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ウメガサソウ・5~清水入緑地

 清水入緑地の林内に咲いている「ウメガサソウ(梅笠草)」。ツツジ科(←イチヤクソウ科)イチヤクソウ属の常緑低木で、背丈はわずか6~7センチ。当地でウメガサソウを初めて見たのはここ清水入緑地で、その時は希少種にずいぶん喜んだ。その後、柳沢の池公園、長池公園、大平公園、上柚木公園などにも生育することがわかり、当地では希少感がやや薄れている。
 さて今日、東京オリンピック2020チケットの当選発表があった。私は開会式、閉会式に加え、陸上、体操、柔道、サッカーなどの決勝戦を中心に合計100万円を超える申し込みをしたが、結果は全部ハズレ。まあ予想はしていたものの残念ではある。次のチャンスに期待しよう。マラソンをコース途中で観戦するならチケット不要だが、一瞬で過ぎてしまうので、あれはやはりテレビ観戦が良い。そう言えば自転車ロードレースは、東京都調布市の“武蔵野の森公園”をスタートして、わが街、南大沢の“多摩ニュータウン通り”を走り、富士スピードウェイに至る男子234キロ、女子137キロのコースになっている。これなら家の近くでタダで見られる。
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ヤブサンザシ・1~若い果実

 スグリ科(←ユキノシタ科)スグリ属の「ヤブサンザシ(藪山査子)」。4月に面白い形の花を咲かせるが、過去の記事を調べてみると花をまだ撮っていなかった。来春は忘れないようにしよう。写真は花後の若い果実で秋に赤く熟す。ちなみにサンザシトキワサンザシはバラ科で全く違う仲間になる。
 さて植物分類でのユキノシタ科やスグリ科についても確認しておこう。新エングラー体系でのユキノシタ科は、双子葉植物で雌蕊が合生心皮となり主に子房上位の比較的原始的で特徴の無い構造の植物が集められたが、見るからに多様な分類群が含まれており、その単系統性には疑いが持たれていた。そのためクロンキスト体系では木本植物からなるアジサイやズイナの仲間がユキノシタ科から分けられた。
 APG体系ではこれらを更に進め、主に草本植物の群からウメバチソウ属を分離しニシキギ科に移した。またタコノアシ属を科として独立させ、木本植物は、既に分けられていたアジサイ科を残し、旧スグリ科はスグリ科とズイナ科に分解された。ユキノシタ科に残ったものはチダケサシ属、ネコノメソウ属、チャルメルソウ属、ヤグルマソウ属、ユキノシタ属、ズダヤクシュ属などになる。またアジサイ科にはクサアジサイ属、ギンバイソウ属、ウツギ属、アジサイ属、キレンゲショウマ属、バイカウツギ属、バイカアマチャ属、イワガラミ属などがある。
(伊藤元己・井鷺裕司著『新しい植物分類体系 APGでみる日本の植物』より一部引用)
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