ちょっと長いタイトルですが、予約してた本が入りました。
「別れの何が悲しいのですかと、三國 連太郎は言った」 (宇都宮 直子 1,400円 中央公論新社)
三國 連太郎さんのそばで家族同様に仕事してきた、作者ならではのエピソードです。
個性的で存在感のある俳優さんでした。
主役は思い出せなくても、ワキの三國 連太郎さんは覚えてる映画もあります。
私は「飢餓海峡」の強盗放火殺人犯・犬飼 太吉役が好きですね。
三人目の奥さまが有りながら、文学座の新人女優、太地 喜和子さんとの不倫も、この頃でしたか。
「荷車の歌」の茂市役も、忘れられません。
若い頃、老け役をするため前歯を九本抜いたのも、三國 連太郎さんです。
「医者として健全な歯を抜くなんて、出来ません」と言う医師を、なかば脅して抜いたそうです。
そんな俳優さんは、今はいません。
日本を代表する俳優さんでしたね。
写真は資料