silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

エア台後の処理(びわ湖バレイモーグルコース)と膵島移植

2011年01月31日 14時29分36秒 | スキーテクニック編
びわ湖バレイモーグルコースの復活です。特に今年のホーライ北上部のコースは6シーズンぶりでしょうか。
先シーズンのミニミニモーグルコースと名前は同じですが、今期のものはエア台(現在は一台)付きであり、恐らく人気が出ることでしょう。
これが根付けばモーグルスキーヤーの大幅なびわ湖バレイへの来場が見込めます。毎シーズン必ずあるんだというアナウンスがあれば、シーズンパスを購入するスキーヤーも間違いなく増えます。

そこでようやく真打ち、TN氏の登場です。
写真はツイスプを飛んだ後のもの。1コマ目は着地しての1ターン目のため、コブに対してスピードに負けないよう、しっかりした外向傾と多めの左腕のリードが見られます。
2コマ目もまだエア着地後の影響があり、真っ直ぐのコース取りを維持するため強いエッジングがみられます。
3コマ目で完全に余裕を持ったポジションとなっています。
フォームが崩れることなく短時間でこのようにボトムセクションに入るためには技術だけでなく強靱な筋力が必要と言えましょう。
その両方がないとエア台進入のスピードも抑えざると得なくなり、結局大きなエアーは飛べません。
大柄なTN氏のエアはいつ見ても豪快で、その後の直線的なライン取りも見惚れてしまいます。

ところで一時休止状態にあった膵島(ランゲルハンス島)移植がこの春から再開されます。
『重症低血糖発作を伴うインスリン依存性糖尿病(IDDM)』の方が対象です。うまく生着すればインスリン注射から離脱可能と素晴らしいもので、今回はまだ臨床研究段階です。
費用は免疫抑制も含めて1,300万円程度。まずは20人の方に対して行われる予定です。
免疫抑制剤として、現在慢性関節リウマチの治療に使われるTNF-α受容体製剤も一役買うらしいです。
問題は膵島が何年間うまく作用するかでしょう。
すぐに一般的な臨床応用とはならないと思いますし、その後の自己管理が悪ければやはり膵島機能は廃絶するでしょうが、糖尿病治療の将来に向けてうまくいくといいなあと思います。
生活習慣管理の重要さが変わるわけではありませんが。

参考:京都大学医学部付属病院より
膵島移植とは
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PLANET(プラネット)試験・コブ斜面に於ける積極的な重心の落下の重要性

2011年01月26日 00時09分02秒 | スキーテクニック編
蛋白尿の出現は腎機能低下の症例において腎機能低下の予測因子です。
そこで二つのストロングスタチン、即ちアトルバスタチンとロスバスタチンを使った抑制効果を調べる試験の結果が出ました。
結果、アトルバスタチンではGFR悪化の抑制を認め、ロスバスタチンでは進行を抑制できませんでした。
ただしこれらはプラセボを使っていないので(倫理上の問題で)ロスバスタチンが腎機能悪化をさせるということではありません。
なので一概にアトルバスタチンが腎機能低下に対して有効であると結論することは出来ないと思います。
そう、他のファクターも関係しますから。
もしかしたら高血圧があってARBと組み合わせたら結果は違ってくるとか、CCBとならまた違う結果が出る可能性もあります。
幾度も書きますが単一の試験で“絶対この薬がいいんだ”という決めつけはよくありません。
一人一人の状況に合わせて考えるべきでしょう。
そろそろスタチンに関しては超大規模なメタ解析が必要ですが、大きすぎる対象数による弊害も亦あると考えるべきでしょう。
あと出来ればピタバスタチンも入れて欲しかったなあ。

さて上の私の写真、何がダメだと思います。おっと突っ込みどころはたくさんあるのですが一番の問題点を。
実はスキーの落下とともに重心も同様に落下していないで脚を伸ばして斜面を捉えに行こうとしているんですね。
やはり整地でも常にしっかり谷足に谷側の肩を“遅れずに”一緒にスキーとともに落下していくこと。それが一番重要です。
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原因を整地に求める(&GLP-1作動薬+インスリン)

2011年01月25日 00時46分04秒 | スキーテクニック編
日曜日(1月23日)にスキージャム勝山に行ってきました。
女性スキーヤー二人を動画撮影して面白いものに気づいたので、写真を並べて若干の考察を加えます。
斜度約20度強の自然コブにて左mia嬢、右kopu嬢です。
斜度約15度の整地にて同じく左mia嬢、右kopu嬢です。
スキーヤー背景としては現時点でmia嬢がSAJ2級、kopu嬢がSIAシルバーです。
右のkopu嬢は滑走日数は多いのですが今シーズン初滑り。
見ていてなんだかコブで腰が回って滑らかに降りて来れないなと思いつつ、整地のムービー(写真右下)と並べてみたら原因が一目瞭然です。
ぜんたいに内倒しており(外向傾がない)肩のラインも山側に倒れています。対して左下のmia嬢は肩のラインも斜面に対してレベル(水平)で外向傾が明らかです。
コブを滑るなら整地でも常に外向傾を意識することが重要だということがよく分かるショットでした。

さて肥満2型糖尿病の方にGLP-1作動薬(ビクトーザ)が多大な威力を発揮していますが、もちろん万能ではありません。
特に血糖が非常に高い場合はGLP-1のみでのスタートはなかなか困難で、それには0.3単位から投薬開始というのも関係していますが、どうしてもそういう場合はインスリンが必要だと思います。
現状ではGLP-1作動薬と併用可能なのはSU剤だけで、これではある程度の高血糖の場合は良くてもアドリブ血糖が300~400mg/dL以上の場合不十分であり、特に糖毒性が認められる場合には少量でも良いのでインスリンの併用が有効であると思います。
仕方がないので中間型+超速効型の2回打ち又は、BOT療法で血糖を落ち着かせてからGLP-1作動薬に切り替えるという方法をとるしかありませんが、それでは切り替えた時に血糖が急上昇する可能性があります。
実際には朝にグラルギンかデテミルを打って、夕食前でも後でも良いですからGLP-1作動薬を打つ。これがベターではないでしょうか。
そうすれば基礎インスリンは比較的保たれたまま食後の血糖スパイクを抑制することが出来ると思われます。
一刻も早いGLP-1作動薬とインスリン併用の承認が降りることを願ってやみません。
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ストロングスタチンの比較(PATROL試験)

2011年01月12日 00時21分26秒 | 糖尿・メタボリック・自転車
ストロングスタチン3剤(アトルバスタチン・ロスバスタチン・ピタバスタチン)の直接比較試験『PATROL試験』の結果が出ました。

有害事象:ア(18.2%)・ロ(12.0%)・ピ(17.2%)
GPT異常値:ア(24.7%)・ロ(13.4%)・ピ(12.6%)
(※実際使っていてそこまで有害事象はないと思いますが)
HbA1c:すべて正常範囲だがア・ロで有意な上昇
尿酸値:ア・ロで有意な低下
目標達成率:ア(94%)・ロ(89%)・ピ(94%)と総て有効。
対象によって使い分けが必要かも知れないがとにかくさほど差はない。という結果ですね。
漫然とスタチンであればどれでもいいやというのは宜しくないでしょうがもう少し症例数も必要です。
いずれにせよ心血管イベント抑制のためには必須な薬剤ですから簡単に結論は出せません。

(より一層のエビデンスが揃えば)具体的には高尿酸血症を伴い耐糖能低下のない方にはロスバスタチンやアトルバスタチン、耐糖能異常があって尿酸値の正常な方にピタバスタチンというような。
ただLDL低下効果について私の印象はちょっと違って圧倒的にロスバスタチンが強力だと思います。
なので特に二次予防には(LDL100mg/dL未満)ロスバスタチンが有効と思われます。たとえ少々耐糖能に(具体的には糖尿病)異常があってもデメリットを補って余りある効果が期待できると思います。
まだまだ投与前の年齢、性別、スタチンの前投与歴、高血圧、喫煙などに有意差がなくとも他のファクターがあると思いますので『PATROL試験』では不十分かと。
あとやはり一番重要なのはエンドポイントがどうかです。
続報を期待します。

ついでにPATROL試験の解釈に関してはこちらもど~ぞ♪
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今シーズン初びわ湖バレイ

2011年01月10日 22時32分24秒 | スキー
空いてる時間はH川先生のムービーばっかり観ているので、自分のムービー観たらいいところがないので切り取りようがなく苦労します。
今日は午後からmia嬢とシーズンパスの引き替えを兼ねてびわ湖バレイへ。
山上でEB氏、UZ氏と合流。
雪が降り続いていたのでコブは無理かなあ?と思いましたが、ホーライ北上部に不規則なラインコブ及び、いわゆる三角斜面(笹平・バードキヤツスル正面の25度程度の無圧雪斜面)に自然コブがあったので結構遊べました。
昨年あったモーグルコースはやらないのですかねえ?先シーズンあったホーライクワッド横にポールが立てて進入禁止になっていましたが、もしかして準備中?
それならいいのですが昨年せっかくモーグルコースが出来て活気があったのに、やらないのであればスキー場としてまた一歩後退の予感がします。
シーズンパスの価値に見合うだけのアイテムも考慮頂きたいなと思います。
スキー場としては子供団体や修学旅行などは手っ取り早く収入があっていいのでしょうけど、個人客の無茶ではないニーズにも耳を傾けて欲しいなと願うものです。
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モーグルコース連続写真4態

2011年01月08日 23時12分04秒 | スキーテクニック編
恒例のQuickTimeでコマ送り分割写真を作りました。
一人を4コマにしようか、それともどこかのワンシーンを4人ぶん並べようかと悩みましたが、撮影日は一日違うものの、ちょうど全員分さのさかB級公認モーグルバーンの同じライン・同じコブのシーンがありましたので、じゃあ一気に全部並べてしまおうということで作ってみました。
(※但し撮影角度は若干異なっています)
祓川貴広先生を左に、その横に素人3人(左からUZ氏・私・MT氏)の滑りを並べるなぞ不遜の限りではありますが笑いネタとでも思ってご覧下さい。

解説は不要ですね。
左列の祓川先生の滑りをイデア(idea・Idee)としてコブの滑り方のイメージを高めて下さい。。。では面白くないのでいちおうチェックしましょうか、溜息出ますけど。
まず右3列の素人全員、外向傾不足のせいで谷足が流れてシュテム状になっています。腰も落ちています。
いや、、、いやいやいやいや。やっぱり細かい分析は止め止め!もうとにかく基本ポジションを全員やりなおし!
それでもレッスン前に比べると随分良くはなっているのですけどね。レベルが違いすぎて意味がなかったか。あれま。
コメント (2)
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整地(フラットバーン)でコブに備える

2011年01月07日 11時46分05秒 | スキーテクニック編
お手本祓川先生のフラットバーンでの滑りを後ろから。
コブ斜面に入るためにはふだんの滑りを整地で練習していても通用しないことが多いものです。
タイトなコブを滑るためには一般的な基礎スキーの要素を正確にかつ素早くこなさなければなりません。
そしてその練習は遅かれ早かれ必ずコブ斜面で生かされます。
ポイントを列記してみましょう。
◎タイトなコブラインを滑るためには無駄な動きは一切不要です。
◎そのためには窮屈な姿勢が必要。何故だかお分かりですか?狭いスペースでスキー板を回し込むためには体の重心から板を離してはならず(板が暴走する)次のターンのために素早い対応が可能なようにコンパクトに動作を行うべきです。
◎狭い範囲で(スキー板の長さ程度)それをこなすには板を大きく重心の外に振り出していては間に合わないからです。

写真を参照。
1コマ目:右ターンの終わり。板から重心は離れていません。両腕を含む上体はフォールライン方向に固定されています。基礎スキーのように一瞬でもロタシオンを伴うと大きな遅れの原因になります。
あと強いブロックがみられます。コブの裏側のプレスの部分にあたります。
2コマ目:谷回り部分。ふつうならこの時点で次の谷足(右足)は左足より後ろに位置していますが、この場面では“テレマークのように”右足が前に出ています。
それほど早い雪面の捉えなのですね。スクィーズターンとも呼ばれます。
これがコブに入ったときに絶大な威力を発揮します。コブの溝(凹み)の部分にあたります。
3コマ目:立ち上がり抜重に見えますか?いいえ斜面前方への重心の投げだし(プロジェクション・アバン)なのです。
整地なので多少の上下動があるように見えますが足首・膝・股関節はじゅうぶんに曲げられていてスキー板の荷重が抜けていません。板を雪面に押し付けつつ前へ進むとこういうポジションになります。コブの肩を通過する部分にあたります。
トルソー(胴体)はしっかりした外向傾をともなっており素晴らしいですね。
コブの裏側をプレスし始める部分にあたります。
4コマ目:何という完璧な外向傾姿勢でしょう!肩は斜面に対してレベル(水平)に保たれ下半身のアンギュレーション(ビッサージュ)はどんな外力にも対応しています。1コマ目と同様、コブの裏側のプレスの部分にあたります。
つまりいっけん2コマ目、3コマ目は身体が伸びているように見えますがコブ斜面に当て嵌めるとちょうど凹みの部分に当たるので、コブ斜面に入ると上体の位置は一定ということになります。
写真では分かりづらいですが1コマ目と2コマ目の移動は一瞬です。このタイミングさえ覚えればコブは滑れます。
そのための要件は常にいわれるように、コンパクトな動作に尽きます。
基礎スキーの皆さんがコブで遅れる(後傾)のは、いつもはしない“窮屈な姿勢”が出来ていないからではないでしょうか?この滑りをするためにはいつも以上に下半身各関節を曲げる、腕を常に前にする、視線を下げない(わたしの不得意分野です)などが必要です。
下半身の各関節をじゅうぶんに曲げるには下半身のポジションは低く保たれていなければなりません。いつもしている“身体からスキー板を離して板を走らせる”動きは禁物です。
すべては自分の身体の真下で行う必要があります。
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硬い急斜面の自然コブ

2011年01月06日 19時42分34秒 | スキーテクニック編
女性スキーヤーは急斜面やコブが苦手な方が多いようです。そのうえ硬いコブとなると恐怖心が先立ってなおさらではないでしょうか。
私も斜度変化についていけなくてしばしば苦労します。そういう時はまずコブ斜面の横の整地を数度滑って重心の確認をすると有効です。
では女性スキーヤーをモデルに写真で確認してみましょう。
斜度は30度、不規則に掘れた自然コブです。標高が低いため連日昼間は晴れて雪面は溶け、朝夕は寒波で固まりを繰り返す難斜面です。
上級者はこんな場面でも適切なズラシとカービングを使用して高速で滑り降りてゆきますが、そうでない私どものような者にこの連続写真は参考になります。
モデルのmia嬢は人工モーグルコースにおいてはまだまだスピードを出して滑ることが出来ませんが、自然コブにおいてしばしば驚くような対応力を見せます。
1コマ目:コブ裏側の非常に早い時点からエッジングを開始。急な落差で谷足がやや流され気味です。
2コマ目:しかし谷スキーをしっかり踏み直すことにより次のコブのふくらみの手前でエッジングを終了し次の右ターンに備えることが出来ています。
3コマ目:やや腰が落ちていますが左腕のリードが効いてターンを切り替え。
4コマ目:コブ裏側のたいへん上の方から狙っていることがよく分かります。もう少し谷側へ重心が落ちていれば完璧。
5コマ目:じゅうぶんにスピードコントロールしている場面。右手をもう少し谷側へ。
6コマ目:削った雪煙が上がり、板はたわみコブの溝の底に到着した時点でエッジングが終わっています。
ぜんたいに後傾ではありますが、上体が常に落下方向へ向かおうとしていることがターンを成功させています。
わたしがこういった斜面でよくミスをするのは、斜度が急なので落下速度が早いに拘わらず、それ以下の斜面でうまく行ったタイミングで滑ってしまい“コブ裏側の捉えが遅くなる”ためです。
20度の斜面で比較的スピーディーに滑れたからといって、30度の斜面で同じように滑るとあっと言う間にコブ裏側の下の方まで落とされて暴走となります。
大きなコブだからと安心しないで早めに意識を削り始めるポイントに持っていくことが肝要です。
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VOLKL Wall Mogul(フォルクル・ウォール・モーグル)09-10インプレッション

2011年01月05日 23時24分18秒 | スキー
以前この板を買いましたと報告してからインプレッションを書かずじまいでした。
2010年GW、および今回の4日間の印象です。
165cm、R=16.5mはモーグル板としては相当なカービングスキーです。
GWの腐った雪の自然コブのズラシ中心の滑りでは扱いにくさがありましたが、ハイシーズンに入って使ってみてがらりと印象が変わりました。もろろん馴れもあるのでしょう。
まず整地で使いやすい。さすがに平板の上プレートもありませんから高速になるとテールが逃げるものの中速まではじゅうぶんカービングスキーとして使えます。
さのさかの人工コブでの印象はやや縦気味に入ってみたらコブの中でもカービングします。まあ私程度の腕前では諸刃の刃ではあります。
スイングウェィトはF-17の方が軽快に感じますが決して鈍重な板ではありません。
モーグル初心者向けか?と言えばそうではないと思いますが、いちおうは私程度の年齢や体力でも楽しめるので(性能を生かせないにしろ)良い選択だと思います。
特にこの年末正月は基礎レッスンでもモーグルレッスンでも板を履き替えようという気が起きなかったくらい快適でした。
お奨めしておきます。
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神のライン

2011年01月04日 20時54分03秒 | スキーテクニック編
あけましておめでとうございます。本年もこの拙いブログにお付き合い下さる方に幸いを。
さて年末正月は恒例の白馬スキーに行って参りました。
12/31、1/1は爺ヶ岳スキー場の基礎スクールでポジション直し。主に横滑りや片足スキーによる操作で重心位置のチェックをします。
この基礎スクールの今年教えたいことは、斜面変化へ重心を合わす・外向傾・内足の使い方の三項目だそうです。
その後1日の夕方にさのさかに移動。もちろん宿はピンクポピンズ
スキー場に近く、清潔で、料理がおいしく料金もリーゾナブルなため年末は予約が取れず、宿泊はいつも年明けからになってしまいます。それでも何とか今年は1日、2日とお世話になることが出来ました。
ここは本当にお奨めの宿で、ブログに書きたくないくらいなのですけど。
ふつうはリゾートホテルからペンションに移動するとちょっとがっかりすることが多いのですけれども、ここは白馬なら東急あたりから移動してきても期待を裏切られることがありません。
私の大好きな赤倉観光ホテルからでもぜんぜんOKです。
ペンションなのでBT(バストイレ)付きの部屋であるとかシモンズ製のベッドであるとか、それは無理ですがお風呂の時間が重ならないようにする工夫や掃除の行き届き方などにソフト面の素晴らしさを感じます。
学生マンションのようなBT付きの部屋や、中途半端なフレンチの宿には散々うんざりさせられているのでここは貴重な宿です。こういう宿が増えれば嬉しいのですけれど。

話をスキーに戻します。
2日、3日はさのさかで祓川貴広先生に無理をお願いしてプライベート・モーグルレッスン。
いやあやはりさのさかはいいですね!
雪付きがまだ少ないとは言えB級公認モーグルバーンにきれいなコブが並んでいて、モーグルスキーヤーが多いと何だかホッとします。
では写真をどうぞ。自分のムービーを観るのは苦痛ですが少しでもうまくなりたいのなら仕方ありません(笑)。
写真は祓川先生の後ろを滑ってラインの確認をするというもの。もちろんスピードはたいへん抑えて貰っています。
これを我々は『神のライン』を滑ると形容します。実際に真後ろを滑ることにより目線も上がり、ライン取りも明らかになります。なかなか一人の時に閃くのは困難なので機会があれば上級者の真後ろを滑らせて貰って下さい。
上級者はそのラインをスキーを横にせず、初心者はズラシ幅を大きく取ってスピードコントロールするだけのことで、モーグルに於けるライン取りは一本しかありません。
違いは一目瞭然でございますね。
うしろを滑る私の、特に左ターン(右のコマ)は腰が回りがちで外向傾不足。足元は写っていませんが明らかにスキーはシュテム状に開かれている筈です。左足の踏み(=プレス)の甘さが顕著に表れています。
踏む、に関しては当ブログのスキーに於ける「踏む」とは何かおよびスキー板の踏みつけからビッサージュへをご参照下さい。
これを改善するためにはフラットでの操作は勿論のこと、右側だけコブがあり左はフラットなバーンで(よくモーグルバーンで見かける、上から見て左端にあるラインの外)特に左の外向傾に注意して左谷足に左肩を乗せるような荷重を意識する練習などが有効なようです。実際mia嬢はその練習をうまく使い左右差の少ないターンに成功しています。
フラットバーンでは肩を斜面に対してレベル(水平)に保つ、足首・膝・股関節すべてを曲げる、山足を引いてスクィーズ(=squeeze:絞り込む)するなどの課題が与えられます。
これらはすべてコブを滑る際に必要な強力な外向傾を得るための手段に他なりません。
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