「TOKYOオリンピック物語」 を読みました。(小学館 1,800円)
1964年に開かれた東京オリンピックですが、この本は選手の活躍を描いたものではありません。
オリンピックのシンボルマーク、ポスターをデザインしたグラフィックデザイナー、亀倉雄策
世界から集まった選手たちに、10000食を越える選手村の食事を作った帝国ホテルの料理長、村上信夫
記録映画「東京オリンピック」で選手たちの姿を追った映画監督、市川崑はじめ400名のキャメラマンたち。
など、言ってみればオリンピックを支えた人たちを描いたものです。
彼らは特別手当というものはほとんど無く、期間中は「お国のため」という気持だけで徹夜、残業で
仕事をこなしました。日本中が熱かった頃です。
オリンピックの公式ポスターです。これらをデザインしたのが、亀倉雄策です。