言葉というものは難しいものです。
時に自分の思いが違った形で伝わってしまったり、
届いていると思って書いた言葉が、相手の心には届いていなくて
迷子のハガキのように戻ってくることもあります。
特にネットの世界では頻繁にやりとりを交わしていた相手なのに、
結局は自分の空回りで気持ちが伝わっていなくて悲しい思いをしたこともありました。
会った事もなく本名も知らず、ただ好きなものが同じというだけではダメなのでしょうか?
人それぞれに思うことは様々なので、何が正しいのかは誰にもわかりませんけれどね。
でも私は思っています。
このブログに毎日欠かさず通ってくださる方々、通りがかりにふと風を感じて
立ち止まってくださる方々、あるいはたまに思い出してフラリと立ち寄ってくださる方々、
縁があってここに集いし皆様にいつでも自分の精一杯の思いを届けたいと。。
たとえわずかなひと時でも誰かが何かを感じてくださったらそれで十分なのです。
さてご紹介した本「声に出して読みたい日本語5・心の琴線にふれる言葉」ですが
詩や短歌や小説・歌詞などの心の奥深くに入り込んでくる言葉たちが、
エピソードなども交えて紹介されています。
散りばめられた言葉たちは美しく、時に残酷で切なくて、
何気ない一言に背中を押してくれる魔法が宿っていたりもします。
支えられているから立っていられる
支えられているから崖に身体を乗り出せる
支えられているから見えない明日に夢をみられる
綱渡りのような私の人生
あなたに支えられて生きている
~ 星野富弘~
でもどんなに美しい言葉よりも
あの日、あの時、氷室さんが私たちに贈ってくれたあの言葉を
私はこの先も忘れることはないと思います。
「俺のプライドはここにあるんだよな・・」
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