して。介護保険がはじまり日本人の紙の消費量が異様に増加しているのではないでしょうか。利用表、ケアプランなどなど提出物や配布物が多すぎる。
これは地球温暖化に拍車をかける原因となっています。
厚生労働省は考えるべきだ。介護保険とケアマネジャーの適正な業務の範囲。そして地球温暖化への対応を!!
プラン作って、利用者や事業者に配布してがんばっているのに、自分で自分の仕事を紙の無駄と言っているようでむなしさが残る。紙の無駄と言えなくなるほどのケアプランを作るぞ!
でも、無理かな・・・・弱気ないつもの私。