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ニリンソウ・1~庭

 キンポウゲ科イチリンソウ属の「ニリンソウ(二輪草)」。これは拙庭で種から育てたもので3月25日に開花した。ニリンソウもセツブンソウと同じように1年目の子葉は1枚だけの切れ目の無い丸い葉だが、2年目には切れ目のある葉になり、3~4年目に花を咲かせる。セツブンソウと同じようにこの庭で小さな群生になってくれることを夢見ている。
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ヒノキ

 ヒノキ科ヒノキ属の「ヒノキ(檜・桧)」。写真は雄花で3月中旬から咲き始め4月中旬まで花粉を飛ばす。スギの花粉の飛散がようやく下火になったと思ったら、次はヒノキの花粉が襲い掛かるので、両方の花粉に敏感な方々には辛い季節がもうしばらく続く。ヒノキは日本と台湾のみに分布しており、高級建材として重宝されている。特に“檜風呂”は日本人の憧れでその香りにはとても癒される。写真でわかるが、ヒノキの気孔帯はY字をしており、X字の気孔帯のサワラ(椹)と区別できる。
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ソメイヨシノ・2~庭

 靖国神社の標本木は3月17日に開花し、1週間後の24日に満開宣言となった。今年の冬はかなり冷え込んたため“休眠打破”が上手く行われ、その後、暖かい日が続いたので蕾が順調に育っていったようだ。東京の満開は1953年の統計開始以来、2002年の3月21日、2013年の3月22日に次ぐ3番目の早さとなった。
 写真は拙庭の「ソメイヨシノ(染井吉野)」。去年は3月30日に開花したが、今年は3月23日で1週間早かった。この樹は17年前にここに新居を構えた時に幼木を植えたものだが、その後、あっという間に大きくなり、時々、伸び過ぎた枝を切っている。“桜切るバカ、梅切らぬバカ”ではあるが、小さな庭では剪定は止むを得ない。いつもは脚立を使って高枝バサミで切るのだが、それでも届かず電線まで伸びてしまったので、今回は植木屋さんにお願いして強剪定してもらった。そのため今年は花数がごくわずかでとても寂しい姿。来年に期待しよう。ソメイヨシノはバラ科サクラ属の落葉高木。
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奮闘記・12~37th多摩ロードレース

 万葉の頃、多摩川の右岸一帯に横に伸びる丘陵地を“多摩の横山”と呼んでいた。昭和30年代から始まった多摩ニュータウン開発でかなりの部分が宅地化されたがその一部を“よこやまの道”として整備し昔日の面影を残している。その道にほぼ並行して幹線道路が作られているが、今日はその幹線道路を走る“多摩ロードレース”。私は2014年に初めて参加し今回が4回目の出場になる。
 以前も紹介したことがあるが、この大会について以下に説明しておきたい。この大会は昭和56年(1981年)に多摩市制施行10周年記念事業として開催され、第1回大会では1952年ヘルシンキ五輪三冠王(5,000m、10,000m、マラソン)の人間機関車・ザトペック氏が走っている。ザトペック氏が58歳で来日した際、『どうしてもムラコソと一緒に走りたい。彼は私を陸上競技の道に進ませてくれた憧れの人だ。』と希望した。村社耕平氏は1936年ベルリン五輪の5,000m、10,000mで力走しともに4位入賞を果たしたが、その当時13歳だったザトペック氏はこの姿に感銘を受けたと語っている。これを聞いた村社氏はその時75歳になられていたが、出場を快諾しザトペック氏と共に5キロを走った。感激したザトペック氏は『今日は我が人生で一番幸福な日』と語ったというエピソードが残っている。
 コースはスタート・ゴールの多摩市立陸上競技場だけが平らで、それ以外は強烈なアップダウンが連続する丘陵地のタフなコース。去年は冷たい雨でカミサンにたしなめられて棄権したが、今日は4月の陽気で気温は20℃を超え、アップダウンに加えて暑さとの戦いになった。結果は54分13秒で1キロ当たりは5分25秒。1キロ毎のラップは、5分28秒、5分08秒、5分14秒、5分31秒、5分30秒、5分31秒、5分38秒、5分36秒、5分26秒、5分11秒。コースの途中では春霞の先に遠く富士山や白馬の雪形も見え、苦しさをしばし忘れさせてくれた。[(c)allsports.jp]
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カタクリ・1~小山田端自然公園

 ユリ科カタクリ属「カタクリ(片栗)」。ここ小山田端自然公園の一画にある保護区(公園面積は約2.1haで、カタクリなどの保護区は約3千㎡)では、毎年3月下旬の土日2日間だけゲートが開かれ観察することができる。ここは以前はカタクリの自生地だったが、昭和40年代のニュータウン計画で開発されることになっていた。それを地元の方々が長年に亘って保全を働きかけてきたお陰で、平成16年に小山田端自然公園として発足し、維持管理や植生調査などが続けられている。開発予定地になった頃は、放置された林にアズマネザサ(東根笹)が繁り、カタクリや林床の植物がほとんど見られなくなっていたが、保全が決まり、アズマネザサが刈られ、林床に陽が当たるようになると、カタクリや在来の植物が蘇ってきたという。年によっては開園日に開花が遅れたり雨が降ったりして十分な開花が見られないことがあるが、今年はここ数日暖かい日が続き、花弁が跳ね上がった満開のカタクリを見ることができた。
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