トウダイグサ科タイワンアブラギリ属の「ナンヨウザクラ(南洋桜)」。“桜”の名前が付くがサクラとは無関係。キューバ原産の常緑小低木で、赤い花がいかにも南国らしい。葉の形がバイオリンに似ているために「テイキンザクラ(提琴桜)」とも呼ばれている。これは海洋博公園のもの。
2年前、ホノルルで見たことがあったのですぐに名前がわかった「レッドジンジャー(Red Ginger)」。ショウガ科ハナミョウガ属の常緑多年草で、ソロモン諸島やニューカレドニア原産で太平洋諸島に広く分布している。
ヒルガオ科アサガオガラクサ属の「エボルブルス(Evolvulus)」。南北アメリカ原産で、鉢花として好まれているようだ。花径は3センチほどで「アメリカンブルー(American blue)」とも呼ばれる。
トウダイグサ科エノキグサ属の「ベニヒモノキ(紅紐の木)」。名前の通り赤くて紐のような花穂が垂れ下がっている。インドやマレー半島が原産で日本には明治末期に渡来した。同じ仲間のエノキグサは、多摩ニュータウンの道端で良く見られる雑草だが、その花序の形は色や長さはともかく、何となくベニヒモノキに通じるものがある。
マメ科ハリエンジュ属の「ニセアカシア(贋あかしあ)」。あたりに芳香を漂わせ雑木林の頭上の開花に気付かされる。冬にはユニークな葉痕顔を楽しんでいるが、純白の花が初夏の光を浴びてとても美しい。