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キブシ・1~雌花序

 小山内裏公園駐車場付近の林縁に生えている「キブシ(木五倍子)」。キブシ科キブシ属の落葉低木で雌雄異株。写真は雌株で雌花序の小さな花の中に雌蕊だけが確認できる。キブシの雌花序は雄花序に比べてやや短く、また少し緑色掛かって見えるので、遠くに見つけた時に雌花か雄花かを予想してから近づいている。当地での公園や緑地で多く見られる樹だが、どちらかといえば雄株のほうが多いように思える。
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ヒサカキ

 南大沢東緑地で見られる「ヒサカキ(姫榊)」。サカキ科(←ツバキ科)ヒサカキ属の常緑小低木で雌雄異株。花弁は5枚で色は淡黄色のものと写真のような紅色のものがあり、これを「ベニヒサカキ(紅姫榊)」として区別することもあるようだ。花径は4~5ミリで枝にびっしりと並んでいるが下向きに咲くために常緑の葉に隠れていることが多い。しかしあたりに漂うガス臭で開花に気付かされる。
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シロバナカタクリ

 2年振りに見ることができた「シロバナカタクリ(白花片栗)」。シロバナカタクリは色素を失ったアルビノ種で数万本に1本程度の珍しい個体とのこと。その珍しさから各地で盗掘が絶えないようなので念のためこの場所の記載はやめておこう。花弁の模様まで真っ白というわけではない。シロバナカタクリはユリ科カタクリ属の多年草。
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ガマズミ・3~芽吹き

 長池公園で見られる「ガマズミ(鎌酸実・莢迷)」。ガマズミ科(←レンプクソウ科←スイカズラ科)ガマズミ属の落葉低木で、初夏に純白の花を咲かせる。写真は葉が開く直前の様子だが、この新芽をじっと見ていると、童話に出てくるようなお爺さんの顔に見えてくる。ガマズミには葉痕にも顔があった
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コブシ・1~早春

 早春に純白の花を枝いっぱいに咲かせる「コブシ(辛夷)」。モクレン科モクレン属の落葉高木で、都心の社宅に住んでいた若い頃は植物知識が無く、千昌夫さんの『北国の春』を聴いて、コブシは東京など暖地では見られない樹だろうと勝手に思い込んでいた。ところが17年前に当地に新居を構えて近くの公園や緑地を歩くと、コブシの樹があちこちで見られ、認識を新たにしたもの。それから毎年春にはこの純白の花を見るのが楽しみになっている。中には、その樹皮が人の顔のようになっている樹があり大笑いしたこともあった。

『北国の春』
作詞:いではく 作曲:遠藤実 歌:千昌夫 昭和52年
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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