出張整体師しろくまのひとりごと

2005年から整体師です

アイソトニック コンセントリック エキセントリック アイソメトリック 

2007-12-01 19:00:03 | トレーニング
早いもんで今年も残り1ヶ月、知らない間に秋が終わってました(T_T)
17時には外も暗くなるし夏に比べると一日が短く感じます。

まぁそんな愚痴はいいんですが、最近こんな質問をされました。

『筋トレは筋肉痛までならないと効果無いんですか?』

これは結構難しい質問ですね・・・
何を目的にして筋トレしてるかにもよるのでココでは筋肥大が目的って事にします。
筋肥大は筋肉を大きくするって事です。

結論から言うとどちらでも良いと思います。って言うか筋肉痛は有っても無くても筋肥大はします。

よく筋肉痛は乳酸が溜まって起こる症状だと聞きますが、乳酸は運動後約30分で分解されるので筋肉痛の原因にはなりません。
筋肉痛はトレーニングで傷ついた筋肉が修復する時に痛む症状です。
擦り傷でも出来た時より治る時に痛みがあるのと同じ原理です。

ただこの痛みってやつが曲者で、人によって感じ方が違うんです・・・
これが筋肉痛は有っても無くても良いって言う理由です。

ただ筋肉の修復は最短でも72時間程度かかるといわれてるので、同じトレーニング種目を72時間以内に行なうのは傷ついた筋肉を更に傷つける事になるので効果的とは言えません。

話が反れましたが兎に角筋肉痛が味わいたいって人はトレーニングの方法を変えてみましょう。

上腕二頭筋(腕の力こぶが出来る所です)のトレーニングを例にすると
大抵の人は上の写真の様に《伸びた状態から縮める》事に意識を持っていくと思います。


下の写真は《縮んだ状態から伸ばす》所です。


写真の違いは上が《コンセントリック》下の写真が《エキセントリック》という収縮方式なんですが、日常生活で言うと
階段の上りは太もものコンセントリック、下りは太もものエキセントリックの動きです。

もう1つ面白い話があるんですが、体重60kg・握力30Kgの人でも鉄棒に片手でぶら下がれます。
不思議ですよね?これがエキセントリックの力です。
何となく分かりました?
とにかく《縮んだ状態から伸ばす》時に出来るだけゆっくり伸ばしてください。
こうする事で筋肉の損傷が強くなり筋肉痛になりやすくなります。