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またしても自民党議員に金銭スキャンダル

2016-03-02 21:06:27 | 安倍政権・自民党議員の問題行動
 またしても、自民党議員に金銭問題がもちあがった。
 北海道選出の前田一男衆院議員の政治団体「前翔会」が、政治活動費から公演チケット代や百貨店の商品券代などを支出していたという問題が報じられている。「前翔会」は、「不適切な処理だった」として報告書を訂正し、支出を削除したという。
 当ブログでは、少し前に安倍政権・自民党の金銭スキャンダルを網羅的に紹介した(「安倍政権、悪行の軌跡:金権体質」参照)が、この体質は相変わらずということだろう。
 ところで、その金銭スキャンダル一覧だが、近ごろ去年の新聞記事などを読み返していて一つ書き損ねていたものを見つけたので、ついでにここで書いておきたい。

 問題となったのは森山農水大臣の選挙区支部である。
 この人は鹿児島選出の自民党議員だが、談合がバレて県から指名停止措置を受けていた建設会社10社から、3年にわたって計700万円ほどの寄付を受けていたというのだ。去年の10月ごろこの問題が発覚して、森山氏は倫理的に問題があることを認めて、全額返金したそうだ。
 この一、二年ほどの間に発覚した自民党議員の金銭スキャンダルの数々からすれば、この程度のことは取るに足りないものと見えてしまうかもしれないが、そのあたりの感覚がマヒさせられてしまってはいけない。このような利権政治が安倍自民党の本質であることを、有権者はしっかりと胸に刻んで、選挙で落とし前をつけさせる責任がある。

 また、自民党の金銭スキャンダルのなかでも特に注目を集めた甘利問題だが、この疑獄に関しても追跡報道が続いている。それらによると、はじめはゼロだった補償費が秘書との接触後に増額されていったという証言が出てくるなど、いよいよ甘利氏側が本格的にこの件に関与していた疑いが濃厚になってきている。この件も、今後しっかりその推移を注視していく必要があるだろう。


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