ちょっと遅くなりましたが、映画「三銃士・王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」を見ました。
フランスの片田舎の若者・ダルタニアンがパリに出て、有名な三銃士と共に国を守るために戦うと言う、
アレクサンドル・デュマの「三銃士」の映画化です。(もう5-6回目の映画化でしょう)
今回は美男、美女を集めて、迫力のある映像を特殊撮影を使って見せるという、大冒険活劇アトラクションムービーです。
「パイレーツ」を断ってこちらに出演した、男前のオーランドブルームが、ワル役を楽しそうに演じてます。
「決戦は空へ」のコピー通り、クライマックスは飛行船同士の撃ち合いや、クラクラする屋根の上の決闘です。
だらだら長い大作映画の多いこの頃、上映時間110分にまとめたポール・アンダーソン監督に星☆☆ふたつです。
あの終わり方ですから、きっと続きが来るでしょうね。
あの終わり方…って、どんな終わり方や、と気になる人は映画館へ行ってみましょう。
私の方は「1911」と「新少林寺」観てきました。両作品ともにジャッキーチェンが出ておりますが、ジャッキーでなくてもいいのに・・・と思いました。(新少林寺はゲスト)「1911」は革命に生きる孫文と仲間達のお話。「新少林寺」は1982年作のリメイクかと思いきや、あくまでも架空のお話。当時「少林寺」を見たときはハツラツとしたジェットリーの笑顔と、本物の少林武術の凄さに圧倒されましたが、今回はワイヤーワークが多用されていて残念です。これは香港映画ではなく中国映画。大陸向けに制作され、資本も中国。もう純粋なガヤガヤした香港映画は観れないのかと不安になります。ジャッキーも最後には我慢できなかったのか、封印していたアクションが見れます。やはりそのシーンだけはだけはパッと華がありますね。残念ながら辛口の評価です。次回作は「ベストキッド2」と待望の香港映画「サンダーアーム3」アジアの鷹シリーズ第三弾。楽しみです。香港映画といえば先日ミスターブーシリーズの次男坊・リッキーホイが亡くなりましたね。私が好きな香港映画黄金時代のスターが次々に引退していくのは寂しいです。
デュマの三銃士とはいえ原作とは全く関係ないですね。
丁度イアン・フレミングのボンドシリーズが途中から
題名頂戴だけの映画になったのと同じですね。
荒唐無稽などと野暮は言いますまい。
双葉十三郎風に言えば80点近い(星四つ)一級の娯楽作品だと思います。
よく解ります。でも、これはこれで有りなんですね。双葉さんのお名前も懐かしいです。
これからも映画批評、期待しております。
よろしくお願いします。
リーを正道とすると、好みではありませんでしたが、「少林寺」のリーリンチェイは第三の新しい波を感じました。残念ながらその後、アメリカに行ったせいか、続きませんでしたが「新少林寺」はてっきりリメイクと思ってました。
YAMAさんの言うようにがやがやした、猥雑な香港映画をまた観たいものです。