自民党の告別式から一ヶ月が経った。
自民党の政治家たちは、自分たちがもう死んでしまったことにも気づかずに、相変わらず国民の声を無視し続けている。辺野古の工事は、埋め立て承認を取り消されても法廷で争っている間に作ってしまうといい、かつては断固反対といっていたTPPにも大筋合意。下着盗んだっていいじゃない、自民党議員だもの--とでもいいたげな様子である。
いっぽう、安保法案反対運動を行っていた各種団体は、次のステージにむけて再スタートを切り始めている。
福岡では、参院での強行採決から一ヶ月となるこの節目の日に、天神や小倉での学生団体によるスタンディングアピールが行われている。また、今日の昼ごろには「9条の会」などが大橋でスタンディングアピールを行っているとのこと。
天神では、採決以前から行われていた「戦争に反対する女たち」による火曜日、「戦争法を廃止する会」による木曜日のスタンディングも依然として継続中であり、18日には「廃止する会」によるデモも行われたようだ。また10月の21日には「戦争への道を許さない福岡県フォーラム」による集会があり、25日には、FYM、「ママの会」など複数の団体が集結しての集会もある――など、行動予定は目白押しとなっている(もちろん、ここに書いた以外の行動もある)。
そして、当然ながら、こうした動きは福岡だけのものではない。
お隣の佐賀県では、10月の11日に若者の新たな団体が結成された。安保法の成立で反対運動が終息するどころか、むしろ新しい団体が生まれているのである。これで、私の知る限り、九州では大分をのぞくすべての県に若者の政治団体が作られたことになる(私が知らないだけで、もしかしたら大分にもあるのかもしれない。そうだったら、ごめんなさい)。
一方、既存の若者団体も、もちろん活動を止めてはいない。
長崎のN-DOVEは、12日に、国会閉会後初となる集会を開いている。宮崎のSULもまた、16日に、やはり国会閉会後初となるミーティングを行い、仕切りなおしで動き始めたようだ。そして、同じ16日に、熊本では「若者憲法カフェ」という取り組みが行われた。これは、熊本で活動する団体WDWのメンバーが企画した勉強会で、弁護士を講師に招いて、憲法について学習するというものである。WDWは、ほかの団体とも合同で今月末に「ハロウィーンデモ」を予定しているという。
地元の九州の動きをさらってみるだけでも、これだけ各地でさまざまな行動が行われている。全国規模で考えれば、さらに多くの動きがあることだろう。18日に渋谷で行われた街宣、さらに19日の国会前行動はとりわけ大きなものだが、地方も決して負けてはいないのだ。
たしかに、参加人数だけをみれば、全体的にみるとデモの規模は縮小しているかもしれない。だが、これは必ずしも反対行動自体の沈静化を意味しているものではないだろう。むしろ、「若者憲法カフェ」といった取り組みからも見てとれるように、これまでの「路上の意思表示」から、理論闘争に移行していっているということではないか。
ともかくも、この一連の流れは、あきらかにかつての安保闘争とはちがう。通ってしまえばそれで終わりという“逃げ得”を許さない――そういう強い意志が感じられる。これを粘り強く続けていけば、自公政権を来夏の参院選で過半数割れに追い込むことは決して不可能ではない。安倍政権の暴走を止めるために、この動きを確実に継続していこう。
自民党の政治家たちは、自分たちがもう死んでしまったことにも気づかずに、相変わらず国民の声を無視し続けている。辺野古の工事は、埋め立て承認を取り消されても法廷で争っている間に作ってしまうといい、かつては断固反対といっていたTPPにも大筋合意。下着盗んだっていいじゃない、自民党議員だもの--とでもいいたげな様子である。
いっぽう、安保法案反対運動を行っていた各種団体は、次のステージにむけて再スタートを切り始めている。
福岡では、参院での強行採決から一ヶ月となるこの節目の日に、天神や小倉での学生団体によるスタンディングアピールが行われている。また、今日の昼ごろには「9条の会」などが大橋でスタンディングアピールを行っているとのこと。
天神では、採決以前から行われていた「戦争に反対する女たち」による火曜日、「戦争法を廃止する会」による木曜日のスタンディングも依然として継続中であり、18日には「廃止する会」によるデモも行われたようだ。また10月の21日には「戦争への道を許さない福岡県フォーラム」による集会があり、25日には、FYM、「ママの会」など複数の団体が集結しての集会もある――など、行動予定は目白押しとなっている(もちろん、ここに書いた以外の行動もある)。
そして、当然ながら、こうした動きは福岡だけのものではない。
お隣の佐賀県では、10月の11日に若者の新たな団体が結成された。安保法の成立で反対運動が終息するどころか、むしろ新しい団体が生まれているのである。これで、私の知る限り、九州では大分をのぞくすべての県に若者の政治団体が作られたことになる(私が知らないだけで、もしかしたら大分にもあるのかもしれない。そうだったら、ごめんなさい)。
一方、既存の若者団体も、もちろん活動を止めてはいない。
長崎のN-DOVEは、12日に、国会閉会後初となる集会を開いている。宮崎のSULもまた、16日に、やはり国会閉会後初となるミーティングを行い、仕切りなおしで動き始めたようだ。そして、同じ16日に、熊本では「若者憲法カフェ」という取り組みが行われた。これは、熊本で活動する団体WDWのメンバーが企画した勉強会で、弁護士を講師に招いて、憲法について学習するというものである。WDWは、ほかの団体とも合同で今月末に「ハロウィーンデモ」を予定しているという。
地元の九州の動きをさらってみるだけでも、これだけ各地でさまざまな行動が行われている。全国規模で考えれば、さらに多くの動きがあることだろう。18日に渋谷で行われた街宣、さらに19日の国会前行動はとりわけ大きなものだが、地方も決して負けてはいないのだ。
たしかに、参加人数だけをみれば、全体的にみるとデモの規模は縮小しているかもしれない。だが、これは必ずしも反対行動自体の沈静化を意味しているものではないだろう。むしろ、「若者憲法カフェ」といった取り組みからも見てとれるように、これまでの「路上の意思表示」から、理論闘争に移行していっているということではないか。
ともかくも、この一連の流れは、あきらかにかつての安保闘争とはちがう。通ってしまえばそれで終わりという“逃げ得”を許さない――そういう強い意志が感じられる。これを粘り強く続けていけば、自公政権を来夏の参院選で過半数割れに追い込むことは決して不可能ではない。安倍政権の暴走を止めるために、この動きを確実に継続していこう。