silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

スキー板を踏む?爪先を上げる?

2007年02月27日 00時02分21秒 | スキーテクニック編
間延びした、浅いラインコブ。
斜度は15度程度なので比較的スピードを出して滑ってみました。
こういう簡単なラインコブの時は色々試してみるのも面白いものです。

但し、調子に乗るとこの連続写真のように自分の悪い癖も出てしまうので要注意。
スピードを上げて、谷足荷重を心掛けて滑りましたが(これは成功している。密脚状態となっていることからもそれは分かります)、やはり右ターン(左足谷足)のアンギュレーション不足が露呈してしまいました。
この時の課題は、まっすぐにスキー板を踏むこと。
つまりヒネリ動作を入れずに、スキー板を真上から踏みつけてしならせて曲がろうとする意識です。
これを他の表現法で、爪先を上げるようにする意識、と言うモーグルスキーヤーもいます。

説明しましょう。
ふだん谷足に荷重するタイミングで、そのまま体重をただ谷足一本に預ける感じで、その際に爪先を上げる意識を持ちます。
すると結果的には、強く板を踏むのと同じ効果が得られるようです。
爪先を上げる→重心が前に出る→スネ角が深まる→ターンが始まるということです。
この利点は力むことなしに、板を強く踏みつけるのと同じ効果が得られるということです。
当然前提として重心は充分に前にあることが必要です。それも想像しているよりもかなり前に。

このように同じ運動でも意識の持ち方でリラックスしたり、テンションが強めになったりしますが最終的にはリラックスして行なう方が、より洗練された滑りになることが多いようです。
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コブに於けるライン取り

2007年02月26日 00時04分05秒 | スキーテクニック編
今日はコブでのライン取りについて検証してみましょう。
1:はTN氏
2:は私です。
1aと2aを比較して見て下さい。

TN氏はコブの肩を狙って一直線に下へ向かっています。
私はコンベンショナルなラインを通っています。
これがタイム差を生みます。私もこの時は比較的直線的に狙ったのですが、明らかに遅い。
結局コブの肩を狙えるということは、高度の技術+筋力が必要ということがこれらからよく分かります。
TN氏は完全にモーグルスタイル。私の場合はモーグルテイストの強い基礎的な滑りと言うことも出来るでしょう。
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モーターバイクとスキー(CBR1000RR)

2007年02月24日 00時48分49秒 | スキーオフトレ
スキーの話、ちょっとお休み。
本来は、コブ斜面のライン取りの話をしようと思ってましたがニューバイクが納車になったので、その話を。

私のようなビギナーがこんなレプリカとは思いましたが、年齢的に今のうち、と言う考えも働き購入しました。
HONDA CBR1000RR(ダブルアール)。
国内仕様をフルパワー化して、TSRのフルエキ、HIDランプ、バックステップ、チェーン交換で160馬力前後は出ているそうです。

大型取って3ヶ月弱の初心者ですから、そりゃあもうこの威圧感に負けて走り出すまで顔面蒼白でしたが、さて走り出すと非常に素直。
気持ち良かったので初日に峠をふたつばかり越えたインプレッション。
50kmを越すとぴたりと挙動が安定します。それ以下でも足つきは悪いもののふらつくと言うものでもありませんが。

慣らし兼用、ビギナーですからゆっくり山道を走行。
ターンインは驚くほど素直です。コーナーに入る前に予め身体をイン側に寄せておいて、コーナーに入る時に重心を移動すればスッとフロントが入ってくる。
ハングオン(そりゃまだ無理だ)まで行かないでもリーンインが非常にしやすい。
上体をリラックスさせると、どっしりとしたイメージで正確にラインをトレースすることが出来ます。特にターン内側の腕のリラックスを心がけました。
そうですね、コーナーに入る前に方向決めをする(スキー谷回り)、であとはそのままバイクの行く通りに従うだけ(山回り)。
そのあたりはスキーと変わらないイメージです。
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ラインコブの滑り、4スキーヤー比較写真Vol.2

2007年02月21日 00時38分03秒 | スキーテクニック編
昨日に引き続き、今度はターン切り替えの瞬間のものです。
まず最初に当日のこの23コブのコースを、T氏は僅か8秒で滑り降りてきており、B(私)、N氏、K氏は11~12秒と圧倒的なスピード差があると言うことを念頭に入れておいて下さい。

1コマ目:T氏の写真を見る時に気付くのは、そのパワフルさです。
スピードに負けず一瞬の内にエッジング→切り替えが行われています(動画で見るとよく分かる)。
スピードアップするためには、短時間でターンを仕上げるために筋力も必要ということです。動作の無駄が省けています。
腰が折れず、しっかり外力を受け止めている。
2コマ目:Bの私は深い吸収動作を取ることで切り替えを行なっています。
ほんらいはここまで吸収しなくても良いのですが、膝下のヒネリ角を多くとるためにそうしています。
但し、ヒネリ角が大きいということは直線的な滑りはしにくいということでもあります(コントロール重視)。右手のストックを突くタイミングが速過ぎる。
3コマ目:N氏はこの日がシーズンはじめてのスキーでした。さすがにベテランらしくまとめていますが、まだポジションは後です。T氏の写真と比べるとよく分かるのですが、腰の部分が折れ曲がって力が逃げている。運動能力に優れたN氏ですからすぐに本来の滑りに戻ることでしょう。この日は立ち上がり抜重中心の滑りでした。
4コマ目:K氏もN氏と同様に腰の部分で折れ曲がっている。相当改善してきていますが、腰の振り出しでターンをリードする癖が見て取れます。
基礎スキーで言うところの、いっぽんラインが通っていないフォルムです。
また現在のところN氏K氏ともに、外腰が開いてしまって力が逃げてしまっている。T氏は骨盤が開いていません。

※注意:腰を振り出してターンをリードというのは膝下からターンを開始出来ないため、腰(主に臀部)を外へ振り出してターンを始動するものであり、T氏の外腰を締める(骨盤を開かない)とは全くの別物です。
2007年2月15日にエントリーした、不整地での外腰の先行は“わざと”やっており、この時骨盤は開いていません。大腿部の立ち方を見れば一目瞭然だと思います。
お尻を振り出す、のと腰のリードとは別物ということです。

T氏のこのあとのコマは、すぐにスキー板と重心が次のターンに入っていくのですが、B(私)のこのあとのコマは上体は下へ向かうものの、板が一旦こちらに向いて弧を描きながら次のターンに入っていきます。
これがスピードの差ともなって現れるものと思われます。
いかにモーグルには強いスキーの踏みつけと、瞬時の切り替えが必要かがよく分かるかと思います。
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ラインコブの滑り、4スキーヤー比較写真

2007年02月20日 01時15分14秒 | スキーテクニック編
みんなでコブを滑る機会がありましたので、ザクティを使って久しぶりに比較写真です。
斜度は15度程度で、ピッチ3.5mほどの自作ラインコブ。
T氏は最もハイスピードで、見事な外向傾と板を縦に走らせている様子がよく分かります。お手本にしたい滑り。
縦カービングの様子がよく分かります。モーグル現役選手です。
B(私は)、縦に踏む意識は持ってはいますがベンディング系の滑りでスキー板と重心の距離があります。スピードコントロールには優れていますがもっと縦に踏まないとモーグルの高速ターンになりません。まだポジションちょっと後ろだなあ。
K氏は後傾のため内足に乗っています。もう少し前に出れば良くなりそうです。板を横に押し出さないで前に踏むと良くなると思います。外向傾不足補正と上体のブロックを。
S嬢は外向傾はいいのですが、後傾の為に外足に乗りきれず足がばらけています。
もっとポジションを下げて上体を下に落とせば自然と足は揃うでしょう。
T氏以外はそれぞれ課題のある滑りです。
こうやって細かく比較するととてもよく分かりますね。ホントムービーって欠点がよく出て怖い!

次回以降は、他にN氏のムービーも使いつつ、連続写真を使いたいと思います。
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不整地での外腰の先行と外向傾

2007年02月15日 17時08分42秒 | スキーテクニック編
今シーズンは、雪不足もあり、なかなかコブの滑りが撮影できません。
今回は趣向を変えて、緩斜面ながら細かく凹凸のある荒れた地形の上に新雪が被った状況の滑りを検証してみたいと思います。
不得意側の右ターン。相変わらず右手の位置が下がり過ぎてる欠点は置いといて。

1コマ目:ちょっとした膨らみを利用して強く右足のエッジング。
2コマ目:そのしなりを利用して遅れないように次の右ターンに入っていきます。こういう斜面の場合は雪面抵抗も大きいのでスキー板全体を抜き上げる意識を使っています。
3コマ目:後傾でしょうか?そのように見えますが恐らくそうではなく、重心はほぼ真上です。スキートップも下がっています。左腰をロタシオン寸前まで前に持ってきてターンをリードする意識です。
こういうテクニックは悪雪、新雪等で非常に有効です。
4コマ目:ターンの仕上げ。緩斜面でも外向傾を強く意識して足元の不安定さに備えます。しかしながら、まだ外向傾が不足しているかも知れません。
使っている板は07シーズンモデルのHART F-17。今や非常に細いスキー板の部類なので、なるべく閉脚で雪面抵抗に備えると良いと思います。
新雪、悪雪等ではトップを浮かせようとして、つい後傾になりがちですが、そういうシチュエーションでこそ寧ろもっと下へ飛び込むような意識を持って外向傾姿勢を作らないと板は曲がってくれません。
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