アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第236回目「ユージン、首に気をつけろ!」1月17日
アレクサンダーテクニークの基本概念は首を固めないこと、縮めないことであります。そういうと逆に首をストレッチで伸ばそうとする人がいるわけですが、それはアレクサンダーではありません。「何もしないけど、とにかく首を縮めるのはいけませんよ」というのが、初めの一歩なんです。
首を固めて縮めるクセは日常生活で、多くの人に見られます。PCユーザー、ミュージシャン、アスリート、武術家にダンサー、そしてヨガの実践者にもあります。
首を縮ませても、それなりのパフォーマンスができる人もいますが、体には悪い影響を与えるのは明らかですし、また見栄えも良くありません。
孔雀のマユーラアサナで比較してみましょう。
1)これが首を縮めたマユーラです。馬のたづなを引っ張っているようなもんです。するとブレーキとアクセルを同時に踏むようなもんですね。これではプライマリーコントロールはうまく作動できません。せっかくのヨガも、やればやるほど健康を損なうことになるでしょう。
2)それでこの悪い反応はマユーラアサナで体が浮上したときに表れたのかというと、そうではないようです。スタンバイの姿勢時に既に始まっているんです。
ということはヨガ以前に日常生活でもそうしたクセが頻繁にあるということですね。
3)首に気をつけてマユーラアサナをやりましょう。
4)するとプライマリーコントロールが働いて体はバーンと一直線に伸びます。
お茶の時間です。ピンクフロイドの「ユージン、斧に気をつけろ」でも聴きながら一休みしましょう。
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司
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