silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

最強のグリニド(シュアポスト)

2011年10月31日 15時51分13秒 | スキー・自転車・糖尿・メタボリック
現在グリニドにはナテグリニド、ミチグリニド、そして今年登場したレパグリニドがあります。
効果としてミチグリニド>ナテグリニドは分かっていましたが、さて新たに登場したレパグリニドはどれくらいの強さなのか、おそるおそる使っていました。
だいたいの手応えが分かったので、血糖コントロールはまあまあですが低血糖が認められる方に、ちょっと無理かなあと思いながらもグリベンクラミド2.5mg×3Tからレパグリニド0.5mg×3Tに変更してみました。
結果HbA1c6.7%(JDS値以下同じ)から6.0%となり、しかも一ヶ月の間に自覚的低血糖が一度もなくなっていました。
グリベンクラミドの二次無効の可能性も考えておかなければなりませんが、それでもこれは素晴らしい。
食後血糖降下作用が強く、持続時間がグリベンクラミドより短い特性がこの方にはちょうど良かったのでしょう。
あと0.25mgと0.5mg錠の効果の差がやや大きいように感じます。なので0.25mgから0.5mgへアップする場合にはやや注意が必要でしょう。MAX1.0mg(一回あたり)使用可能ですが、そこまで必要な方がいらっしゃるかどうか。
またD先生によると明らかにミチグリニド30mg/dayよりレパグリニド1.5mg/dayの方が血糖降下作用は強力であるという話も直接うかがったこともあり、おそらく現在チョイス出来る最強のグリニドがシュアポストであろうと思われます。
感覚としては持続時間が長いことも含めて、従来のSU剤とグリニド剤の中間的なイメージです。
ややテクニカルな面が必要かも知れませんが、今後の検討を重ねることで明確な位置づけが出来ると思います。

話変わって、第48回日本糖尿病学会近畿地方会(2011年10月29日)の発表が終わりました。
いつものデータだし、まあいいやと思って原稿を用意していなかったら発表時間7分のカウントダウンの早いこと!
途中からカミカミになってしまいました(笑)。
今度から真面目に原稿用意して、ストップウォッチで読み合わせしようっと。
てことで来年の5月の横浜での第55回日本糖尿病学会年次学術集会の演題はどうしましょうかねえ。。。ネタはたくさんあるのですが締め切り一ヶ月前か。。。びわ湖バレイのシーズンパスの申し込みも急がないと。

追記)脂肪肝とビルダグリプチン、シタグリプチンの例のペーパーはJ-globalでも検索可能になりました♪
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neues

2011年10月27日 21時14分23秒 | スキー
久しぶりにスキー板の話です。ここしばらく買っていなかった基礎系の板が欲しいなあと考えショップへ。
この手の板に求める性能は比較的簡単です。
モーグルバーン用にはVOLKL WALL MOGUL(2010モデル)かハートF-17(2006モデル)、ぬるく流したい時やこれ一本だけという時にはサロモン1080(2009モデル)、最近はほとんど入りませんがパークも滑りもという時にはARMADA AR6(2007モデル)、とにかくパウダーという時にはメイデンAK(2005モデル)があるので、基礎板であるフィッシャーAMC700(2006モデル)の後継を選べば良いだけ。
でも最近のこの手の板の知識はカラキシのため、店員さんにスピードもさほど出さないので兎に角、軽く扱えるものを安くという条件で出して頂きました。
結果がこのBLIZZARD社、G-Force G-Three IQ 167という板です(前年度モデル)。対象は中級程度らしいですが条件にぴったりなのと、意外や今までBLIZZARD社のスキー板は乗ったことがなかったので決定。


當然『ハンス・ヒンターゼア:HANSI HINTERSEER(墺)』の存在が脳裏にありました。写真もブリザード社から拝借しました。

さて話を板のスペックに戻します。
167サンチ、120-71-104、R=14
最近のスキー板らしくバインディングは専用。最大解放値が10というのも牧歌的ですが、メーカーが好きなMARKER社のものなので少し喜びます(サロモン社の板、、、1080にもMARKER社製を取り付けてしまう)。
価格帯からみても、のんびりとした滑りが楽しめそうです。
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肉弾戦(&GLP-1アナログの話)

2011年10月23日 11時57分37秒 | スキー・自転車・糖尿・メタボリック
宝ケ池球技場まで自転車で行ってスポーツ観戦してきました。
関西大学ラグビーフットボールAリーグ“同志社大学vs関西学院大学”。
会場が狭いので近くで観戦出来た上に接戦でたいへん面白かったです。
あー、私みたいなのは若くても出来ないなーというほどの肉弾戦です。スポーツです。
いつも皆さんに言ってるように『運動療法』と『スポーツ』は違うんです。
スポーツは勝つために限界突破をしなければならない。でも糖尿病の運動療法はあくまで血糖コントロールのための骨格筋へのグルコースの取り込み、インスリン抵抗性の解除等が目的であって、限界突破をすることで却って合併症が悪化したり骨格・運動器を痛めたりすることがあります。
もちろん元々スポーツをしている方で糖尿病を発症した方は別のケースとして扱う必要があります。

ところで業腹な話をひとつ。
GLP-1アナログを使用している方にやむを得ずメトホルミンを処方している状況で(保険適応はSU剤のみ)レセプトからカットされました。
もちろん現在の保険医療は保険者と医療者との契約であるというのはじゅうぶん承知しています。
それでもどう考えても肥満型の2型糖尿病の場合、わざわざGLP-1アナログを使用しなければならないときはメトホルミンを用いるのは理にかなっていますし、SU剤で低血糖を起こしたり食欲が増進してしまうようでは本末転倒です。
いくら契約と言っても明らかに有効であるとコンセンサスが得られるときは、さすがに認めてくれても良いんじゃないでしょうか?
医療とは経済だけなのでしょうか?いくら医療経済が逼迫していると言ってもメトホルミンの価格など9.9円です。
医師の裁量が考慮されなくなって久しいですが、ここまで締め付けなくても。。。それでなくても責任を負わされる職業なのに(もちろんどの職業もそうではあるのですが)薬剤師の方よりも技術料が低いのはあまりと言えばあまりな。。いやもちろん薬剤師の技術料が高すぎるというのではなくて医師の技術料が不当に安いのです。
例)大学教授の再診料が700円。院外処方にした場合、薬剤師の方の技術料が800円~1600円以上。
厚労省がよくロールモデルとしている米国は家庭医の診察料で60ドルくらい、専門医で200ドル以上とか。日本の3倍から10倍くらい高い。
モチベーションが落ちて医療崩壊が起きつつあるのもむべなるかなです。
なのでせめてメーカーの方に早く併用の適応を取得して欲しいものです。
また愚痴で終わっちゃいました(~_~;)

まあいいや!
なんとか適応が通るまで低血糖を起こさないようにSU剤使って(コントロールは悪くなっちゃいますが)頑張らないと。
出来る範囲でやるしかないということですね。
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二週連続MTB・脂肪肝症例分析(DPP-4阻害薬使用症例)

2011年10月17日 00時18分07秒 | スキー・自転車・糖尿・メタボリック

素晴らしい晴天!これこそ秋晴れ。
ちょっと山に入るには人数が多いですがたまなので。
mt嬢、mia嬢、Scott氏、Niiya氏、Niiji氏、Hrd(中野浩一)氏、私。
誰もいない山巓はわたしたちの世界。
なんとまあ気持ちのよいことよ。
で、何故か登りでHrd氏がパンクして修理中の図。


帰りは気持ちのいいシングルトラック。


山から降りてVIGOREへ。
ランドナーは着々と完成に近づいています。霜月には完成しそう。スキーシーズン前に乗れるかな?


この表いかがです?
シタグリプチンとビルダグリプチンのデータをまとめている時に脂肪肝解析にハマっちゃいまして分析してみました。
もちろん2型糖尿病でのもので当然な結果もありますが、HbA1c値(JDS)が同じ症例群からの解析で、年齢とか罹病年数とかの違いは面白いですよね。
比較的若年で罹病歴が短い方が脂肪肝が多いんだろうなと推察できます。
いろいろ解析してみると面白い結果がでることがあります。
なんでもいいから解析してみろってことです。新しい発見があるかも知れません。
いいから!(ハトよめふうに)無駄になってもいいから色んな切り口からやってみて♪


ところでその前日にワイルドスピード5を観てきました。
我が家の自動車大暴れ!
チャージャー、チャレンジャー好きの方は是非どうぞ(^^)
まあ金庫を二台で運ぶのは無理と思いますが。
ザ・ロック様も出ているので必見です♪
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クロモリBasic fr(Vigore)

2011年10月11日 00時33分19秒 | スキー・自転車・糖尿・メタボリック
10月9日に5人(ガンガンガールmt嬢、移動性高気圧ガールmia嬢、抑え先行Niiji氏、不死鳥バンクNiiya氏、追走いっぱい私)で山に走りに行った帰りにお店の前で記念撮影。
それにしては自転車が6台ある?ええ、はいmt嬢が遂にVigoreのMTBを手に入れたわけですが、出発時に間に合わずとりあえず私のフロントサスペンション付きクロモリをお貸ししたからです。
で、早速みんなで納車されたmt嬢のクロモリBasicを試乗(真ん中のピンク)。
フレームサイズは400mm。
全くの基本形ですが、これがまた良い!
クロモリMTBの完成形です。確かにサスペンションを付けて山仕様にしてもカーボンフォークを付けてスリック履かせて街仕様にしても気持ちのよい自転車ですが、何も付加しないクロモリフォークのBasic frのこの安心感と言いますか言葉にしがたいのですが…これでいいんだ!って感じですかね。そんなものを感じます。
技術革新はあってしかるべきですし、VIGOREも新しい技術をどんどん取り入れて素晴らしいフレームを産み出し続けていますが、少なくとも“京都の山を走るMTBの基本形”はそんなに大きく変わることはないでしょう。
なんだか今更ながら感心してしまったフレームではあります。

ところで話題になりつつあるSGLT2(Sodium-glucose transporter-2:ナトリウム依存性グルコース輸送担体)阻害剤ですけど、使えるようになるのはいつのことなんでしょう?
今はまだまだDPP-4阻害薬の効果の違いを模索している状態ですが、その結論が出る前に出陣してきそうな。
メカニズム的に非常に面白い薬剤が立て続けに出てくるので従来の治療抵抗性の高血糖に対しては福音になるのは間違いありません。
(あまりに多尿や頻尿でαGIみたいにメカニズムは良くとも使いにくいものでなければ良いのですけれども。特に高齢の方に)
とは云え、乞うご期待ってところですね。
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忙中閑なし

2011年10月08日 01時42分23秒 | スキー・自転車・糖尿・メタボリック
みなさん、DM学会近畿地方会の準備出来ました?

わたしはまだです(~_~;)



演題登録してから3ヶ月も経つと積み重ねて来たデータ内容が変わってしまうので微妙に結果が変わってしまうことがママありますよね。んまあ…いざとなれば発表時にアブストラクトと違ってすみませんと断るつもりです。
けっこう面白いことになって来てます。データ取りの醍醐味です。酥です(え?)。
もともとDPP-4阻害薬は目的は同じでも手段(構造)が全然違うので、どういう作用の違いがあるかいまいち判っていない。相手を倒すには空手がいいのか、中国拳法がいいのか、ボクシングがいいのか?そんな印象を受けます。

地方会前に某勉強会で一題発表するので、皆さんのお知恵拝借して、再度整理しなおし勉強しなおし予行演習てところです。
でもこの連休はちょっとデータ触りたくないなあ。あたまからっぽにして屋外で身体動かそうと思います。

ちなみに演題はDPP-4阻害薬の『シタグリプチンVSビルダグリプチン、ガチンコ勝負です!』
ってそんなカジュアルな演題名なワケないですけど。
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