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福岡でも広がる安保法案反対の声

2015-07-26 20:53:46 | 政治・経済
 安保関連法案の衆院強行採決から10日以上が経つが、依然として反対の声は衰えをみせていない。参院での審議入りを控えて、全国各地で連日デモが行われている。
 しかし、これらのデモは最近あまり報道されていないように思う。
 これは、テレビ局側が「デモを大きくとりあげるとなにかいわれるかもしれない」と考えて萎縮しているということもあるのかもしれないが、単に扱いきれなくなっているだけということもおそらくはある。つまり、連日のようにデモが繰り広げられているために、ある意味でそれが「日常的」なできごとになっていて、ニュースバリューがないということだ。それはすなわち、それだけ抗議の声が世間に満ち溢れているということなわけだが、しかしそれでメディアでの報道が減るというのは好ましい事態ではない。
 デモというのは、本質的に“見せる”行為である。これだけの抗議が起きていますよ、これだけ多くの人が反対の声をあげていますよ、というのを見せるのが目的であるから、人知れずひっそりとやっても仕方がない。その光景を広く世の中に見聞きしてもらう必要がある。マスメディアで報道されないと、その場に居合わせた人にしか見てもらえないわけで、そうなると効果も減じてしまう。
 となると、デモの参加者が自らの手で情報を発信していく必要があるだろう。いまの時代誰でも発信者になれるのだから、マスメディアが扱わないのなら、個人でやるしかない。
 そういうわけで、私も自分の地元である福岡近辺の抗議活動をここで報告したい。

 私の把握する範囲では、福岡で安保法案反対の動きが活発化しはじめたのは衆院での強行採決後である。
 福岡市中心部にある天神の警固(けご)公園で19日に抗議集会が行われ、その集会では400人が集まったという。その三日後、22日に行われた抗議集会には700人が集まった。下の画像はその様子である。



 警固公園では今日もまた集会が行われ、台風が近づいているせいもあってか参加者はそれほど多くなかったものの、それでも100人を超える人が集まった。また、私はその場にいなかったが、同じ場所で昼にも抗議行動が行われていたらしい。下の画像は、夕方に行われた集会の模様。ちなみに、右奥に見える黄色い旗は、およそ40年ぶりに引っ張り出されたという「べ平連」の旗である。



 さらに、今日は福岡県南部の久留米市でも集会が行われたようだ。また今後の話としては、福岡では29日、30日にも比較的規模の大きい抗議行動が予定されている。そのほか、小規模なものも含めれば、ほとんど毎日のようにどこかでなんらかの活動が行われているという状況である。

 このように福岡でも日増しに安保法案反対の声が拡大しているが、もちろん福岡だけでなく、この動きは、日本全国で広がりつつある。今日は、東京での国会包囲行動はもちろんのこと、私が把握できただけでも、北海道、青森、岩手、茨城、神奈川、静岡、新潟、滋賀、大阪、兵庫、岡山、香川、島根など全国各地で抗議行動が行われていたようだ。これらの活動に参加して声をあげている方々に敬意を表するとともに、今後も安部政権の暴走が続く限り抗議し続けていくことをあらためて宣言したい。


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